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ゴルフのリクツ!! パターを知り、パッティング上手に!①

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パターを知り、パッティング上手に!①

 

ゴルフのリクツ!!2015年春シーズンは、パターを徹底解剖。パターの構造からみえてくるパッティングのコツまで、パターの特長を理解しましょう。

 

◆ロフト。あなたのイメージを狂わすボールの軌道

 

第1回は、パターにつけられているロフトについてお話します。

 

パターには、4度程度ロフトがついています。PWの40度を超える角度に比べると申し訳程度ですが、まちがいなく、ボールを上向かせる機能がこのクラブにはついています。

 

パターのロフト角についての知識は、パッティングを考える上で大変重要です。

 

まずは、パターの構造について正しく理解しましょう。

 

(1)パターのロフト角

 

まず、パターのロフト角は、3~5度、平均で4度程度ロフト角がついています。理由は、アイアンやドライバーと同じように、ボールを上向きに打ち出すためです。

 

では、なぜボールを上向かせる必要があるのでしょうか?

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(2)邪魔をする2つの力

 

グリーン上にボールがあるとき、ボールはどのような状態になっているのでしょうか。

 

単にボールをグリーン上に置いただけの場合は、図の①の重力がかかっています。 重力は、もちろん地球がボールが引っ張る力。その力によって、わずかですがボールは芝の沈んでいます。

 

そのため、ボールはゴルファーが思っている以上に芝と密着しています。

 

密着していること、スイングをすると発生する力があります。それが、②の芝による抵抗力です。

 

スイング時、この2つの力がボールの転がりを妨げる力になります。

 

(3)ロフト角の必要性

 

この2つの「邪魔な力」の影響を最小限度に抑える工夫。それが、パターにロフト角がついている理由です。

 

パターがボールにあたり、ボールが動き出す瞬間、ロフト角のおかげでボールはごくわずかですが、上向きに飛び出します。そこで、②の摩擦力を軽減することができます 。

 

①の重力は、ボールがどの位置にあっても一定ですので、厳密にはさけることはできませんが、ロフトがついてることで、ボールが当たる瞬間に重力と反対方向の力が生じることで、ボールの進行方向への影響を減らすことができるのです。

 

(4)ボールは、跳ねている。

 

パターにロフト角がついていることにより、ボールは、③のように斜め上方向に打ち出されます。見方を変えると、ボールは跳ねるように打ち出されます。

まずは、そのことを理解しましょう。ボールが跳ねるように打ち出される。パッティングは、このことをどのように考えるかで方向性が変わってくるのです。

 

もし、パッティングのボールの軌道にこのようなイメージを持っておられなかった方は、ぜひイメージを修正していただければと思います。

 

パターのロフト角。それは、あなたのイメージを狂わすボールの軌道。しかし、正しく理解すれば強い見方になるパターの機能なのです。

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