世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,3 アーノルド・パーマー
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第3回は、
テレビが普及し始めた時代のスーパースター
アーノルド・ダニエル・パーマー(Arnold Daniel Palmer)
絶対勝つと思ったら、勝つ。
高く昇ろうと思ったら、高いところを思え。
勝つのは、たいがい、勝てると思っている人間だ。
(出典:心の常備薬)
★アーノルド・ダニエル・パーマー(Arnold Daniel Palmer)
出身:ペンシルベニア州ラトローブ出身
1929年9月10日 – 2016年9月25日
アーノルド・パーマーは、クラブプロ兼グリーンキーパーだった父の影響で、7歳の頃からゴルフを始めます。即座に素質を認められ、1954年に全米アマゴルフでデビュー、そのタイトルを獲得すると間もなくプロ入りを表明。翌年にはツアーに参加し、プロゴルファーとしてデビューしました。
パーマーはテレビ時代の最初のスターゴルファーになり、競技スポーツとしてのゴルフを多くの人々に認知させた多大なる貢献者となりました。熱心なファンが非常に多く、パーマーのファンの集団を指して“Arnie’s Army”(アーニーズ・アーミー)と呼ばれるほどでした。
米国PGAツアーでは4度賞金王となり、ジャック・二クラス、ゲーリー・プレーヤーとともにビッグ3を形成。メジャー成績は、マスターズ4勝、全米オープン1勝、全英オープン2勝。パーマーのライバルでもあるニクラウスと並んで全米プロゴルフ選手権37回の最多出場記録を持ち、優勝争いも何度か演じましたが、メジャー大会の中で唯一優勝できなかったため、グランドスラマーとなることはできませんでした。74歳となる2004年にはマスターズに50大会連続で出場し、これは最多連続出場記録となっています。2006年10月のチャンピオンズツアーを最後に、トーナメントから退きました。
逸話としては、飛行機のパイロットとしても有名で、生涯飛行時間は約2万時間。1976年には世界一周を達成していると言います。4色の傘のトレードマークで知られるアパレルブランドは、ゴルフをする人もしない人にもお馴染みで、知らない人はいないほど。昨今の若者にも人気です。ゴルフ普及への功績も大きく、偉大なるスーパースターとして知られています。
2004年にジョージ・W・ブッシュアメリカ大統領より大統領自由勲章を授与されました。 |