世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,54 ダイ・リース
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第54回は、
ウェールズの偉大なるゴルファー
★ダイ・リース(デビッド・ジェームズ・リース)
Charles Blair Macdonald
出身:ウェールズ
生年月日:1913年3月31日
没年月日:1983年11月15日
非常に早いバックスイングをするものに
一流のプレーヤーはいない。
クラブヘッドのスピードは必要だが
バックスイングのときには、まだその必要はないのだ。
ウェールズのフォンティガリー生まれのリースは、ウェールズの偉大なゴルファーの一人であり、ライダーカップのヒーローと言われています。
ダイ・リースは、ゴルフ一家に生まれ、ゴルフにどっぷり浸かって成長します。s彼の父親はクラブのプロで、母親はレイズゴルフクラブのクラブ管理人でした。彼がゴルフについて覚えている一番古いことは、5歳の時のことです。リースがクラブチャンピオンのパッティング練習を見ていると、打ってみないかと誘われたのです。驚いたことに、5歳の彼はパットに成功。その後、彼は初めてプレーしたホールではボギーだったものの、確かに、伸びしろたっぷりの才能があったのです。
リースのキャリアは1930年代から1960年代にかけて続きました。小柄だったリースは、身長を補うように肉体的、精神的な強さを身につけました。彼は全英プロゴルフ選手権で 四度優勝し、全英オープンでは、優勝こそないものの、 三度準優勝し、「全英オープンで優勝したことのない最高のゴルファー」と称賛されています。
リースの栄光の瞬間は 1957 年にやってきます。ライダー カップ チームのキャプテンを務め、22 年ぶりにヨーロッパにタイトルを持ち帰ったときでした。彼は国民的有名人となり、1958年にCBE(大英帝国勲章)を授与され、年間最優秀スポーツマンに選ばれました。リースは合計 9 回のライダーカップに出場しています。
リースは生涯ゴルフを続け、1976 年に R&A(英国ゴルフ協会)の名誉会員になりました。アーセナル FC の熱心なサポーターであったリースは、サッカーの試合の帰りに車を事故に遭いました。彼は、事故の後遺症から回復することなく、数か月後に70歳で亡くなりました。