世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,61 パット・ブラッドリー
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第61回は、
キャリアグランドスラムを達成した3人目の女性ゴルファー
★パット・ブラッドリー
Pat Bradley
出身:マサチューセッツ州ウェストフォード
生年月日:1951年3月24日 (73歳)
プレッシャーは特権である。それをどう活用するかが重要だ。
出典:youtube
United States Golf Association
動画は1981年全米女子の最終ラウンド。24歳の新星ベス・ダニエルに勝利し、
キャリア6回のメジャータイトルのうち、2つ目を獲得した時のブラッドリー。
パット・ブラッドリーは5歳でゴルフを始め、1967年と1969年のニューハンプシャーアマチュア、1972年と1973年のニューイングランドアマチュアで優勝しました。彼女はフロリダ国際大学で大学ゴルフをプレーしたのち、1970年にオールアメリカンに選ばれました。
ブラッドリーは1974年にLPGAツアーに参加し、2年後の1976年ガールトーククラシックで初のLPGAツアータイトルを獲得。1978年に初めて同一シーズンに複数回優勝(3回)し、さらなる80年代に活躍を見せます。1980年(デュモーリアクラシック)と1981年(全米女子オープン)で、初のメジャータイトルを獲得。1986年には、LPGAツアーの4つのメジャーのうち3つ(デュモーリアクラシック、シェブロン選手権、KPMG女子PGA選手権)で優勝し、そのシーズンに初の年間最優秀選手賞とヴァーレトロフィーも獲得しました。
1988年に、ブラッドリーはバセドウ病と診断されますが、不屈の精神で、1995年末までにさらに9回優勝します。通算31回の優勝を果たしたブラッドリーは、1991年に世界ゴルフ殿堂とLPGA殿堂入りを果たし、2018年にはニューハンプシャーゴルフ殿堂入りも果たしました。選手としてだけでなく、指導者としての評価も高い、世界屈指の女子プロゴルファーです。