冬ゴルフ・服装選びのポイント
ゴルフ場は、山の中などに位置しているところも多く、街中よりも気温が低いので、冬のゴルフはとにかく寒さ対策が必要ですね。ただし、ゴルフにはドレスコードもありますから、着込みすぎてマナー違反にならないよう気をつけたいところ。今回は、どのような機能を持ったゴルフウェアを選べば良いのか、選ぶときの注意点を見ていきます。
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- 1. 服装マナー。おさらい
トップスは襟付きシャツ、ズボンはチノパンのような長いスラックス。女子も男子もシャツは必ずズボンの中にインします。帽子あるいはサンバイザーを着用すること。
シューズはゴルフ用のシューズを。特に靴に関しては、芝を傷つけてしまうような金具がついてものはマナー違反となります。
服装でNGとなるのは、Tシャツ・ジーンズ・ジャージ・タンクトップ・そしてゴルフシューズ以外の靴です。女子の場合、ミニスカートNGのゴルフ場もありますので、事前に確認しましょう。
2. 動きやすさを重視
分厚い生地のアウターを着込んでしまうと、腕を上げにくいなど、動きに制限がかかってしまいます。着膨れ状態とならないよう、腕の上げ下げ・体の捻転が問題なくできるか確認して選ぶと良いでしょう。フリースやダウンのベストを活用するのがいいでしょう。モコモコしすぎず、しっかり防寒できる服装を選ぶことが、冬場のゴルフウェアのマナーです。
3. 保温性と吸湿性
運動をしているとき、体からは常に熱が放出されています。ゴルフウェアの保温性は、その熱を外に逃さないように機能し、寒さを防いでくれます。保温性だけ備えているものだと、熱がこもって今度は汗をかくことが考えられますので、加えて吸湿性も備えているウェアを選ぶといいでしょう。
4. 防風素材
寒くなればなるほど、風による体感温度の低下を強く感じるようになります。一般的に、体感温度は風速1mにつき1℃下がると言われています。そもそも気温の低い冬に冷たい風が吹きさらすと、ぐっと寒さが増します。着込めば着膨れになり、動きに制限も出てきますし、寒さでプレーに集中どころではなくなるでしょう。冬のゴルフウェアの選び方で重要なのは、温かいものだけでなく、防風性があるかがとても重要です。軽くて薄いウインドブレーカーが1枚あると便利です。
5. 機能性インナーを活用する
ストレッチ性・発熱機能・保温性・防風性などの機能があるインナーをうまく活用すると、体の熱を外に逃さず、寒い冬の屋外でもゴルフを楽しむことができます。ゴルフ用として販売されているもの以外では、登山用やスキー用のインナーも吸汗速乾性に優れています。動いてプレー中に汗をかいても乾きやすいため、濡れた下着で体を冷やすことがありません。
上半身用だけでなく、下半身も機能性インナーを身につけ、女子はスカートの下、男子はズボン下として使い、足元からの冷えも対策しておきましょう。
6. 小物を上手く使う
首、手首、足首などの「首」と付く部分には太い血管のあるところ。3つの「首」を冷やさないようにすると体感温度が下がるのを軽減してくれるので、ネックウォーマー、レッグウォーマー、リストウォーマーなど小物を積極的に使っていきましょう。特に手がかじかんでは、ショットに影響が出ますので、発熱素材のグローブを選んだり、手足に冷えを感じやすい女子は、待っている間、ミトンなどで手が冷えないようにしておくといいでしょう。
7. これはOK?or NG?
フリース素材→OK
ストレッチ性もあり、動きやすさ、保温性が高いアイテムとして、冬のゴルフでは大活躍です。
フード付きパーカー→NGの場合も
カジュアルなイメージが強いため、ドレスコードが厳しい名門コースと呼ばれるような場所では避けた方が無難です。
ダウンジャケット→OK
モコモコしすぎるのは、運動機能面でもお勧めはしませんが、ダウンジャケットは冬ゴルフの最強アイテムとなります。薄手のダウンジャケットをアウターの下に重ねて、暑くなった場合、着脱で調整できると便利です。
革ジャン→NG
まず、動きにくいのもありますが、スポーツをする場でのレザーアイテムはあまりふさわしいとは言えません。他に迷彩柄など、目立ちすぎる柄物も避けましょう。
8. その他の寒さ対策
寒いと体が縮こまって硬くなってしまい、柔軟性が落ちてきます。寒くても、いつものスイングができるよう準備運動は入念に。
移動や待ち時間のあるゴルフでは、ポケットに使い捨てカイロを忍ばせておくのも有効です。
前半と後半の間の休憩時には、体が温まるようなメニューを選びましょう。コーヒーや紅茶などカフェインが入ったものは、利尿作用がありますので、注意が必要です。
冬ゴルフは、とにかく寒さ対策です。しかし、重ね着や小物使いのコーディネートで、冬らしいファッションを楽しめ、それが話題となることも。体調に気をつけて、寒さに負けず冬ゴルフを楽しんでください!