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冬に多い製品事故。【カセットコンロを安全に使うために】

多くの家庭で使用されているカセットコンロ。新型コロナの感染拡大防止に伴い、今年は特に需要が伸びているということです。インドアでもアウトドアでも大変便利な必需品ですが、誤った使い方で思わぬ事故につながることをどのくらい知っていますか? 冬は特にお鍋料理の頻度が増す分、製品事故の報告数も増えています。手軽に使える身近な製品だけに。使用上の注意を今一度振り返りましょう。

 

 

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画像:iStock

 

 


カセットこんろの事故

 

 

(1)カセットボンベの「切り欠き」が正しく装着されていないままカセットこんろを使用したため、ガスが漏れてカセットこんろから発火。

 

 

(2)カセットこんろで五徳を収納(裏返し)したまま使用。カセットこんろとフライパンが接触状態で加熱され、カセットこんろ全体が過熱してカセットボンベが破裂。

 

 

(3)ガスこんろのグリル排気口にカセットこんろを置いたままグリルを使用したため、カセットボンベが過熱されて爆発。

 

 

(4)IH調理器の上にカセットこんろを置いて、誤ってIH調理器を作動させてしまったため、カセットこんろが加熱されて破裂。引火して火災に至る。

 

 

(5)大きな鍋や鉄板などの調理器がカセットボンベの上を覆うような状態で使用。容器カバー内が高温となり破裂。

 

 

(6)台所のガスこんろを使用している側で、カセットボンベに穴を開け、内部のガスを抜いていたところ、ガスこんろの火が引火し、やけどを負った。

 

 

 


Youtube / nite official

 

ガスボンベを正しく取り付けずに、ガスが漏れてこんろの火で燃えてしまった事故の再現映像 (独)製品評価技術基盤機構 https://www.nite.go.jp/ NITE公式 https://twitter.com/NITE_JP

 

 

 

事故を防ぐために

 

 

◎カセットボンベが正しく装着されている状態で使用しましょう。

 

◎カセットこんろに適合したカセットボンベ、調理器具を使用しましょう。

 

◎五徳を逆さにしたり、外したままにせず、正しい位置に取り付けて使用しましょう。

 

◎ストーブなどの熱源の近くに置かないようにしましょう。

 

◎IH調理器具やガスこんろの上に置くのは絶対にやめましょう

 

◎火気のそばでボンベに穴を開けるような行為は絶対に行なわないようにしましょう。

 

◎カセットボンベは最後まで使い切ってから廃棄しましょう。

 

 

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  • 出典:
    nite 独立行政法人製品評価技術基盤機構(ナイト)

     

     

     

    さらにこんな使い方は危険です!

     

    石綿やセラミック付魚焼き器や焼き網、陶板プレートなどの蓄熱性のあるものは使用しないでください。カセットボンベが過熱し、爆発などのおそれがあります。

     

     

    カセットこんろを2台以上並べて使用しないでください。
    熱がこもりやすくなり、カセットボンベが過熱、爆発することがあります。

     

     

    テント内ではガスランタン、アウトドア用こんろ、カセットこんろなどを使用しないでください。テントや車内などで使用すると、一酸化炭素(CO)中毒や酸欠になる場合があります。屋外であっても狭い空間では換気にご注意ください。

     

     

    こんろの周囲に家具や壁、カーテンなどの引火物や可燃物、熱を遮るようなものから15cm以上離してご使用ください。可燃物に引火したり、カセットボンベが過熱し、爆発することがあります。

     

     

     

    経年劣化

     

     

    古いカセットこんろ(10年が目安)を使用している場合、ガス漏れなどの事故が発生する危険性があります。製造年月日を確認して安全性、機能性のアップしている新しいカセットこんろへの買い換えを検討しましょう。

     

    また、カセットボンベにサビが発生している場合はその部分からのガス漏れの無い事を確認してできるだけ早めにお使いください。
    (ボンベには製造年月日が記載されています)

     

     

    出典
    nite 独立行政法人 製品評価技術基盤機構(ナイト)
    一般社団法人 日本ガス石油機器工業会

     

     

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