世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,37 片山晋呉
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第37回は、
生涯獲得賞金は20億円超え!
ゴルフ界きっての理論派。
★片山晋呉
出身:茨城県下館市(現・筑西市)
生年月日:1973年1月31日(49歳)
ショートウッドはミドルアイアンのように振れ
ぼくは、ショートウッドをフェアウェイウッドとは思っていない。ミドルアイアンだと思って、そのようにスイングしている。
22歳でプロになってからも、飽くなき探究心で、ゴルフのモチベーションをキープし続けている片山さん。2020年には、YouTubeチャンネルも開設され、賞金王の経験や理論に基づいて、レッスン動画を配信されています。
2歳半でゴルフに興味を持ち始め、中学時代にジュニア大会優勝。
ゴルフの名門・水城高校に通いながらナショナルチームにも所属。
日本大学へ進み、日本アマやマッチプレー、3年時の1993年には『日本オープン』3位、グローイング競技(現チャレンジ競技)の『水戸グリーンオープン』優勝などアマ33勝のタイトルを獲得。プロ転向後は米国でミニツアーに参戦するなどし、初シード獲得は3年目の97年。
翌年春に胸部椎間板ヘルニアの手術を受け、復帰が危ぶまれていたが、6月にツアーに戻ると8月の『サンコーグランドサマー』で初優勝を飾った。
’00年には最大で約6504万円差をつけられていたが、土壇場で4戦3勝をマークして大逆転で初の年間5勝を挙げて賞金王に輝き、04年、05年、06年、と賞金王を重ね、07年の『日本ゴルフツアー選手権』で日本タイトル4冠も達成した。
08年『日本オープン』でツアー25勝に到達し遂に悲願の史上7人目の永久シード選手となり、08年度の賞金王にも輝きこの年は青木功に並ぶ歴代2位、通算5度目の賞金王にも輝いた。ゴルフ界きっての理論派であり、早くからショートウッドを採り入れるなど、合理的なクラブ選びや高い技術でパワー不足を補って海外でも活躍。
01年『全米プロ』では2日目に首位に並ぶなどして4位に入り、09年には『マスターズ』でも4位に食い込んでいる。
08年以降は優勝から遠ざかっていたが、13年の『コカ・コーラ東海クラシック』で5年ぶりの優勝。
14年は『カシオワールドオープン』で最終日に65をマークして4位から逆転。杉原輝雄と並ぶ歴代6位、そして15年『三井住友太平洋VISAマスターズ』優勝とツアー通算29勝目を挙げた。
引用:片山晋呉 公式サイト