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世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,43 倉本昌弘

 

 

 

ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言

 

ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?

 

ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。

 

 

 

第43回は、

 

筋トレで鍛えたパワフルな体

「ポパイ」と呼ばれた飛ばし屋

 

 

★倉本昌弘(くらもとまさひろ)

 

 

出身:広島県広島市
生年月日:1955年9月9日 (年齢 67歳)

 

 


3歩・3秒で打つ。

 

 

 

画像:WikiMedia

 

 

 

1955年9月9日、広島県広島市生まれ。ゴルフを始めたのは10歳の頃。中学3年で広島GCクラブチャンピオンとなって、崇徳高校から日大に進学。ゴルフ部時代に空前絶後の日本学生選手権4連覇など、多くのアマチュアタイトルを獲得した。1980年にはアマチュアで参加した「中四国オープン」で史上初のツアー競技アマチュア優勝を果たし、最強のアマチュアとして、当時のプロの脅威となった。

 

1981年にプロテストを合格し、プロ初戦となった「和歌山オープン」でいきなり優勝し、続く兵庫県オープンで2連勝。デビューから4戦で3勝し、センセーションを巻き起こした。この年計6勝、新人としては史上最高の賞金ランク2位となり、日本のプロゴルフ五十年の歴史には勿論、世界のゴルフ史上にもない快挙を遂げている。

 

青木、尾崎将、中嶋「AON」時代に「K」の倉本が絡んだことで、ゴルフブームを興し、ツアーは大いに盛り上がる一時代を築いた。小柄な体格ながら、思い切りのよいスウィングで豪快に飛ばし、ツアー通算30勝、永久シードを獲得している。

 

倉本の名言「3歩・3秒で打つ。」は、ボールの後ろに立って目標を定めたら、3歩でアドレスに入るというプレショットルーティン。そして構えたら3秒以内に打つというもの。

 

これは、倉本の師・福井康雄の教え「4秒以上構えたらリズムもなくすし、筋肉も固まる。人間がせいぜいじっとしていられるのは3秒だ。」に基づいている。倉本は、ゴルフは考える時間が長いので邪念が入りやすい。何も考えないように、打つ前に3歩で構えに入る練習を普段からしておくと語っている。ジュニア時代から培った哲学「3歩・3秒」を守り続け、2014年にはPGA(日本プロゴルフ協会)会長の重責を担いながら59歳にしてシニア賞金王に輝くなど、息の長い活躍を見せている。

 

 

 

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