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世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,41 ジミー・デマレット

 

 

 

ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言

 

ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?

 

ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。

 

 

 

第41回は、

 

ニックネームは“ワードローブ”
華やか、ポジティブなゴルフ界のエンターテイナー。


ジミー・デマレット Jimmy Demaret)

 

 

出身:アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストン
生年月日:1910年5月10日
没年月日:1983年12月28日(73歳)

 

 


ゴルフでは、ひとつのヒントによって突然当たりがでることがある。
だが、多くの場合、その当たりが長続きしないのは、
そのヒントにあまりにこだわりすぎるからだ。

 

 

 

画像:wikipedia

 

 

 

 

テキサス州ヒューストンで生まれたデマレットは、1947 年のマスターズで優勝し、1948 年の全米オープンでベン ホーガンに次ぐ優勝を果たした名選手です。 1947 年のバードン トロフィーの優勝者であり、1940 年代後半にそのゴルフの際のは頂点に達しました。

 

デマレットは、風の強い時のコントロールに長けていて、風を味方につけるプレースタイルは、練習パートナーであり、よき友人ベン・ホーガンも舌を巻くほどでした。この才能が発揮されたのは、風の強いテキサスで育ったことに起因し、そうした環境で応じて必死に開発されたものと言われています。まさに逆境に立ち向かい、味方につける精神力の強さが、そのままプレースタイルになったという訳です。

 

デマレットは華やかな性格で知られており、トーナメント中に明るい色の服を着ることで、自分らしさをポジティブに表現していきます。その結果、彼は「ワードローブ」というあだ名で知られるようになり、当然女性にも人気がありました。また、彼は非常に優れたバリトンの声とコメディアンとしての才能をも持ち合わせ、ナイトクラブで歌手としても活躍しています。そのエンターティナーとしての才能は、かの有名なテレビ番組ルーシーショーにも出演するほど。性格も生き方も大変華やかなゴルファーだったことが伺えます。

 

デマレットは1983 年に世界ゴルフ殿堂入りを果たし、2000 年には、ゴルフ ダイジェスト誌によって史上最高のゴルファーの 20 位にランクされました。
1983年12月28日、ヒューストンにてジャック・バーク・ジュニアと一緒に設計・製作したコースをドライブするゴルフカートに乗り込む際に倒れ、心臓発作で死亡しました。

 

今回紹介した名言は、ジーン・サラゼンとの共著「ユア・ロング・ゲーム」の中で語られたもの。ある日突然、閃いたように当たりが出ることがあるけれど、しばらくそのやり方を続けていると上手くいかなくなってくる。何事もやりすぎやこだわりが続くとスランプになっていくというもの。やはりゴルフは常に前進していくものだと教えてくれるものです。得たヒントでしばらく上昇したら、こだわりは手放して、また新しい発見があるようゴルフの腕を磨いていきましょう。

 

 

 

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