Amazing Golf Shots!【今月のレジェンド】No,2 タイガーウッズ
レジェンドたちは、ピンチをチャンスに変える力を持っている。
ピンチは誰にでも訪れます。一瞬もうダメだと思うような出来事が起きた時、その時こそ自分との闘いになります。ゴルフのみならず勝負の時には、わずかな時間での気持ちの切り替えが迫られたり、決断と実行力が問われるもの。それを可能にするのは、日頃の鍛錬のみならず、経験から得た知恵と技、そして胆力が必要です。さらにレジェンドたちは、誰にも想像できない方法でリカバリーできるクリエイティブな想像力で、ギャラリーを熱狂へと誘います。
このコーナーでは、運をも味方につけ、感動のスーパーショットを見せてくれたレジェンドたちの動画を紹介します。見る側にもアメージングな体験を与える渾身のショット。そして時に「どうしてそうなった?」ゴルフにおける珍プレーもお送りします。レジェンドたちのピンチを乗り越える精神力を励みにしてみましょう。ビジネスでもプライベートでも、あなたにも「ミラクル」は起こせます。
第2回は、
「弘法も筆の誤り」!?タイガーウッズのバンカーショット4打目。
★タイガー・ウッズ
Eldrick Tiger Woods
出身:アメリカ合衆国・カリフォルニア州サイプレス
生年月日:1975年12月30日-
その圧倒的な才能と安定感、記録のみならず「息を呑むような」ショットの数が最も多いのがタイガーウッズの真骨頂。思わず「すごい!」といってしまうが、「すごい!」だけでは表現が追いつきません。
「史上最高のゴルファー」と称されているのは、誰もが知るところです。
さて、今回取り上げましたタイガーウッズのスーパープレイは、2012年全英オープン。垂直に立ったアゴ近い場所からのチャレンジ4打目です。結果はトリプルボギーとなってしまい、ウッズにしては、珍しく苦々しい結果となったのです。タイガーウッズとて、バンカーにつかまってしまうこともあるのですね。ですが、両膝を曲げた体勢になってまで粘り強さを見せ、このショットを生み出した所がやっぱり「すごい!」です。タイガーの脱出ショットをご覧ください。
タイガー・ウッズは2012年の全英オープンでも3日目までは優勝争いに加わっていましたが、最終日の6番ホールでバンカーに引っかかってしまいます。 急勾配の高いアゴからわずか数インチのところに置かれたボールをチップショットしようとしたウッズは、3打目でもバンカーの壁に跳ね返ったボールに当たらないように身を乗り出したため、ボールが後ろに流れてしまい、さらにピンチに。4打目、ウッズは、四つん這いのような体勢になって、グリーンの端に向かって横向きにボールを打たざるを得なくなりました。結局、この大会のウッズは、首位のアーニー・エルスと4打差の3アンダーに沈みました。
世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,8 タイガーウッズ