世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,46 カーチス・ストレンジ
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第46回は、
史上初の100万ドル超プレーヤー
★カーチス・ストレンジ
Curtis Northrup Strange
出身:アメリカ合衆国 バージニア州 ノーフォーク
生年月日:1955年1月30日 (年齢 68歳)
風が吹いたら、いつも追い風のようにスイングすればいい。
カーチス・ストレンジは、アメリカ合衆国 バージニア州 ノーフォーク出身、1980年代のPGAツアーの主要選手の一人。テレビのコメンテーターとしても活躍する殿堂入りのプロゴルファーです。
7歳の時に、地元のカントリークラブを経営していた父親がゴルフを始めさせたのがゴルフ人生の始まりです。
全米オープンに2年連続で優勝し、1986年のデビューから1990年まで200週以上にわたりオフィシャルワールドゴルフランキングのトップ10を維持しました。1985年、1987年、1988年はツアー賞金王になり、また、初めて年間賞金総額が100万ドルを超えたプレーヤーにもなりました。
状況に左右されない正確なショットで勝負強さを見せていたストレンジ。その強さのコツは、風の捉え方にあったのかもしれません。ゴルファーを悩ませる「風」。高く上がるだけだったり、下手すれば戻ってきてしまうことも。しかし、ストレンジは、ゴルフをやる限り多少の風があるのは当たり前。ゴルフは心理戦でもあるので、ならば向かい風も追い風と思って打とうじゃないかという発想をしたんですね。向かい風に対して追い風のように振れれば、ボールに余計なスピンがかからないために、力まず意外に飛んで行くものなのかもしれません。
力では絶対に風には勝てません。そんな日にプレーすることになったら、力を抜いて「おお!よい追い風だ〜」と思い込んで、風を楽しんでみてください。