ゴルフのキソ!!~基礎基本を徹底~
Group Golf Clinic / Aberdeen Proving Ground
ゴルフの上級者には、教えを学んだ人を持っている人が少なくない。人から学ぶということは、いかに重要かということである。
前回は、誰に教えを請うべきか?その問いの答えは、あなたの周囲にいる上級者であるという内容をお話しさせていただいた(前回の内容はこちら)。
その学ぶべき上級者は、あなたとバックグラウンドが似ており、一緒に過ごすことのできる時間が長い人である事が望ましいとも述べた。今回は、上級者からの「学び方」に焦点を当ててみよう。
上級者からの学び方(1)
上達を目指すゴルファーであるあなた。仮に「ドライバーショットでのスライスに悩んでいる」としよう。教えを請う上級者を前にしてどのようなアドバイスのもらい方をするとよいのだろうか?
3つの候補を挙げてみよう。あなたが、「正しい」と思うやり方はどれだろうか?
A スライスで悩んでいることを相談し、アドバイスをもらう。
B 単刀直入にスライスの克服法を尋ねる。
C まずは、ドライバーショットを見てもらう。
結論から言えば、どれも正しいといえるだろう。まずは、アドバイスをお願いできる姿勢が大切だ。プライドが邪魔をして、教えを請う事ができないと、上達はどうしても遅くなってしまう。スライスに悩みがあるならば、AかBのような尋ね方で問題はない。
しかし、より良いやり方としてはCがいいだろう。
なぜか?それは、上級者とはどのような点が優れている人たちなのかということと関係があるからだ。
上級者は、全体の把握と観察力、そして問題の解決能力に長けている人なのだ。ドライバーショットを見てもらえれば、あなたが、スライスの問題を抱えていることを口にしなくても、すぐに把握してもらえるだろう。
このやり方がいいのは、スイングを丁寧に見てもらえれば、どこに問題点があり、何から解決していけばいいかのロードマップを示してもらいやすいからである。たしかに、スライスは問題だがもしそれ以上に優先的に解決すべき課題があれば、当然のことながらそちらのほうが大問題である。その克服に取り組むほうが良い。
自分が気がついていない問題を探してもらう。これは、上級者にお願いしてこそ成せる技なのである。