世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,7 尾崎将司
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第7回は、
自己中バッシングを物ともしない華のある名プレイヤー
ジャンボ尾崎
ゴルフは心・技・体ではなく、体・技・心の順なのだ
(出典:みんなのゴルフダイジェスト)
★尾崎 将司(おざき まさし)
出身:徳島県 海部郡
1947年1月24日 (73)
出典:産経WEST
「ジャンボ尾崎」の愛称で親しまれている尾崎 将司は、青木功、中嶋常幸らとともに「AON」と呼ばれ、日本ゴルフの一時代を築きました。
徳島県出身の尾崎 将司は、異色の経歴の持ち主。1964年、徳島海南高校のエースとして春の選抜高校野球大会で優勝。翌年プロ野球・西鉄ライオンズに入団し、3年で退団します。プロ転向は1970年、23才の時でした。
プロゴルファーへ転向後は、1971年に日本プロゴルフ選手権で初優勝、1973年に出場2度目のマスターズ・トーナメントで東洋人で初めて8位入賞、1974年日本オープンゴルフ選手権で優勝を果たします。通算勝利数は113勝を数え、12回の賞金王を獲得。長年に渡り日本ゴルフ界の頂点に君臨しました。
他を圧倒するとてつもない飛距離、華やかなキャラクターで人気を博しますが、残念なことにマナーの悪さや横柄な態度、自己中心的な振る舞いで、度々批判されてきたことも事実。がしかし、そんなバッシングはどこ吹く風。試合では、ジャンボ尾崎が上位にいないと物足りなさを感じ、そして最終日に猛然と追い上げる彼の姿は豪快そのもので、誰もが魅せられるのでした。
そんなジャンボ尾崎の名言が今回のお言葉が「ゴルフは心・技・体ではなく、体・技・心の順なのだ」
です。
どうです? 単なるビッグマウスではありませんよね。実力が伴ってこそ許され、愛嬌のある言葉だと思いませんか? これぞ稀代の豪傑、ジャンボ尾崎そのものを言い表した名言です。