【マイナポイント事業】上限5000円相当のポイント還元。
2020年9月1日から「マイナポイント事業」がスタートします。
「マイナポイント事業」は、消費の活性化、マイナンバーカードの普及促進、官民キャッシュレス決済基盤の構築を目的とし、2020年9月1日からポイント付与が開始され、2021年3月31日までの7カ月間実施されるものです。キャッシュレス決済サービスを提供する決済事業者を通じて、チャージ、または買い物に対して、25%の“プレミアム”が付与されます。上限は5,000円相当のポイント還元ですから、実質20,000円の買い物までが対象となります。
マイナポイントの予約と受付は7月よりすでに開始されていますが、マイナポイントを取得するまでは、少々複雑な手順を踏んで、全てクリアすることが必要となります。今回は、その手順についてまとめてみました。
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1. マイナポイントとは
マイナンバーカードを使って、マイナポイントの予約・申し込みを行い、選択したキャッシュレス 決済サービスで、チャージや買い物をするとポイントが付与されるものです。
(総務省)
2. おおまかな流れ
①マイナンバーカードを取得する
②マイナポイントを予約
③マイナポイントを申し込む
④買い物、またはチャージする
⑤指定したキャッシュレス 決済サービスにポイントが還元される。
3. マイナンバーカードを取得する。
マイナンバーは、政府が国民全員に固有の番号を割り当てて行政効率を上げるための制度です。既に国民にはマイナンバーが割り振られており、行政において活用されています。2015年10月以降、住民票を保有している人には、通知カードが送られました。現在、通知カードは廃止され、2019年5月25日からは個人番号通知書に変更されています。通知カードや個人番号通知書は、単体では証明証にはならず、今回のマイナポイント事業にも利用できません。通知カードや個人番号通知書で交付申請を行う必要があり、発行されたマイナンバーカードは、運転免許証などと同様に、顔写真とICチップが搭載され、公的な身分証明書としても利用できるものとなります。
マイナンバーカードを申請する→こちら
4. マイナポイントを予約・申し込む
マイナンバーカードが発行されたら、続いて「マイキーID」を取得します。
必要なものは、マイナンバーカード、カード申請・交付時に設定した「利用者証明用電子証明書」の暗証番号(数字4桁)、決済サービスのIDとなります。
(※4桁の暗証番号は、3回間違うとロックがかかってしまいます。)
(総務省)
マイキーIDとは?
マイナンバーカードのICチップの中に搭載されている電子証明書を活用して、ウェブ上に作成するIDのことで、官民の様々なサービスで利用可能な番号となります。マイナポイントの付与に於いても、Web上で本人を認証するキーとして必要になります。
スマートフォンをお持ちの方はマイナポイントのアプリをインストール、パソコンをお持ちの方は、「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールします。お持ちのパソコンやスマートフォンからだけではなく、市区町村窓口・郵便局・コンビニ(マルチコピー機・ATM)・携帯ショップなどに、設置してあるマイナポイントの予約・申込のための端末も利用できます。
マイナポイントの予約・申込方法
アプリのダウンロード、手続きスポットの検索はこちら
5. 対象となる決済サービス
電子マネー・ICカード、QRコード決済、クレジットカード、デビットカードなどのキャッシュレス 決済サービスから、よく使うサービス、好きなサービスをひとつ選びます。一度選択したサービスを後から変更することはできませんので、確実に利用するサービスが決まってから申し込みをする方がいいかもしれません。
対象となる決済サービスの一覧はこちら
予約が終了したら、9月の事業開始まで待ちましょう。予約をしても8月末までの買い物やチャージは対象とはならず、ポイントは付与されませんので、ご注意ください。買い物をする時に、マイナンバーカードは使いません。また、マイナンバーカードは「電子証明書」を使うので、なりすましなどの悪用は極めて困難です。
(政府広報オンライン)
マイナポイントについて詳しくは総務省のホームページをご覧ください。
よく分かる!マイナポイント取得ナビ