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大人旅×ゴルフ「十和田湖を旅する13年後のアイツたち」

レンタカーを借りよう。BGMなんか要らない。気の置けない仲間だったら、近況報告で十分だ。幸運なことに隣席に女性がいたら運転には気をつけよう。慣れない山道ドライブ。カーブはドライビングテクニックの要だ。旅行に行く前に、箱根まで彼女と行って練習。月島では車なんか使わないからね。


Kossy@FINEDAYS

冷涼な気候を求めて東北へ。目的地は十和田湖周辺。東北新幹線、青森駅から国道103号線を使って南へ。1時間半あまりの山道ドライブ。雄大な八甲田山を見よう。青森から十和田湖に入る者だけが楽しめる景色だ。
この旅の拠点は奥入瀬渓谷にある奥入瀬 森のホテルにとる。爽快な吹き抜けロビー、森の中に佇むようなカフェ。スタンダードツインのゆったりとした室内。猿倉温泉から引く露天風呂が自慢のホテルだ。


TANAKA Juuyoh (田中十洋)

荷物を置いて少し休憩したら日が暮れないうちに奥入瀬渓谷へ行こう。あなたを癒してくれる森の妖精が待っているのだから。

アイアンが下手なオレは、5番のショートホールで。ダイは6番ミドルで池につかまった。レギュラーティから300Y近く飛ばして池に一直線。日に当たらないようにカートに乗っているナオトはずっと笑ってた。ジュンは後の組で回っている女性3人組が気になっているようだった。

八甲田ビューカントリークラブは、八甲田山を望む27ホールを備える。十和田湖コースは9ホールのうち6ホールに池があるレイアウト。名前に偽りのない徹底したこだわりが魅力だ。広々としたフェアウエイ。フラットなレイアウトは丘陵コースにいることを忘れさせてくれる。ラウンドが終わったら温泉を楽しもう。普段の疲れもまとめて洗い流せるはずだ。

朝4時にダイがみんなをたたき起こした。朝が早い仕事のヤツは頼りになる。医者になったジュンがナオトの体調を慎重にチェックする。「テツロー、お前が運転しろよ」とダイがオレに車の鍵を渡す。「お前が、ナオトに十和田湖の朝日を見せようっていったんだからな」。

TANAKA Juuyoh

「やっぱすっげーな」とダイがガキのような声を出す。「もうTEENじゃないんだぜ」とジュンがクールに言う。しばらく十和田湖の朝日をみんなで眺めた。
「いつかまた来ようぜ」とナオトが言った。すぐに「当然だろ!」とみんなで声をそろえた。

14歳の少年四人を描いた『4TEEN』(新潮文庫)の第一作を石田衣良が小説新潮に発表したのは1999年。直木賞受賞の日本の『スタンド・バイ・ミー』として今も少年たちの手にこの本がある。そして、あれから13年。27歳になったであろう彼らは、お互いを大切に想いあってこんな旅をしているに違いない。大人になった少年たちは、たぶんゴルフバックを担いでいる。だってゴルフは何時間もみんなで笑顔でいられるスポーツなのだから。

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