クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~file.7
「クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~」は、「分析力」「戦略力」を高めることでスコアアップを目指します。数字を管理することは、ゴルフが上達すること。上達のための情報管理、分析、戦略のマネジメントを提案させていただきます。
今回の議題「ラウンドの記録から未来を拓く~その1~」
記録され、系統別に分類されたあなたのラウンドの記録。これは、あなたの未来を拓く大きな手がかりだ。誰のものでもないあなたの情報だからこそ、最短の上達への道がここから生まれる。では、どのようにその道筋をつけていけばよいのだろうか。「ラウンドの記録から未来を拓く」シリーズでは、このことをテーマとする。
下の図に基づいてお話しする。
myゴルフノートに記録され、分類された反省点。ここから、解決案を出す方法論について考えたい。今回は、考え方の雛形をお話しする。
― ステップ1~複数の解決案をだそう~ ―
分類された反省点から、解決すべきテーマが決まったら解決案を出していこう。そこで、注意すべきことは複数のアイデアを出すことである。解決すべきアイデアは、多ければ多いほどよい。理由は、解決の視野を広げることにある。単一の解決案だと、独りよがりのアイデアに固執することにもなりかねない。まずは、思いつくだけ解決案を出してみよう。
― ステップ2~項目別に達成の見積もりを出そう~ ―
複数上がってきたアイデア。もちろんすべて実行できるわけではない。そこで、絞込みの作業が必要になる。その際に必要な事は判断基準である。図には、時間、お金、難易度を挙げている。図ではA→B→Cの順にやさしくなるという基準にしている。解決案Aは、時間、お金がかかるが、(解決の)難易度はさほど高くはないことになる。
もちろん、これ以外の基準(項目)を設けては分類していってかまわない。
― ステップ3~着手する優先順位をつけよう~ ―
項目別の分類が終わると、おのずと優先順位が見えてくるであろう。図では「解決案B」が一番いいことが見えてくる。時間、お金があまりかからない割には、解決の難易度は低い。まずは、このプランで着手するといいとわかるだろう。ただ、もし解決案Aによって得られるメリットが解決案Bより多く、時間とお金をかける余裕がある場合、解決案Aを採る手もある。
このようにして、複合的な視点で問題の解決に当たってみてほしい。次回は、具体的な解決案をつくる方法をお話したい。
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