ゴルフのキソ!~基礎基本を徹底~ 初心者から賢くステップアップ(2)
the golfer / zoetnet
前回から初心者の方にスポットを当てて上達までをサポートするシリーズを展開しています。ゴルフの上手な「学び方」を身につけるにはどのような手順を踏むべきなのか。「学び方」のナビゲーションの役割を果たすことを目的とします。
初心者から賢くステップアップ(2)
初心者だからできること。 前回は、レッスンを受けることと並行して本から学ぶことの重要性をお伝えした(前回の内容はこちら)。 今回は、練習の工夫についてお話ししたい。初心者の強みを生かして、より上手にゴルフを学んで欲しい。
~ボールを打つ楽しさを大切にする練習のすすめ~
ゴルフをはじめたころは、ただボールを打つだけでも楽しいものである。まっすぐ飛ばないとか、飛距離がでないということで悩むことは少ない。ある意味、もっともゴルフを純粋に楽しめるころかもしれない。 ただ、そころは基本をしっかり身につけたい頃でもある。この時期は、ボールを打つ楽しさを味わいながら、基本の型を体に覚えさせる。それを並行してほしい。
そこでお勧めな練習方法なのが、練習場でボールを打つイメージをしながら素振りを数回してボールを打つことである。 Golf professional driving on range / Brisbane City Council 効用は2つある。 ひとつは、純粋に素振りに効果があるということである。多くの上級者は、しっかりと素振りをしてクラブを振り込んだ時期があるものである。地味なトレーニングは上達に避けては通れない。ただ、だからといってそれを愚直にやれる余裕は大半のゴルファーにはない。
だから、素振りを楽しい作業と並行して行う工夫に意味がある。 特に難しい理屈を考える必要は無い。自分が打ちたいボールのイメージをもって素振りをすることである。素振りの数の多さは確実にあなたを上達に導いてくれる。 ただ、素振りだけというのは味気なく、長続きしにくい。楽しく素振りをする工夫が必要だ。だから、練習場でボールを打ちながら素振りを組み込むのである。1球1球ボールを丁寧打つというおまけもついて一石二鳥である。
さらに、大きいメリットがあるのが、イメージをしながら素振りができることだ。もちろん、実際にボールを打てる環境でなくても素振りはできる。しかし、実際にボールを打つ場所でイメージをしながら素振りをし、実際にボールを打つとイメージとのギャップが生じる。そこに、「なぜ?」という疑問が生まれる。その疑問が大切なのである。
問題解決というのは、いかに解決すべき問題が具体的でかつ、解決策を考え続けることができるかに成否がかかっている。イメージを持って素振りをし、実際にボールを打つ。イメージした球筋が確保できなかったときは、その理由を考える機会に恵まれるのは、練習場で素振りをするからである。