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18年の時を超えて・・・復活!「MASTERキートン」


『YAWARA!』『20世紀少年』など名作を出した日本の漫画界の巨星、浦沢直樹。
なかでも傑出の作品となったのが、『MONSTER』(1994年~2001年)。東西統一前後のドイツ、チェコスロバキア(当時)を舞台に苛烈な環境下で育ち、「狂気の殺人者となった少年」の過去と現在を、少年を追う日本人医師からの視点で描いたこの作品は、手塚治虫文化賞を受賞。漫画界に輝く金字塔となった。

浦沢作品の系譜の中で、この『MONSTER』の前段に位置する作品がある。それが『MASTERキートン』(1988年~1994年)である。主人公、平賀=キートン・太一はロイズ保険組合の調査員(オプ)として、世界各地を飛び回り、依頼を受けた内容の調査、探索を行う。その過程で描かれた物語のほぼすべてが短編として収められている。「アザミの紋章」(スコットランドの歴史)、「穏やかな死」(北アイルランド紛争)、「シャトー・ラジョンシュ1944」(第二次世界大戦下の南フランス)など読み手の世界観を広げ、アカデミックな知識をもつことによって手に出来るエンターテインメントが存在することを多くの読者に知らしめた。

連載終了から18年・・・。今春、ビックコミックオリジナルにおいて、前作から20年後という設定で、『MASTERキートン Reマスター』の連載が開始(不定期連載、次回は5月)された。老眼鏡をかけて書物を読む主人公。52歳となった浦沢は、自身の身体の感覚を活かし、この年齢となった作者しか描けない新たな世界観を私たちに見せてくれることだろう。(文中敬称略)

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