世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,16 ウォルター・ヘーゲン
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第16回は、
「ピアニストのタッチと、金庫破りのデリケートさを持った男」
ウォルター・ヘーゲン
私は1ラウンドに3つか4つのミスをするものと、
あらかじめ覚悟している。
それゆえにミスをしてもくさらないのだ。
(出典:ゴルフ名言集)
★Walter Hagen(ウォルター・ヘーゲン)
出身:アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェスター
生年月日:1892年12月21日
没年月日:1969年10月5日(76歳没)
画像:Wikipedia
ウォルター・ヘーゲンは、競技ゴルフを確立し、ゴルフの地位を高めたと表される往年の名選手のひとりです。同時代にプレーしたボビー・ジョーンズが生涯アマチュアを貫いたのに対して、ヘーゲンはプロゴルファーとしてキャリアを送りました。
ヘーゲンは、全英オープンを4回、全米オープンを2回、全米プロを5回制覇し、ゴルフ史上に大きく名を残すことになりました。彼のメジャー11勝は、ジャック・ニクラウスが1973年にメジャー12勝目を挙げるまで44年間の長きにわたってトップの記録でした。(2006年の全米プロゴルフ選手権でタイガー・ウッズがメジャー大会「12勝目」を挙げたことにより、現在ヘーゲンの通算「11勝」は歴代3位)
プロスポーツ選手として、生涯に100万ドル以上を稼ぎ、ツアーだけで生計を立てた最初のプレーヤーと言われています。また、ヘーゲンは単にプロゴルファーとして大活躍しただけでなく、大変なオシャレでも知られていました。真っ白なロールスロイスに真っ白なタキシード姿で現れることもしばしばで、フェアウエーにファッションを持ち込んだ最初のゴルファーとも言われています。
1969年10月5日に76歳で逝去。1974年に世界ゴルフ殿堂入り。1999年に創始された世界ゴルフ選手権の第1戦、「アクセンチュア・マッチプレー選手権」の優勝カップには、彼の名前を冠した「ウォルター・ヘーゲン・カップ」の名前がついています。