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【ゴルフに潜む危険】安全にゴルフを楽しもう!その2 “カート編”

先月に引き続き、ゴルフに潜む危険・その2。セルフプレーが増え、自身でカートを操作・運転する機会も増えました。今月は、“カート” にまつわる危険、そして使い方・マナーも併せてお伝えします。ゴルフに出かける機会が増えるその前に、ゴルフには危険も伴うことを知って、安全にゴルフを楽しみましょう。

 

 

 

 

 

 

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前回の記事はこちら

【ゴルフに潜む危険】安全にゴルフを楽しもう!その1 “打ち込み”

 

 

◆カート

 

 

プレーの負担が少なく、スムーズに移動できるカート。最近ではセルフプレーが増え、自身でカート移動をするケースが増えました。快適なラウンドのために欠かせないゴルフカートですが、しばしば事故が起きています。車の運転に比べ、その気軽さが仇となってしまうことがあります。ゴルフ場ならではの注意が必要です。

 

 

画像:iStock

 

 

 

1. 運転上の注意

 

 

<急なカーブや坂に注意>

 

カートには窓やドア、シートベルトがないため、スリップなどが起こると人が投げ出される危険があります。特に片側が斜面になったカーブは危険です。横転、転落し、投げ出されたゴルファーが死亡するという悲惨な事故も実際に起こっています。カーブでのハンドルの戻し遅れも事故の原因となります。転落防止用の柵を設けていないゴルフ場では特に注意が必要です。

 

 

<クラブを持っての運転は危険です。>

 

クラブがペダルに挟まり、ブレーキを踏めなくなったことで、カーブを曲がり切れず木に衝突。1名が死亡する事故がありました。クラブを手に持っての運転は、非常に危険です。手に持ったまま運転をせずとも、カートからはみ出していたクラブヘッドが木や障害物にぶつかってしまうことがあります。ドアのないカートは要注意!面倒でもゴルフバッグに戻しましょう。

 

 

<アクセルとブレーキを踏み間違える>

 

まさかと思いますが、踏み間違えによる事故は結構あります。勢いよく転落、また前方に追突などの事故が起こっています。

 

 

<ハンドル操作>

 

気候の良い時期は虫も多く、運転中に顔の近くに飛んできた蜂を手で払おうとして、ハンドル操作を誤り、沢に転落するという事故の報告がありました。死亡者を出す大事故になっています。誰にでも起こり得ることを忘れてはいけません。

 

 

<リモコン式カート>

 

リモコン式で自動運転するゴルフカートは、スピードが出過ぎたり道を間違える心配が無いのがメリットですが、運転手がいなくてもカートを進められるため、カート前方には絶対に立たないようにしてください。発進するときは、周りに人がいないか、全員しっかり着席したかなど、安全面には細心の注意が必要です。

 

 

 

2. カートを使う上でのマナー

 

 

              画像:iStock

 

 

<カートの乗り入れ>

 

起伏が多く傾斜のきつい場所があるゴルフ場は、横転の危険を考慮して乗り入れ不可の場合があります。コース内乗り入れ可の場合と不可をちゃんと確認しておきましょう。乗り入れ不可の場合はカート道路のみを走行します。コース内乗り入れOKの場合でも、グリーン上やバンカー、修理地やゴルフ場で指定されたエリアには入らないでください。

 

 

<カートの停車位置>

 

必ず指定された位置で停車しましょう。

 

 

<誰が運転・操作するのか>

 

接待ゴルフの時には、取引先の方のプレーに合わせられ余裕をもってプレーできる人が運転、リモコン操作をするのが一番無難です。一番若い人が運転するのが常識とも言われますが、スロープレーになるようだと後ろの組から注意されたりもあるので、状況を見て判断し、慣れている人に代わってもらっても大丈夫です。後できちんと感謝を伝えれば、気持ちの良いコミュニケーションにもなりますね。

 

 

<どこに座るか?>

 

カートには、空いている席にさっと乗る方がスマートです。ですが、接待ゴルフでは一応マナー的に、自走式の場合は後ろの席が上座。キャディーさんが運転してくれる場合は、前の席が上座となるようです。

 

 

<ショットの行方>

 

セルフの場合は、できるだけ他の人のショットの行方を見てからカートに乗り込みましょう。自分のティーショットが終わったらさっとカートに行ってしまうのは、あまり紳士的ではありません。接待ゴルフの場合は、全員打ち終わるのを見守るのがマナーです。

 

 

<小物入れ>

 

カートの後ろの小物入れには、ゴルフボールを用意しておき、必要な時にすぐ使えるようにしておくのがマナーです。個人的な荷物はロッカーに入れゴルフバッグ以外は持ち込まないようにするのがマナーです。

 

 

 

ゴルフをするには最適の季節となりました。広々とした所で、開放感いっぱいにテンションも上がります。ですが、前回お伝えした「打ち込み」同様、ヒヤッとする場面があると、せっかくのゴルフが楽しめなくなります。自分は絶対大丈夫とバイアスかけずに、ゴルフが最高のリフレッシュになるよう気を引き締め、楽しみましょう。

 

 

 

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