新しい生活様式に乗じた不審な“なりすまし”、詐欺にご注意ください。
感染拡大を予防する「新しい生活様式」として在宅やオンライン利用等が増えると、これに乗じた商品の送り付けや詐欺の電話・メール、インターネット通販のトラブル等が増える懸念があります。不審ななりすましや勧誘に注意するよう消費者庁が呼びかけています。
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「おかしいな」と思った時、トラブルの相談は
【消費者ホットライン188(いやや!)】
不審に思った場合やトラブルにあった場合は、消費者ホットライン188(いやや!)にご相談ください。
また、2月15日(月)から、独立行政法人国民生活センターでは「新型コロナワクチン詐欺 消費者ホットライン(0120-797-188)」を開設し、通話料無料でワクチン詐欺に関する相談を受け付けることとしました。
感染リスクが高まる「5つの場面」の回避が必要です。 また、巣ごもり消費に乗じた悪質商法等が増える 懸念があります。以下のような事例が発生しています。くれぐれもご注意ください。
■新型コロナワクチンに便乗した詐欺
新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種のために必要とかたり、金銭や個人情報をだましとろうとする電話に関する相談が消費生活センターへ寄せられています。新型コロナウイルスに便乗した悪質な勧誘を行う業者には耳を貸さないようにしましょう。
⇒市区町村等が、ワクチン接種のために金銭や個人情報を電話・メールで求めることはありません。
★国民生活センター「新型コロナワクチン詐欺 消費者ホットライン」
相談受付時間:10時~16時(土曜、日曜、祝日を含む)
フリーダイヤル:0120-797-188
■行政機関等の“なりすまし”
コロナ関連の給付金に必要だとして金銭をだまし取ろうとする「給付金詐欺」 や、金融機関や大手企業を名乗りメールで登録情報の変更を促して個人情報を 聞きだそうとする「フィッシング詐欺」が発生しています。
⇒電話・メールの差出人を十分確認しましょう。
行政機関の職員を名乗る、行政から委託されたという業者などからの怪しい電話や訪問、心当たりのない送信元からの怪しいメール・SMS、SNSなど、怪しい・おかしいと思うものには反応しないようにしましょう。
■身に覚えのない商品の送り付け
身に覚えのないマスク等の商品が送り付けられるトラブルが発生しています。
⇒慌てて事業者に連絡したりせず、使用せずに保管し、 14日間経ってから処分しましょう。
■インターネット通販トラブル
「インターネットで注文した商品が届かない」「お試しと思ったら定期購入 だった」等のトラブルが発生しています。不正に個人情報を抜き取る悪質な 偽ショッピングサイトもあります。
⇒サイトのURLや規約等を十分確認しましょう。
インターネットを使ったなりすましや詐欺は、IDやパスワードを盗み取るために、本物と非常によく似た類似のサイトへと誘導しようとします。そのため、ID・パスワードを入力するときには、正規のサイトかどうかをしっかりと確認したうえで入力することがポイントです。
WebブラウザのGoogle Chromeでサイトにアクセスした場合、「保護された通信|https://」と表示されているものは比較的信用できるサイトと判断してよいでしょう。逆に、「保護されていない通信、または危険」と表示されているサイトにはアクセスしないよう注意しましょう。
■SNSを通じた悪質商法トラブル
「コロナの影響で収入が減ったので、副業を探し、情報商材を購入したが だまされた」といった相談があります。
⇒SNSを通じたもうけ話にはご用心。
■コロナへの予防効果を標ぼうする不当表示
現時点では、新型コロナウイルスの予防商品に客観性・合理性は確認されて いません。
不審に思った場合や、トラブルにあった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。今後、新たな手口の勧誘が行われる可能性があります。少しでもおかしいと感じたら早めにご相談ください。
なりすましの被害に遭わないためにも、自分の身を守るため、どのような手口があるのか知っておくことが大切です。ご家族で話し合っておくことも大事です。
【消費者ホットライン188】
電話番号局番なし188
※お近くの市区町村や都道府県の消費生活センター等の消費生活相談窓口をご案内いたします。(土曜、日曜、祝日を含む)
→郵便番号の入力で最寄りの消費生活センターにつながります。