連載第2回、くりかえしてうまくなる。DRILLのツボ!
効果的な練習を繰り返して、上達を目指す、
新連載「くりかえしてうまくなる。DRILLのツボ!」。
最初のテーマはパットのドリルをご紹介しています。
前回、「2mパット」のドリルをご紹介しています。前回の内容はこちら。
上達と問題点の発見をもたらす「2mパット」のドリル。心の壁を打ち破ることも目的としています。
今回は、その「2mパット」が入らないゴルファー向けのドリルです。
2mパットが入らない。
これは、深刻な問題が隠れている可能性があります。
その深刻な問題とは、
フェースが閉じすぎているもしれない。
ということです。ゴルファーのタイプによっては、開きすぎているかもしれません。
パッティングにおいて、議論になるのは、ストロークの問題ですが、それ以上にフェースがまっすぐになっているかどうかは、より重要です。
たとえ、正しいストロークをしていても、フェースが開閉していれば、パットはうまくいきません。
そして、さらに問題なのが、自分のフェースが開閉しているかが、自分ではわかりにくいことなのです。
第三者に横から見てもらってフェースを見てもらえればいいのですが、なかなかそれは難しい。
今回は、フェースをまっすぐにするドリルをご紹介します。
まず、ボールをセットし、目標方向の50cmのところにボールをおきます。ボールを10球程度うちます。すべてボールが当たるかどうかをチェックします。
All in the Concentration_MG_5894 / Kool Cats Photography over 2 Million Views
ここで、何球か前方のボールに当たらない場合は、フェースはかなりずれています。
そのときは、フェースのずれを意識しながら、すべてのボールが当たるまでくりかえします。
ボールをセットしたときのセルフイメージの段階でフェースがずれていることが多いので、それを「きちんと前方のボールが当たるかどうか」を判断材料にして、修正をかけるのです。
そしてずれを修正しながらボールの位置を1mまで伸ばして、正しいフェースの位置を決めていくのです。
ボールが左にずれる場合は、閉じる傾向にあり、右ずれる場合は、開く傾向にあります。
多くのゴルファーは閉じすぎていますので、イメージより開き気味にする意識を持ちながら自分の正しいフェースの位置のイメージを確立してほしいと思います。