世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,48 チック・エヴァンス
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第48回は、
生涯アマチュアにこだわり続けたレジェンド
★チック・エヴァンス
Chick Evans
出身:アメリカ合衆国・イリノイ州シカゴ
生年月日:1890年7月18日
没年月日:1979年11月6日(享年89歳)
フォワード・プレスは、いわばスイングに反動または、はずみをつける
一種の起動力の役割をなすもので、スイングの一部である。
画像:Wikipedia
チック・エヴァンスは1910年代~50年代に活躍したアメリカのアマチュアゴルファーです。
幼少期に、キャディのアルバイトでゴルフを覚え、16歳でシカゴジュニア優勝、次の年も連覇。1916年に全米オープンと全米アマの両方で優勝。1920年も再び全米アマに勝つが、その頃から深刻なイップスに陥り、勝てなくなってしまいます。全米オープンと全米アマの両方で優勝同一年にこの2つのタイトルを取ったのは、ボビー・ジョーンズがいるのみであり、もしチック・エヴァンスが、イップスにならなければ何勝したか分からないとさえいわれています。
チック・エバンズは、ゴルフのキャリアに加えて、資格のあるキャディに大学の奨学金を提供する「エヴァンス・スカラーズ財団」を設立したことでも知られています。慈善事業と併せて、全米アマに50回も連続出場を続けていたことなども含め、アマチュアの鑑と称えられています。
1960年、エヴァンスは、ゴルフにおける傑出したスポーツマンシップで功績を残したとし、米国ゴルフ協会から与えられる最高の栄誉である「ボブ・ジョーンズ賞」に選ばれました。アマチュアながら、世界ゴルフ殿堂入りも果たしています。