ショートゲーム・マスターコラム3
013 – Glennis Wootton / Neville Wootton Photography
コラム形式の「ショートゲーム・マスター」。第1シリーズのテーマは、ショートゲームでのボール選び。今回はその第3回目です。
▼スピン系ボールのスピンのかかりやすさ。
前回は、ショート・ゲームでは、スピン系のボールを使う理由をお話しました。(前回の内容はこちら)
今回は、女性ゴルファーのボールの選び方です。
スピン系のボールをショート・ゲームで用いると、ショットの出来、不出来でスピン量に幅がでてしまいやすい欠点があります。
それは、男性ゴルファーは、一定のパワーがあるので、ショットの精度とスピン量に高い相関性があるからです。 ただ、この相関性、女性ゴルファーになるとその関係性が怪しくなります。その理由は、
女性ゴルファーの場合、一般に男性に比べてパワーが落ちるので、男性ほどスピンがかかりにくいという事情があるのです。
▼女性にメリットが多いディスタンス系ボール
女性のパワーの問題をサポートしてくれる有力な道具のひとつは、ボールです。ディスタンス系ボールは、ドライバーショットで力を発揮してくれます。低スピン、高反発により飛距離のサポートを図ってくれます。
ですから、女性はディスタンス系ボールを使いこなせるようにするメリットは大きいといえます。
▼アプローチでもディスタンス系ボールを!
先ほど述べたように、スピン系のボールを使っても、女性ゴルファーは、男性ゴルファーほどはスピンがかかりません。言い換えるとスピン系のボールを使ってもそのメリットを享受しにくいといえます。
ならば、ドライバーでメリットを追求できるディスタンス系ボールを普段使いし、ボールの特性に慣れた方がメリットが多いと思います。
また、スピンがかかりにくいボールのメリットを活かしてキャリーをうまくつかうアプローチの練習をするメリットを追求するのがいいのではないかと思います。
ボールの特性をうまく生かして、アプローチショットを磨いていきましょう!