ゴルフのキソ!!~基礎基本を徹底!~
Winter golf / dan taylor
モチベーションを維持する。これも実力のひとつである。
冬。ゴルフがアウトドアスポーツである以上、決して避けて通ることのできない問題。それが、季節がもたらす問題である。この時期はどうしてもゴルフへの意識が薄れる時期である。ゴルフはあくまで趣味と考えるならばそれは、それで問題ないだろう。しかし、意識の薄れは上達するという意味ではリスクとなる。これまで練習してきたことの継続性が途切れるからだ。
継続性の途切れ。それは、体を動かさないことによって薄れる身体的な感覚だけを指すのではない。考え方、思考も揺らぐのである。
ゴルフの上達が途上であるとき、ゴルフによって得られる喜びは上級者のそれとは根本的に異なる。得られる喜びが質、量ともにまだ弱いのである。だから、ただゴルフに触れていられるだけで楽しかった時期を過ぎると、上達を実感できるまでの間にどうしても心に隙間が出来てしまう。そして、それが冬の季節と重なると一時的であるにせよ「ゴルフ離れ」を引き起こす危険があるのである。
モチベーションの維持。それは、ゴルフの上達に欠かせぬ条件なのである。
では、どうするか?
シンプルで誰にでもできる方法として、「クラブを握る」ことをすすめたい。
たったそれだけか?と思われるかもしれないが、効果は高いはずである。心と身体はつながっている。クラブを握ったときのグリップ感は、ゴルフをすることのドキドキ感、ワクワク感をよみがえらせるはずだ。クラブが難しければシャフトだけをリビングなどに置き、つねに手元にある状態にしてもいいだろう。グリップ感は、ゴルフの楽しさを知る最初のゲートだ。その感覚を維持することは、必然的にモチベーションの維持につながる。
そこから何が湧き上がるかは、その人次第だろう。素振りをするもよし、練習場にいくもよし。そこからの行動は、何らかの形で上達につながっているはずだ。それがベストの選択である必要は全く無い。ゴルフに触れる時間を継続する。そのことがベストの選択だといえるからだ。
ゴルフの上達したいという気持ちを持ち続ける工夫。それもゴルフの基礎であると私は思うのである。