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熱中症対策②予防上の注意

前回の「熱中症対策①ゴルフウエア・ファッション編」に引き続き、「熱中症対策②予防上の注意」をお送りします。
熱中症対策は、近年の猛暑で誰もが見聞きしたことがあるもと思います。それでも毎年やはり熱中症で救急搬送される例は後を絶ちません。特にゴルファーにとって、炎天下の中のゴルフは、危険との隣り合わせ。ご自分は気をつけていても、一緒にプレーする人の様子がおかしいなということも考えられることです。水分補給にも陥りやすい危険も潜んでいます。大ごとになる前に、今一度、おさらいしておきましょう。

 

 

 

 

 

■熱中症の症状

 

①軽度

めまい、立ちくらみ、汗がとまらない、こむら返りなど

②中等度
頭痛、吐き気、体がだるい、ぼーっとするなど

③重症
意識がない、まっすぐ歩けない、けいれん、体が熱い(高体温)など

 

様子がおかしいと思ったら、無理せずすぐに休息をとって、水分や塩分を補給しましょう。
応急処置については「環境省熱中症環境保健マニュアル」のガイドに沿って対応してください。

 

 

 

■熱中症予防上の注意

 

①普段から運動しているから体力には自信がある→NG
過信は禁物、プレー前日は食事をしっかりとって、十分な睡眠をとるようにしましょう。
プレー前夜の深酒、二日酔いは水分不足以上に危険です。すでに脱水状態になっているという認識でも大袈裟ではありません。下痢をしていたり、熱がある場合は、今回のプレーはあきらめましょう。

 

 

②水分補給
ラウンド前、ラウンド中は1ホール毎に100cc程度、トータルで1000cc〜2000ccの水分を摂りましょう。コーヒーや紅茶、プレーの合間のアルコールは利尿作用があり、避けるべき飲み物です。また真水も大量に摂取すると「水中毒」に陥ることがあるので、少し塩分が入ったもので水分摂取するようにしましょう。

 

 

水中毒(みずちゅうどく、water intoxication)とは、過剰の水分摂取によって生じる中毒症状であり、具体的には低ナトリウム血症や痙攣を生じ、重症では死亡に至る。
(Wikipediaより引用)

 

 

③ペットボトル症候群に注意!!
スポーツドリンクなら何でもいいというのは、ちょっと待って!
喉が渇いている時には、スーッと体に馴染むようにスポーツドリンクはとっても美味しく感じるのですが、スポーツドリンクは、意外にも糖分がすごいのです。熱中症対策!と思ってスポーツドリンクをガブガブ飲むと、「ペットボトル症候群」に陥る危険性もあります。

 

 

ペットボトル症候群ペットボトルしょうこうぐん、英語: PET bottle syndrome)とは、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。 正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。 清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。
(Wikipediaより引用)

 

④体温を調節する
身体の中に熱がこもらないゴルフウエアを選びましょう。(熱中症対策①ゴルフウエア・ファッション編はこちら

身体を冷やすには、首や脇の下、太ももの付け根を冷やすのが効果的です。凍らせた水、保冷剤や氷のうを有効に活用しましょう。
※濡らしたタオルを首に下げる、巻くことは効果的ではありますが、ゴルフ場によっては、マナーとして注意されることがあります。首に巻く場合は、市販されている見た目の良いものを選びましょう。

 

 

氷のうの一例

出典:Amazon

 

ネッククーラーの一例
出典:楽天

 

 

 

以上の点に留意して、一層快適に夏のゴルフを楽しんでくださいね。熱中症対策に併せて、紫外線対策もお忘れなく。

 

 

参考HP

環境省 熱中症予防情報サイト
有馬カントリークラブ

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