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「プロのカタチ!~形態は機能に従う~」森田理香子プロに学ぶ、美しき「機能」④

プロのカタチ

 

プロゴルファーの形態に注目し、その機能を読み解く新シリーズ、第2シーズンは、森田理香子プロのスイングに着目し、その「美しき機能」に迫る。

 

前回は、森田プロの特長である高いトップについて、お話させていただいた。(前回の内容はこちら

 

今回は、短いアプローチショットに組み込まれた森田プロのスイングの「機能」についてお話します。シリーズ最終回の前編です。

 

◆短いアプローチショットに組み込まれた森田プロのスイングの「機能」(前編)

 

距離の短いアプローチショットで気をつけたいのは、ダフリでしょう。ラフでもない場所でも、起こってしまうダフり。それを避けるための基本的な考え方として、

 

まずはフェースを開くまたは、開き気味ショットをするという基本を理解します。

 

(1)開いたフェースのメリット

 

短いアプローチショットでは、出来る限りフェースを開いて打ちましょう。アイアンやウエッジなどのクラブを使ったショットのミスは、リーディングエッジが芝と過剰にふれることで発生します。フェースを開くことで、リーディングエッジが浮き、ソールが芝と触れやすくすることで、クラブが滑りやすくなります。

 

(2)クラブは鋭角に入れる

 

開いたフェースのメリットをより強化するためにもクラブは鋭角に入れていきます。理由は、フェースは開いているので、クラブは鋭角に入るほうが、リーディングエッジの浮いた状態を保ちやすいのです。そのためには、手首をしっかり折ってコックをしながら、クラブを上げていきます。

 PK4

(3)開いたフェースは閉じる

 

ただ、開いたフェースは閉じなければなりません。理由は、開いたままのフェースで打つとボールは右に大きく出てしまいます。「フェースは閉じないといけない」この意識は案外厄介な問題を引き起こします。

 

(4)閉じる意識がもたらす影響

 

フェースを閉じようとする意識が高いと手打ちで打ってしまいやすくなります。また、手首をこねて閉じようとする意識がうまれやすくなります。手首をこねてよいことが無いのは、他のショット同様です。

 

(5)森田プロはどうしているのか?

 

この問題を森田プロはどのように解決しているのでしょうか?後半はその点に焦点を当てていきます。

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