世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,6 グレッグ・ノーマン
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第6回は、
“ホワイト・シャーク”のニックネームを持つゴルフ界のスーパースター
Greg Norman (グレッグ・ノーマン)
運というものは自分のプレイで引き寄せるものだ。
不運というものは存在しない。
(出典:ゴルフ綜合研究所)
★Greg Norman (グレッグ・ノーマン)
出身:オーストラリア・クイーンズランド州
1955年2月10日(64歳)
1976年、22才でプロ入り。全盛期にはゴルフ世界ランキング1位を通算「331週」保持、世界各国で合計68勝するなど、当時“世界最強”のゴルファーと呼ばれていました。こんなに強いのにメジャーでなかなか勝てず、土曜日の3日目まで首位に立ちながらの逆転負けが多かったため、いつしか「サタデーグランドスラマー」と揶揄されるほど、全米タイトルには縁がありませんでした。メジャーは1986年と1986年の全英オープンで優勝。現在活躍するオーストラリア出身のプロゴルファーたちにとっては、英雄であり憧れの存在です。
現役時代「不運の男」とも呼ばれた男の名言が、今月のお言葉です。どれだけ辛酸を舐めようと、決して運や自分以外の何かのせいにしない。しなやかな鋼のメンタルは、アグレッシブなプレースタイルにも表れているのではないでしょうか。
ノーマンは、59才の時にチェーンソーの事故で左手を負傷します。インスタグラムにギブスで固定された自らの写真を投稿すると「今日の私は幸運だった。まだ左手は付いている」とキャプションをつけたと言います。
決して不運なのではなく、それだけ経験の機会に恵まれ他のかもしれません。 愚痴をこぼさずポジティブな思考に切り替えた方が苦しくないことをグレッグ・ノーマンは教えてくれているのではないでしょうか。名プレーヤーはメンタルも一流です。