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【お役立ちコラム】夏休みのレジャーその前に!《その1/水難編》

【お役立ちコラム】

 

もうすぐ夏休みがやってきます!

暑い季節ということで海・川・プールなどの機会も増えますね。

 

しかし、どんなに注意し万全を尽くしていても、意外なところに危険は潜んでいます。

 

予測ができない自然環境や、子どもの行動など…盲点はどこにあるのでしょうか?

 

今回は海・川・プールなど水に親しむ季節に
起こりやすい事故への注意点をご紹介します。

 

 


★★★

 

水辺の事故は重大事故になりやすく、
特に子どもの水難事故の大半が河川で起きている。

 

平成28年(2016年)のデータによると、
全国で発生した水難は1,505件、水難に遭った人の数は1,742人。
そのうちおよそ半数にあたる816人が、
亡くなったり行方不明となったりしています。

 

しかも7、8月のわずか2か月間での事故件数617件、水難者742人、
うち死者・行方不明者計309人と、
いかに夏のレジャーシーズンに水難事故が多いかがわかります。

 

また、子供(中学生以下)の死者・行方不明者を場所別にみると、
1位が「河川」で全体の64.5%、次いで「湖沼池」9.7%、
「用水路」9.7%、「プール」 9.7%、「海」6.5%となり、
事故の大半は河川で起きています。

 

 

iStock:The child who plays with water

 

こうした水の事故を防ぐためには、
どんなところに注意したらよいのでしょうか?

 

 

1.「川」

必ずしも遊泳を目的としない「川辺のレジャー」

 

夏になると野外でのバーベキューは盛んになり、
涼しい川辺は気持ちも良く、人気が高まります。

 

また川辺に住む水生動植物の観察や採取、釣りなど、レジャーを兼ねた
夏休みの課題クリアを目的に訪れることもあるでしょう。

 

どんなに浅瀬で気軽に遊べそうな所でも、地形がわかっていなかったり、
直前の豪雨などで増水していたりと変化があり、
水難事故に繋がりやすい危険があります。
絶対に子ども一人だけで遊ばせてはいけません。

 

 

iStock:River

 


①出かける前に、天候を必ずチェック

・今日晴れていても、昨日の雨で増水しているかもしれません。
・今晴れていても、午後からゲリラ豪雨が襲ってくるかもしれません。

 

 

②警告・看板を無視しない
・流れが速い、急な深みがある所には、危険を示す看板があります。
 川の地形は複雑です。見た目で判断したり、根拠のない自信・過信は禁物です。
・中州や河原も危険地帯になることがあります。
 急な増水で水没したり、取り残されて逃げ道がなくなる危険があります。

 

 

iStock:Take photo in light nature in candid shot

 

③天候変化のサインを見逃さない
・雷が聞こえた時、雨が降り出した時、上流の方に黒い雲が見えた時、
 流木やゴミが流れている時 このような変化に気づいたら、直ぐに避難しましょう。
・豪雨や台風の時には、川には近づいてはいけません。
 川の水位はあっという間に上昇し、破壊的なパワーに増大することがあります。
 また天候が治っていても、悪天候の直後の河川は危険です。

 

 

iStock:The Petrelius river, Khibiny, Russia

 

 

2.「海」

解放的リゾート気分に浸れる「海のレジャー」

 

灼熱の太陽が降り注ぐ中、海へ出かけると
気持ちも解放的になり、ビールも美味しい!

でも、酔って悪ふざけはもってのほか。
無謀な行為や、ちょっとした気の緩みが水難事故に繋がります。

 

子どもづれの場合、目を離さないようにし、
もちろん海でも子どもひとりで遊ばせてはいけません。

釣りに行く場合はライフジャケットを身につけ、
岩場では、滑ったり転落の恐れがあるような危険な場所は避けましょう。

 

 

①健康状態が悪い時や、飲酒した時は海に入らない。

・日差しも強く、それだけでも体力が奪われる夏。
 睡眠不足や疲労を感じる時に、遊泳や釣りなどを行うと、
 体に一層負担がかかり、事故に繋がりやすくなります。

・水分をこまめに摂って、木陰で休憩するなど、いつも以上に心がけましょう。

 

②天候が悪い時には、海に出ない。

・河川同様、天候チェックは必ず行い、海が荒れていたら中止と割り切りましょう。
 天気だけでなく、泳いでいる最中に引き潮が来ると、
 あっという間に沖へ流されてしまうことがあります。
 満潮・干潮の時間を調べるなと、念には念を入れましょう。

 

 

iStock:Beautiful storm Baltic sea in Sunny summer’s day

 

③遊泳禁止の場所で遊ばない

・海の深さ、水温が変化する所、岸に近くても流れの激しい所、
 また水中に藻が茂っていて、絡まっ ている所など、
 危険な所に「遊泳禁止」の看板があります。

 一見穏やかな海に見えて、人も少ないので、
 気をつければいいやなどど、くれぐれも思わないようにしましょう。

 

 

iStock:No Swimming Warning Flag on public place in Kata beach phuket ,Thailand on beach blurry background

 

④子どもから目を離さない
「ちゃんと言い聞かせたのに。」では済みません。

 

・混雑した夏休みのビーチでは、子どもから目を離さないようにしましょう。
 親御さんも楽しみたいところではありますが、
 日光浴をしながらパラソルの下での居眠り、
 飲み物を買いに行っている間など、何が起こるかわかりません。
 ちょっとした隙に迷子になってしまい、危険な場所に近づいてしまうかも。

・一緒に浅瀬で遊んでいても、ちょっとした隙に転倒してしまうと、
 一瞬で溺れることがあります。

 

泳げない小さな子には必ず、
浮き輪、アームリング、パドルジャンパーなどを装着しましょう。

 

 

Yuri afraid of the sea / emrank

 

 

3. ビニールプールでも

 

河川・海の水難事故防止についての注意事項でしたが、
小さなお子さんの場合、たとえ自宅のビニールプールでも
事故が起きてしまうことがあります。

 

プールで遊ばせているから大丈夫と、お母さんがスマホに夢中になったり、
ご近所のママ友とおしゃべりにしている間など、
滑って転んでしまったり、うつ伏せで足をバタバタさせている間に
大量に水を飲んでしまったという事故の事例もあります。

 

 

iStock:Little girl bathes in inflatable pool in the country

 

夏休みの体験が、お子さまにとって心も体もたくましく育て、楽しい思い出となりますように!

 

参考:政府広報オンライン

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