連載ゴルフコラム『ヨシダの部屋』Vol.2 ~クラブハウスのお風呂場バトル~
あっという間に1月も終わろうとしていますが、 初打ちの成績はいかがでしたか?
スコアがどうであれ、自然の中でプレーして、 冷え切ったカラダをお風呂に沈めるときの気分は最高ですね。
ちなみに、海外のゴルフコースは簡易シャワー程度のことが多く、アフタープレーのお風呂タイムは日本のゴルフ場ならではの至福。
「西洋のお風呂は事務的で、日本のお風呂は享楽的だ」 と昔の有名な誰かが言っていましたが、 ゴルフ場にも日本の伝統文化が色濃く反映されているのが面白いですね。
今回はそんなお風呂上りのゴルファーたちのお話。
僕の知り合いが先日、ゴルフに行ったときのことです。
お風呂から上がってみると、 一緒に回ったメンバーがちょうど鏡の前にいました。 彼は髪を整えようと、鏡の前に立ちました。全裸のままで。
メンバーの一人が彼のカラダを見ながら、 「筋トレやってるんですか?」 って聞いたのだそうです。
裸になるお風呂場では、男同士でもこのようにイロイロと プレーさながらのバトルが繰り広げられますよね。
彼は男の僕から見ても結構、良いカラダをしており、 筋トレに励んでいるように見られるのですが、特に筋トレはやっていません。
ただし、一つ徹底していることがあります。
それは飲むもの、食べるものの管理。
ゴルフ中、プレーしながら缶チューハイやビールを飲む人も多いけど、 彼は、それをしません。
また、ゴルフへ行く前にコンビニに寄って、 みんながいろいろ買い込むときも、彼はそれをしません。
お昼も、みんな当たり前のようにランチを食べる中、 彼は食べません。 食べたとしてもお腹いっぱい食べることはありません。
食べると、午後からのパフォーマンスが下がるからです。
かなりストイックな人物のようですが、 彼は添加物を極力セーブしているだけのこと。
悪いものは消化も悪く、排泄されないままカラダに残っちゃうことがある。 つまり、余計なお肉は、カラダに残っている排泄物でもある。 「人間の体型を左右するのは、食べたもの。 運動でつくられるわけじゃないんだよね」が彼の持論です。
今年の初打ちのお風呂上り、鏡に映ったあなたのお腹周りはいかがでしたか?
「いやいや、好きなゴルフして、好きなもの食べて、好きなもの飲んで、それがいいんだよ」 という太っ腹な人には、片腹痛い話かもしれませんが、 「腹も身の内」ってこともありますので、どうぞ今年もご自愛ください。
(編集部 yoshida)