世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,10 岡本綾子
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第10回は、
世界一美しいスイングと称された
米国人以外史上初の賞金女王
岡本 綾子
ゴルフはどんなにテクニックを磨いても勝てる競技じゃ
ありません。
最後は人間性がものを言う。それもゴルフ技術の一つ。
(出典:Number Web)
★岡本 綾子(おかもと あやこ)
出身:広島県東広島市安芸津町
1951年4月2日
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全米ツアーで通算17賞を飾り、アメリカ賞金ランキング10位内に8度もランキングされた彼女のゴルフを支えたのが、その美しいスイングです。
84年に腰を痛めたことがきっかけとなり、より負担の少ないスイングに改良されました。全てのクラブで同じリズムを保つスイング、ポイントを狙った鋭いショット、美しいフィニッシュは世界最高と讃えられ、キャリアの頂点に達しました。
クラブもボールも当時から進化した現在でも、岡本選手の技術は永遠の教材となっています。石川遼選手も、ジュニア時代に彼女のスイングを繰り返し見て基礎を作りました。また、イチローの父・鈴木宣之さんも岡本のリズムとテンポに感銘を受け、イチローにアドバイスを送りバッティングの参考にしたと言われています。
一本筋が通った理念があり、ゴルフへのスタンス、弛まぬ努力、その全てが合わさっての実力発揮。前進する岡本選手に影響されたスポーツ人は数知れず。ゴルフに限らず、スポーツ界に多大な足跡を残しました。
メジャー制覇のタイトルは果たせなかったものの、2005年には世界ゴルフ殿堂入り。日本ツアーでの試合を最後に現役を退いてから、テレビ解説、若手選手の指導など、現在でもゴルフ界に広く貢献しています。