ゴルフのリクツ!! パターを知り、パッティング上手に!③
ゴルフのリクツ!!2015年春シーズンは、パターを徹底解剖。パターの構造からみえてくるパッティングのコツまで、パターの特長を理解しましょう。
前回は、パッティングの際の無回転の時間の影響についてお話しています。(前回の内容はこちら)
では、無回転の時間の長短は、どのような理由でおこるのでしょうか?
今回は結論から。
それは、パターのフェースの上部でボールを打っているからです。
なぜそのようなことになるのでしょうか?
ボールの半径は約4cm、一般的なパターのフェースの幅は、2~3cmです。図の上のようにソールを地面につけた場合、ボールの赤道面は、フェースの上部に当たってしまいます。
これが、無回転時間の長さに影響を与えています。つまり、フェースの芯でボールをとられていないことが無回転時間を長くしてしまう原因です。
ゴルファーのイメージとして、フェース面のどこにボールが当たっているかの意識はどうしても希薄になりがちです。
この問題は、そのような着眼点の無さが問題を引き起こしている面があります。
ですので、フェースの芯でボールを打つためには、ソールを地面から約1cm程度浮かせるようにスイングしてください。
(【DRILLのツボ!】では、この1cm浮かせる感覚を身につけて、フェースの芯でボールを打つドリルをご紹介しています)
また、パッティングの軌道がダウンブローになっていませんか?
その場合もフェースの上面でボールを打つ原因となります。
パッティングの軌道は、アッパーブローが原則。しかし、ドライバーのようなアッパーブローのスイングイメージをパッティングでは持つのが難しいですね。
ですから、意識としては、ボールの赤道面のやや下側を打つイメージでボールを見ると良いでしょう。ロフト角もあり、ここにきちんと当て切れれば、自然とアッパーブローの軌道になるはずです。
そうすれば、パターのフェースの上部にあたるリスクは減り、安定して芯で打つことが出来ます。