ダフリとトップの真実!ゴルフ練習場で1分間だけ練習する上達法
ゴルフ歴30年以上のアマチュアシングルプレーヤーで、
クラブチャンピオンの経験を持つ「ゴルフエッグ」さんのブログより
【ダフリとトップの真実!ゴルフ練習場で1分間だけ練習する上達法】
をご紹介します。
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ダフリとトップの真実!
ゴルフ練習場で1分間だけ練習する上達法
あなたは、ダフリでお困りではありませんか?
ダフリを止める練習法がここにあります。でも・・・
この練習をやるときはご注意くださいね^^
ゴルフ練習場では、人工芝のマットの上にゴルフボールを置いて打ちますよね。
人工芝は、天然の芝と比べて滑りやすいため、多少ダフってもボールはちゃんと打てます。
* ダフって:ボールを打つ前に地面を打つこと、ボールの手前をたたくこと。
「ダフリ」「ダフる」「ダフった」ともいう。
ボールが飛ばず、ちょろちょろとひ弱に飛んでいくので「ちょろ」「ちょろった」などともいう。
そのため・・・
「ゴルフ練習場だとナイスショットの連続なのに、
ゴルフコースに出るとなぜかダフリが多いんだよね。」
というゴルフ初心者さんは多いと思います。
これで、お分かりでしょうか^^
実は、それは・・・ゴルフ練習場でもダフっているのです。
ならば、どうしましょう?
そこで、今回のゴルフ上達体感レッスンです\(^^)/
■人工芝マットの次はゴムマットから…
ゴルフ練習場で打つときの足場は、黒いゴムマットになっていたり、
薄い人工芝マットだったりします。
そのゴムマットにゴルフボールを置いて打ってみましょう。
また、人工芝マットが、ただ置かれているタイプならばマットを取り除いて打ってみてもいいですね。
(もちろん、終わったらマットを戻してね^^)
たったこれだけですが、普段とライが違います。
* ライ:ゴルフボールが置かれている地面の状態のこと
ゴルフコースに出れば、平らできれいな場所にボールは止まってくれません。
砂の上だったり、土の上だったり、はがれた芝の跡だったり・・・
スコアが悪ければ悪いほど、ライの悪いところから打つ機会は多くなりますよね。
ならば、初心者はライに左右されない練習をしなくてはいけません。
その練習はいつやるか?
「ゴルフ練習場ででしょう!」
ゴルフクラブには、クラブのリーディングエッジ(写真の赤曲線)と呼ばれる部分があります。
このリーディングエッジがゴルフボールのどこに当たると良いか、ご存知でしょうか?
この写真の①~②の範囲内に斜め上から当たるとナイスショット!ですね。
・②より下(手前)なら、ダフリ
・①より上なら、トップ(ボール)
となります。
* トップ(ボール):ボールが上に上がらず地をはうように飛んでいく打球のこと
「えっ?①なんかに当たったらトップボールになるじゃん」
おっと、あなたはするどいですね^^;
そうですね。
ボールの赤道(青線)より上にリーディングエッジが当たっていますもんね。
でも、斜め上からクラブが打ちおろされているため、
①でも、ボールの中心(青丸)よりも下をリーディングエッジは通ることになります。
もちろん、①で打ったのなら低い弾道の打球にはなりますが
・ボールはトップとはならず
・上に上がるショット
になります。
トップボールになるかどうかの分かれ目は、ボールの赤道面よりも中心点より下か上かです。
・中心点より上を通る→トップになる
・中心点より下を通る→ナイスショットになる
本当のトップは、この↓写真のように下側からリーディングエッジが入ってきて、
斜め上に振りあがるような動きをするときです。
「そうなんだよ。ゴルフエッグさん」
「やっぱりボールを高く打ち上げたいから、下からすくいあげちゃうんだよな~」
わかります。わかります。その気持ち^^
「下からすくいあげるように打てば、打球は上がるだろう」という
勘違いから起こるのが、典型的なトップボール現象ですね。
ゴルフクラブは、フェイス面が斜めになっています。
つまり、すくいあげなくとも打ったボールは上がるようにできています。
それなのに、あなたは「すくい打とうとする」のは、なぜでしょうか?
「そんなこと言ったって、普通の生活なら、上にあげるなら下から打つに決まっているジャン!!」
そうなのです^^あなたは、正常なのです。
普通の日常生活であれば、
・ものを上に上げたいなら、
・下から上へ
に決まってますもんね^^
でも、ゴルフの場合は、
・打球を上げたければ
・「上からたたく」
のです。
ゴルフでは、自分であげようとするのではなく、フェイス面にお任せするのです。
そのために、上から下への軌道で打つのです。
これを「ダウンブローに打つ」といいます。
また、②より下(手前)なら本来のゴルフコースなら、ダフリとなりますが、
ゴルフ練習場ではこのダフリがトップボールになってしまいます。(下写真参考)
ゴルフボールの手前をたたいても、人工芝マットはリーディングエッジ(クラブ)を跳ね返すため、
必然的に、下から斜め上に打ち上げる軌道になります。
そのため手前を叩いたので本当はダフリのはずがトップボールとなるのです。
また、もし跳ね返ったリーディングエッジがボールの中心点より下なら
一応ナイスショットになります(^_^;)
ここも練習場では良いショットが出やすい理由です。
「なるほど、だから練習場とゴルフ場だと違うんだよな~ってよく思うのか!」
そうなのです。
あなたは、あなたの「練習場ショット」にだまされているかもしれないのです^^
ゴルフコースでは、手前をたたくと芝が削られます。
* 削られた芝:ターフ(タフ)といいます。
地球をいくら叩いても、さすがにゴルフボールにはその力は伝わりません^^;
そのため、ボールは飛ばずにゴルファーの手前をころころ力なく転がっていきます。
いわゆる「ちょろ」ですね。
あーなんとみじめな瞬間でしょうか。
これほど、がっくりくる瞬間はありません!
いっぱい経験したゴルフエッグがいうのですから間違いありません^^;
練習場ではトップボール、ゴルフコースではダフリ。
もし、あなたも同じならゴルフ練習場の人工芝マットにだまされているということを認識しましょう。
ゴルフコースでも、若干のダフリは許容範囲です。
地球がリーディングエッジを跳ね返してくれます。
しかし、練習場と違うのはその許容範囲が狭いです。
だからこそ、この↓写真の①~②にリーディングエッジが当たるように打つ練習が必要です。
ゴルフではこれを「ボールをクリーンに打つ」と言います。
打球音が、「カシャン・ダン」と聞こえればOKです。
・カシャン→ボールに当たった音
・ダン→マットをたたいた音
これができると、どのようなライからでもボールが打てるようになります\(^^)/
だって、ボールを一番先に打つのですから、ライは関係ありませんもんね^^
「カシャン・ダン」という「打球音+マット音」のリズムを刻んでみてください^^
・スイングリズム (「メトロノーム」記事と「リズムシンクロ打法」記事参照)
・「カシャン・ダン」リズム(この記事参照)
この二つのリズムを大切にして、リズミカルにゴルフをしましょう^^
■練習時の注意点
クリーンに打てたかどうか、が分かる練習として、
今回のレッスンでは「ゴムマットから打ってみよう」を推奨します。
しかし、注意が必要です!!
人工芝マットだと、衝撃を吸収してくれますが、固いゴムマットではそれがありません。
そのため、ゴムマットにクラブが当たるとその衝撃が手、特に手首に直接きます(^_^;)
ゴルフエッグは、ダウンブロー打ちやゴムマット練習なんかを若いころにやり過ぎて、
右手首がボロボロです。
(へたくそ時代の名残で、お恥ずかしいですが…^^;)
ゴルフ練習場では、数打の練習にしておきましょうね\(^^)/
「こんな練習法もあるんだな」くらいに思って、ちょろっとだけ練習場でやってみてください。
ちょろっとやるだけで、「ちょろ」が直ります。
失礼。べたべたのおやじギャグでした m(_ _)m お試しあれ…
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