ゴルフのリクツ!! パターを知り、パッティング上手に!④後半
後半は、ライ角を正しくセットすることで得られるメリットについてお話します。 ライ角を正しくセットすることで、2つのずれを防止することができます。
①目線のずれの防止
ライ角を正しくセットすることで、ボールとの距離が毎回一定に保たれます。 ライ角どおりにセットすれば、自然と手の位置が決まり、結果としてしっかりしたアドレスを再現できます。
はじめは、ボールを目線の真下に置きます。ボールとの距離が最短距離になり、もっとも正確なボールとの位置関係をとることができます。
②フェースのずれの防止
ライ角を正しくセットして構えるとこによって、フェースの位置がまっすぐに安定しやすくなります。 ①で目線が一定化することで、ずれているか、ずれていないかをしっかりと見極めやすくなる。
はじめのうちは、まっすぐなフェースラインに沿ってにティなどを置いてまっすぐなフェースラインのイメージを叩き込みましょう。
そうすることで、正しい位置からのズレを発見しやすくなります。
パターには、ロフト角もあるので、フェースラインをまっすぐにすることは簡単ではないのです。アップライトに構えるとフェースは左に向きやすくなります。
その結果、引っかけが出やすくなる。
このフェースのずれ自体は、それほど大きな影響をあたえないのですが、「引っかけやすい」という結果を意識することで、それを修正する動きが加わる。それがスイングを乱す原因になりやすいのです。
それならば、正しくフェース面を合わせたほうが得です。
ぜひ、これからはライ角を意識してアドレスをとってください。
今シリーズは、パターの構造からアプローチしてきました。パターは感覚が影響を与えるクラブですが、その一方でクラブの特性を理解することが置き去りにされがち。
パターの持つ機能を理解して、正しいスイングを身につけていきましょう。