最適な一足を見つけよう!【ゴルフシューズの選び方】
クラブに次いで大切なアイテム、ゴルフシューズ。スパイクありとなし、デザイン、機能性、選択肢は多岐に渡ります。いざ買おうとすると迷ってしまいそう。今回はあらためて、ゴルフシューズ選びの注意点、選択肢をご紹介します。ゴルフシューズの新調をお考えの方は、是非ご覧ください。
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1. なぜゴルフシューズが必要か?
そもそもなぜゴルフは、専用のゴルフシューズを履いてプレイしなければならないのでしょうか。初心者さんの中にはスニーカーじゃダメなの?と思われる方もいるかもしれませんが、ゴルフシューズでなければならない理由は、もちろんあります。
第一にゴルフは紳士・淑女のスポーツ。マナーが大事。上流階級の社交の場でもあったゴルフは、当時男性は、襟付きのシャツにネクタイを締めジャケットを着用し、女性は、フリルが付いたブラウスに、ドレスを思わせるロングスカートを着用。当時は機能性より、社交的な装い、振る舞いの方が重視されていました。
その流れを受継ぎ、今でもゴルフにおいてのマナーは非常に重視されるものとなっています。ゴルフ倶楽部には必ずドレスコードがあり、そのほとんどでゴルフシューズの着用が求められています。
ゴルフのファッションも今では、カジュアルにスポーティに進化していますが、“マナー第一”は変わらず受け継がれていますので、スニーカーがNGなのは言わずもがななのです。普段履きのスニーカー のままコースに出ると、もちろん機能的なグリップ力もない上、芝を痛めてしまう雑菌を持ち込んでしまう可能性もあるため、履いてきたスニーカーからゴルフシューズに履き替える必要があるのです。
(※逆に練習場では、スパイクの突起の摩耗してしまうため、スニーカーでOKです。)
スパイクであればなんでもいいわけではありません。サッカーとか野球とか他スポーツのスパイクで代用できるものではありません。ゴルフシューズも以前は、鋲付きのメタルスパイクでした。現在では、グリーン上の芝を保護するために樹脂製のソフトスパイクまたはスパイクレスのシューズしか使用できないコースが増えていいます。
2. ソフトスパイクかスパイクレスか?
ずばりソフトスパイクはグリップ力、スパイクレスは疲れにくさがメリットです。
①ソフトスパイク
樹脂の突起で芝をしっかりつかんで、土台となる足を安定させてくれるます。斜面から無理な態勢で打たなければならない時や、雨上がりの濡れたコースでもしっかり踏ん張りが利きます。スパイク部分が消耗してきたら、そこだけ交換が可能なものも発売されています。初心者さんには、グリップ力の高いソフトスパイクの方がおすすめです。
出典:amazon
[アディダス] ゴルフシューズ ソフトスパイク メンズ トラクション クラシック
②スパイクレス
スパイクレスは、ソール部分が凸凹形状になっています。この溝のパターンや材質によって、グリップ力を高めています。ソフトスパイクに比べるとグリップ力は劣りますが、気軽に履けて疲れにくいのがメリットです。練習場でもコースでも使えることもポイントです。
出典:楽天市場
ルコックゴルフ le coq sportif GOLF スパイクレスゴルフシューズ
3. スニーカータイプかクラッシックタイプか
ゴルフといえば、サドルシューズのような革靴タイプが主流でした。クラッシックなスタイルで決めたい時にはかっこいいのですが、ちょっと重たくて疲れやすい印象ですが、重い方が安定するという方もいらっしゃいます。最近では合皮で、耐水性や軽さを考慮したタイプも出ています。
スニーカータイプは、軽く柔らかいので疲れにくいのが特徴です。通気性もよいのですが、耐水機能では合皮には劣ります。革製のスニーカータイプもありますから、本当にバリエーションは色々ですね。
クラッシックタイプ
出典:楽天市場
スニーカータイプのソフトスパイク
出典:楽天市場
4. ゴルフシューズは従来の紐タイプとダイヤルタイプがある
ゴルフシューズには、従来の紐で締め込むタイプと、ダイヤルを回すとワイヤーで締まるタイプがあります。ダイヤルタイプは、Boa®(ボア)システムなど、ワイヤーをダイヤルで締め付けていく仕組みで、細かく締められるので、フィット感を重視する人は、ダイヤル式にも注目しましょう。
出典:amazon
5. 購入する時は、フィッティングを
ゴルフシューズは、バリエーションも豊富で好みもありますが、購入する時、大事なのはやはりサイズ。当然ですが、実際に履いてみた方が、自分に合ったシューズが見つかります。甲が高い、扁平気味など、足の形は人それぞれですので、単に流行りやおすすめモデルで選んでも、自分の足にフィットするとは限りません。ゴルフショップで色々と試し履きをしてみましょう。店員さんと話しながらだと、スキルにあったシューズ選びにアドバイスももらえます。履いた状態で、実際クラブを降ってみることもできるでしょう。
好みのデザインが見つかったら、
①硬い柔らかい、②重い軽い、③歩きやすい、疲れにくい、④グリップ感、⑤耐水面はどうかということをポイントに、決めましょう。
最適な一足を見つけて、2021年も飛ばして行けますように!