ゴルフの雑学【ゴルフ場記念日・ゴルフ記念日】
風薫る5月。1年の中でも最もゴルフに最適なベストシーズンの到来です!賑わう5月のゴルフ界ですが、5月にはゴルフを記念する日が二つあることをご存知でしょうか? ゴルフ愛好家にとっては興味深い日本におけるゴルフの歴史を物語る二つの記念日であります。「ゴルフ場記念日」と「ゴルフ記念日」、その意味や由来をご紹介します。ゴルフの話題のネタとして、ご活用くださいませ。
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5月24日は「ゴルフ場記念日」
1903年5月24日、イギリス人貿易商のアーサー・ヘスケス・グルームによって、神戸の六甲山に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」が開場したことから、この日が記念日として制定されました。
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グルームのゴルフ場建設時のこんな逸話が残されています。
ゴルフ場の建設工事を行っていた頃、外国人の子供が建設予定地の近くにあった地蔵にいたずらをして首を折った。グルームはこの地蔵に新しい首をつけて別荘内に安置するとともに、新しい地蔵を作って元の場所に置いた。この地蔵は「グルーム地蔵」と呼ばれ、後に近くから出た湧水は味が良いと評判になった。この湧水はグルームの末期の水に用いられた。引用:wikipedeia
5月28日は「ゴルフ記念日」

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5月28日は「ゴルフ記念日」で、1927年のこの日、神奈川県横浜市保土ヶ谷区にあったゴルフ場「程ヶ谷カントリー倶楽部」で、第1回全日本オープンゴルフ選手権大会が開催されたことに由来します。
この記念日は、ミズノの直営店MIZUNO TOKYOが公募で決定した「スポーツ記念日」の一つでもあり、ゴルフのさらなる発展を目的として1994年(平成6年)に制定されました。現在は、日本最高峰のゴルフ大会「日本オープンゴルフ選手権大会」として秋に行われ、みなさんご存知の通りビッグイベントとなっています。
大会が開催された程ヶ谷カントリー倶楽部は、1922年(大正11年)に18ホールを備えた日本初の本格的なチャンピオンシップコースとして完成しました。
記念すべき第1回大会の参加者は、参加者は、プロ5人、アマチュア12人で、この時優勝したのは、アマチュアの赤星六郎氏でした。
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程ヶ谷カントリー倶楽部は、1945年戦局悪化のためコース閉鎖。そして米第8軍の将校倶楽部として接収されています。1958年頃より移転の話が持ち上がり、1967年(昭和42年)「程ヶ谷カントリー倶楽部」は、名称そのまま、現在の神奈川県横浜市旭区に移転開場します。新コースの設計は、第1回大会で優勝した赤星六郎氏の兄である赤星四郎氏が手掛けています。赤星四郎氏は、さらに埼玉県川越市の霞ヶ関カンツリー倶楽部や神奈川県箱根町の箱根カントリー倶楽部など数多くのコース設計に携わっています。横浜市保土ヶ谷区の旧コースがあった場所は、現在、横浜国立大学・常盤台キャンパスになっています。
なんだかゴルフが下手になった気がする…不調の原因はこれかも
ようやく春の兆しが見え、ゴルフのオンシーズン到来!と思いきや、寒い時期に体が鈍ったりして、思うようにプレーができないということはありませんか?
「なんだか最近ゴルフが下手になった気がする…」調子良かったはずなのに、突然のスランプに困惑。ループにハマると、何が原因だかわからなくなってしまう。中級者以上になると、誰もが一度は経験しているであろうゴルフの不調。その原因はこれかもしれません。「おかしいな」と違和感や不調を感じる原因を探ってみましょう。
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「右肩上がりでずっとスコアを伸ばしてきたのに…あれ?なんだかおかしい。」といった具合に、中級者以上になると、好調をキープしていたはずなのに突然下手になったということがあります。誰もが一度は通る道ですが、その原因がわかれば早めにスランプから抜け出せるかもしれません。思い当たることはないか、以下をご覧ください。
◆練習に原因あり
そもそも練習が足りない、練習をしていないのは当然として、中級者以上になるとそれなりに練習を重ねていると思います。その練習方法が逆効果となっているかもしれません。独学て練習をしている人にありがちなのは、悪いフォームを身につけてしまうこと。一度癖をつけてしまうとなかなか修正する事ができません。また長期間、同じゴルフの練習をしているとだんだんフォームが崩れてしまうことがあります。

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【対策】客観的に見ることが大事
・初心に戻り基礎から学び直す
プロゴルファーのDVDやレッスン動画などを見て、正しいフォームを確認する。独学を続けるなら、自分のフォームを動画に撮って客観的に見ることが効果的です。プロは繰り返しこの確認作業を行っています。自分のスイングに目を背けず、どこがおかしいのか、どんな癖があるのかしっかりチェックする。アマチュアにこそ、自分を把握する作業はとても大事です。
・一度休み、間を開けてみる
ゴルフの上達にはイメージも大事。練習を休むことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、悪い癖のまま、毎日続けても悪化の一方です。筋肉は3日で新しい動きを記憶すると言われていますので、少し休んで、その間にプロのDVDを見たり、レッスン動画でイメージを掴み練習を再開してみましょう。
・フルスイングの練習ばかりしている
飛距離を出すことや真っ直ぐ飛ばすことは、もちろん良いスコアに要素のひとつですが、ゴルフは狙ったところにボールを運ぶことが大事です。地味に感じますが、距離をコントロールする練習はスコアアップに直結します。練習場で「飛ばせる!」ことだけで過信していたのかもしれません。ナイスショットだけを狙うだけではなく、ハザードを避けて狙ったところに打てるようになる練習をしましょう。
・更なる上達を目指すならレッスンを受けてみる
独学でゴルフを練習するには、どうしても限界があります。行き詰まりを感じた時が、レッスンを受けるタイミングかもしれません。ワンポイントレッスンなどを活用しスイング診断からアドバイスを受けるだけでも目から鱗が落ちるかも。正しい練習法を再確認することは、改善への近道!更なる上達を目指すなら、コーチにアドバイスを受けてみる選択を。

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◆ゴルファーあるあるにハマっている
【対策】自分のスイング中心に考える
・そのクラブ、マッチしています?
飛ばしている他の人のクラブを真似して買ったり、ありがちなのは憧れのプロが使っているクラブと同じものを購入。それは本当にあなたにマッチしたクラブでしょうか?高価なものを購入しても、使いこなせていないと無用の長物になってしまいます。型番調べてネットで購入するより、ゴルフ専門店に行って、試し打ちをしたりアドバイスをもらって、自分に合ったクラブを選びましょう。調子が悪いのはクラブのせい、買い替えたいと思う時は尚更です。

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・プロのスイングを真似する
上記で述べたように、プロのDVDを見てフォームやスイングの確認、参考にするのは良いのですが、マネをするというのはちょっと違ってきます。プロは鍛え方も筋肉量も違います。マネしたくなるのは山々ですが、あくまで参考程度に。自分のスイングを中心に考えましょう。本気でプロのようなスイングをしたいなら、コーチに習わないと叶わないと心得ておきましょう。
・見栄を張って調子を崩す
バック ティーからプレイすることはゴルファーの憧れです。少し上達し自信がついてくるとバックティーから打ってみたくなりますが、これがスコアを崩すきっかけになりますから無理をなさらず。コースによっては、200ヤード以上の飛距離を出さないと谷越えができないケースがあり、池やバンカーが障害として立ちはだかることもあります。ファストプレーを心がけることはゴルフの鉄則です。バックティーを使えるようになる目安は、ベストスコア78以下、平均では85以下くらい。かなり上達しないと難しいと心得ましょう。
・急いで打ってしまう
後ろの人が迫ってきている、後ろの人にに見られるのが恥ずかしいなどといった理由で、急いで打ってしまうことはありませんか?比較的、女性に多いかもしれません。早く振ってしまう癖がついてしまうといつまでもスイングは上達しません。リズムやテンポはとても大事です。日頃の練習でゆっくり、スローモーションのように落ち着いて打つ練習を。ファストプレーの勘違いを見直しましょう。
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いかがでしょうか。思い当たることはありましたか?
不調の原因は様々。お悩み解決にネットで検索すれば、情報は山のようにあります。検索して、自分に合っていると思われる解決法を探すには時間も手間もかかります。何をやっても上達しない、独学では無理があると感じたら、一度コーチのレッスンを受けることをおすすめします。自分にしか当てはまらない的確なアドバイスをその場で提供してもらえるからです。ワンポイントレッスンであっても、短時間で集中して学べて、早く効果が出てきます。時間や無駄な労力を省けて現状を知ることができるとなれば、レッスンを受けるメリットはあると思います。レッスンを受けて調子が出てきたら、一気にモチベーションアップ!練習の質を上げて、更なる上達を目指しましょう!
【ドライバー】人気メーカー4社の人気モデル
ゴルフクラブの三大メーカーと言えば、テーラーメイド、キャロウェイ、タイトリスト。加えてPINGのギアは人気があり、売れ筋ランキングでは必ず上位に入っています。今回は、PINGを含め4社のドライバー人気モデルを紹介します。あなたの憧れのモデル、欲しくなる1本はどれですか?
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◆テーラーメイド
最近の特徴は、「カーボンフェース」
革新的なアイデアで技術開発しているテーラーメイドは、世界中、多くのプロが契約していることでも有名です。世界で初めてメタルウッドを発明し、フェースに曲面を付けた「ツイストフェース」を開発したのもテーラーメイドです。ゴルフ界で常に話題となる先進技術を提供しているのは、トップたる所以。手頃な価格で、初心者でも扱いやすいモデルもあり、モチベーションアップにも貢献しています。
主な契約プロ
タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、コリン・モリカワ、中島啓太など
Qi10 Max ドライバー
画像:テーラーメイド
Qi10 MAX ドライバーはQi10シリーズを象徴するモデルです。「ぶっ飛び系10Kを体感せよ。」というキャッチコピーで、売り出されています。慣性モーメントは10,000を超え、フェースのどの部分に当たっても曲がらない、ミスへの強さと直進性に優れているモデルになります。新開発されたフェース面には「60層カーボンツイストフェース」が採用され、これまでのチタン製と比較して、圧倒的な軽量化を実現させています。ドライバーショットがフェースの真ん中で捉えられないといったミスショットが気になる方や、スライスがちな方にもQi10 MAX の直進性はおすすめです。初級〜中級者向け。
<MOIとは?>
以下テーラーメイドより引用
MOI(慣性モーメント)とは、物質の回転運動に対しての抵抗力を示した数値。ゴルファーにとっては、インパクト時の安定性とやさしさ(ミスヒットしてもクラブが開きにくい)を図る上で大切な指標だ。「Qi10 MAX」ドライバーが達成した10Kの慣性モーメントは、ただの数字ではない。それは、やさしさの新世界基準だ。
Qi10 ドライバー
- 画像:テーラーメイド
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同じQi10シリーズのMAXでない方も、売れ筋ランキングでは1〜2位をあらそう人気モデルです。MAXとの違いは、ほどよい低スピン性能と、適度なやさしさがあること。高弾道でさらなる飛距離を実現し、寛容性にも優れ、そのバランスの良さが魅力。素直に真っ直ぐ飛ぶドライバーを求める人におすすめです。振りやすさや、MAXではヘッドが大きいと感じる方が選んでいるようです。中級者向け。
◆キャロウェイ
最近の特徴は、「AI設計」
初心者向けのモデルから上級者向けのモデルまで多種多様、幅広いユーザー層に対応した製品展開が特徴のキャロウェイ。日本人の体格を徹底的に研究して設計されたモデルも多くラインナップしています。キャロウェイのゴルフクラブのここ数年の特徴は「AIが設計したフェース」。25万人もの膨大なスイングデータを解析し、やさしさ(寛容性)を求める初心者、操作性を求める上級者など、各プレイヤーのレベルに応じたドライバーを生み出しています。
また、キャロウェイのドライバーには、カラーやグリップのカスタムに対応しているものがあり、自分の好みにあわせたデザインでオリジナルドライバーをつくれるのも特徴のひとつです。他のプレイヤーと間違うことなく、差をつけられるのも楽しい魅力です。
主な契約プロ
ジョン・ラーム、石川遼、深堀 圭一郎、上田桃子など
パラダイム Ai SMOKE MAXドライバー
画像:キャロウェイ
今回より、世界中から集めた25万ものスイングデータをインプットして、リアルなスイング軌道、インパクトロフトなどを活用したことにより、驚きの機能が生み出されているPARADYM AI SMOKE MAXドライバー。Aiスマートフェースは、どのような打ち方であっても、スピンや打ち出し角などを即座に最適なものへと補正。これまで以上の飛距離と曲がりの少ない弾道を実現し、口コミでも、飛距離が伸びたと高評価を得ています。様々なレベル、スイングスピードのゴルファーに幅広く対応できる性能となっています。
キャロウェイ ゴルフ ELYTEシリーズ
画像:キャロウェイ
今年2月に正式発表され、ベールを脱いだ最新モデル「キャロウェイ ゴルフ ELYTEシリーズ」。「ELYTE」「ELYTE X(エックス)」「ELYTE ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)」「ELYTE MAX FAST(マックスファスト)」の4機種がラインアップしています。
AIの設計を微細な部分まで製品へと反映できたことで、スピードと寛容性を同時に追求するのは難しいという概念を大きく打ち破り、エリートの領域に達したというネーミングに自信を感じます。弾道を補正するコントロールポイントは前作PARADYM Ai SMOKE MAXドライバーの10倍に増加。安心感のある見た目とともに空気抵抗も低減したヘッド形状を実現し、航空分野などでも使われているサーモフォージドカーボンの導入で、打感や打音も良くなっています。
スタンダード仕様の「ELYTEドライバー」は、軽量化にも貢献し、幅広いプレーヤーに対応するモデルです。「ELYTE ♦♦♦ドライバー」は、シリーズ唯一360°カーボンシャーシを導入して、ツアーで戦うための性能を突き詰めているモデルとなっています。プロ、上級者、アスリートゴルファー向け。
※公式オンラインストアおよびCALLAWAY SELECTED STOREでの限定発売となります。スペックにより発売日は異なります。(2025.2.17現在)
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◆タイトリスト
美しく洗練されたフォルム、引き締まった打音と打感が特徴
- ツアープロの使用率が高く、プロからのフィードバックが製品に反映されています。高い性能とユーザー第一の製品づくりが特徴で、美しい形状と心地よい打音と打感はタイトリスト伝統のものとなっています。独自の「チーターテクノロジー」や「スピードクラウン」を搭載し、ゴルフクラブを軽量化してヘッドスピードを向上させる一方で、強いインパクトにも負けない設計が施されています。創業は1932年。ゴルフボールの製造からスタートしたとあって、現在でも全米オープンでは、1949年以降70年連続ボール使用率No.1を誇ります。クラブの方も初心者から上級者まで幅広いレベルに対応したラインナップで、小柄な日本人向けのクラブも開発されています。
美しい形状、打感、安定感に加え、飛距離とボールスピードでも満足度の高いタイトリストGTシリーズ。寛容性が高い『GT2』操作性が高い『GT3』は、売れ筋ランキング上位に何度も君臨しています。
ヘッドの大きさは『GT2』『GT3』が460cc、『GT4』が430cc。タイトリストGTシリーズは、独自に開発された、これまで使用されたことのない新素材ポリマーから作られた超軽量クラウン。素材の継ぎ目が目立たず、シームレスな外観、フォルムはとにかく美しく洗練されています。
主な契約プロ
ジャスティン・トーマス、アダム・スコット、今平 周吾、市原 弘大、申 ジエなど
画像:タイトリスト
タイトリスト GT2 ドライバー
あらゆる打点で驚異的な飛距離を実現するタイトリスト GT2 ドライバーは、ミスヒットに対するさらなる許容性を発揮して最大のスピードパフォーマンスを引き出します。卓越したボールスピードと高慣性モーメント設計による一貫性がドライバーショットに大きな自信と安心感を与えます。理想的な打ち出し角とスピン、ボールスピードの安定を実現し、ツアーで認められた構えやすいヘッド形状をしています。ドライバーショットに不安を抱いている、もっとドライバーにやさしさを求めているという方におすすめのモデルです。
タイトリスト GT3 ドライバー
画像:タイトリスト
- より精密に調整幅が大きくなったSureFit®️ CGトラックと精密に弾道調整できるSureFit®️システム搭載することにより、最大飛距離と抜群の方向安定性を両立しているのが、GT3ドライバーです。GT3の大きな特徴は、プレーヤー毎に異なる打点が集中するエリアにヘッド重心を近づけることで、一貫して最大飛距離を発揮することです。ウェイトトラックをフェース側に移動したことで、振りやすさと操作性が向上、さらに強弾道が打てる設計となっています。上級者〜アスリートゴルファー向け。
◆ピン(PING)
細やかなニーズに応えるフィッティング力が魅力
ピン(PING)は、初心者から上級者まで幅広いゴルファーに愛用されている人気のゴルフクラブメーカーです。アメリカに本拠地を置くPINGは、創業当初からフィッティングに力を注いできました。その歴史は50年以上。その膨大なデータに基づいて、左右関係なく、ビギナーからプロまで、どんなゴルファーにもフィットするクラブをカスタマイズできるところがピンの最大の魅力です。
ピンの最新ドライバーである、SFT、LST、およびMAXモデルは、革新的な「スピンシステンシー・テクノロジー」により、ボールの打ち出し角度やスピン率を最適化し、より精度の高いショットを可能にします。ボールの飛距離と方向性を改善し、特に難しいライからのショットでも安定したパフォーマンスを実現しています。
G440 MAX ドライバー
ピンのクラブは、ゴルフ界でも異彩を放つ人気ぶり。どんなランキングに於いても上位を占めるほどです。ドライバーの中で注目は、2025年2月に最新モデルが発表された『G440 MAX ドライバー ALTA J CB BLUE カーボンシャフト 2025 』。飛び重心設計と高MOIの融合でインパクトのパワーをロスすることなくボールに伝えることで、ブレずに高初速、高弾道で最大飛距離を生み出します。構えやすく振りやすさも向上し、心地よい打音と打感へと進化した新MAXドライバーとなっています。
詳しくは、動画でどうぞ。
さらなる進化のために新たな飛びの境地を開拓した「衝撃の飛び重心」。
「G440」ドライバーのコマーシャルムービー。
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いかがでしたか?
各社それぞれ技術革新が進み、より良い製品が続々と生み出されていて、どの製品も飛ぶことは間違いなし。次に購入するときには、フィッティングでアドバイスを受けながら、ご自身にマッチする相棒を見つけてくださいね。
冬ゴルフはボール選びが決め手
1年で最も寒い季節に入りました。頑張ってゴルフへ行ったけれど、思うようなゴルフができない。なんてことはありませんか? 寒さで身体も硬いし、着込んでいて動きにくいということもありますが、ドライバーの飛距離が落ちてしまったりアイアンのスピン量が低下します。気温の低さはボールにも大きな影響を与えます。飛ばない条件が揃った冬でもゴルフを楽しくしたい!今回は、冬ゴルフに適したボールの選び方をお伝えします。
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寒いとなぜ飛ばないのか
冬は空気の密度が高くなるため、空気抵抗が増し、ボールが飛びにくくなります。気温が10℃下がると飛距離は2~2.5ヤードほどマイナスになると言われています。
他にも寒さ対策で重ね着をしていることも、体の回転不足の原因になり、回転不足が起こると、シャフトのしなりも硬くなってしまいます。

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寒さによるボールへの影響
ボールは、主にゴムでできているため、気温が下がると硬くなってしまいます。昨今、気温差による性能差は少ないボールも作られていますが、それでもやっぱり、本来の性能は発揮しづらくなります。
どんなボールを選べばいいか

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1.柔らかいボールを選ぶ
インパクトの瞬間にボールは圧縮され、その反発力で前へ飛ぶ仕組みです。気温が低いと素材の弾力が低下し硬くなるので、インパクトの際の反発力が十分に得られないわけです。なので、冬も安定してボールを飛ばしたい場合には、いつもより柔らかいボールを選んでフィーリングを感じてみるといいでしょう。
2. スピン系のボールを選ぶ
スピン系のボールは、コアが硬めでカバーが柔らかく、打感がソフトに感じられます。ディスタンス系に比べて高弾道でキャリーが出やすく、繊細なボールコントロールができるので、アプローチやコントロールショットにおすすめです。
3. ボールの柔らかさの基準
ゴルフボールの硬さを表すのは「コンプレッション」。100、90、80などで表され、例えば、コンプレッションが100の場合、ボールを2.54mm押しつぶすのに100kgの力が必要になるということです。数字が大きいほど、ボールが硬くハードヒッター向けのボールになります。ただ、最近では技術も進化し、コンプレッション表示が高くても、硬い感触とは限らないため、表示しない商品も増えてきています。
4. フィーリングの表示を見てみよう
メーカーによって、表示は若干違ってきますが、大抵の場合「普通」「ソフト」「超ソフト」などで表示されています。現在では、ディスタンス系でもソフトなフィーリングを可能にしたボールも販売されています。過度なスピンを抑えたい方は、ソフトな打感のディスタンス系も選択肢に入れてみてください。
視界が悪い冬はカラーボールを選ぶのもあり
他のプレイヤーとの混同を防ぐことで選ばられるカラーボールですが、冬のゴルフ場は、枯れた色のフェアウェイ、白っぽい曇り空や積雪など、白いボールでは見えづらいものです。ボールを見失いやすい環境であることは、体験済みなのではないでしょうか。見つからないと精神的にも影響するのがゴルフ。冬は、カラーボールを使って、視認性を上げるのもストレス軽減になります。

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気温が低い時に、ボールを温めると飛距離が伸びると聞いたことはありませんか? 競技中に意図的にボールを温め、ボールの性能を変えることは、ルールで禁止されています。競技中に使い捨てカイロ、手を温めるハンドウォーマーの中にボールを入れておくことも違反対象となります。誤解されないよう注意しましょう。ラウンド前に温めておいたり、予備のボールをポケットに入れておくことに関しては問題ないようです。
ボールの選び方は、過去記事↓でもご確認ください。
【ゴルフの上手い人の特徴】身につけたいスキル。
ゴルフ愛好者の皆さま、2024年を振り返り、そして2025年の抱負は決まりましたか?目標を設定し、上達を目指すには練習を重ねることが重要ですが、すでにゴルフが上手い人に見習うということも参考になります。90切り80切りを達成している上級者とはどんな特徴を持っているのでしょうか。ゴルフが上手い人は、仕事も家庭も上手くやっていけるスキルを持つと言います。あなたはいくつ当てはまる!?
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あるキャディさんに聞いた話です。「下手な人ほど、毎度『あーーっ!今日はおかしいなー。調子が悪いー!』と言うそうで、コースを進むほどに、不機嫌になり、だんだんかける言葉が見つからなくなる。と同時に心の中で「普段、どれだけ上手いの?」と思ってしまうとのこと。逆に上手い人はどんな感じですか?と尋ねると、「上手い人は、無駄口が少ないし、シンプルなゴルフをするというイメージ。クラブ選びも迷わずサッとできて、全体通してスマートな動きをしています。」というお話でした。さらに、「無駄口が少ないというだけで、コミュニケーションは上手くとりつつ、自分のゴルフを淡々とできている人。先日、スコア63の人がいて、びっくりしました!」とも仰っていました。「上手い人はスマートなゴルフする。」その域に達するには、どんな秘訣があるのでしょうか。
誰よりも練習し、ショートゲームに強い
上手い人は、ラウンドの予定がなくても練習を欠かさないなど、継続的に練習しています。そして、ドライバーで飛ばすだけの練習でなく、ピッチング、バンカーショット、パッティングなど効率よく、ポイントを押さえて地道な練習を行い、高い精度でコントロールできる技術を身につけています。ショートゲームが強い人は、グリーンを狙える距離では高確率でグリーンオンさせることができます。さらに、何度も反復練習をして、ゴルフの正しいスイングを体に覚えさせる根気強さも持っています。
課題が明確
苦手克服や長所をさらに伸ばすような練習をします。上達がなかなか上手くいかない人は、自主練習時に自分の得意なことばかりやっていないでしょうか。その方が確かに気分はいいでしょう。しかし、上手い人は、自分の苦手に目を背けず、苦手も得意を分析して練習してします。そして、上手い人は練習にテーマを持っているので、練習所に行くときには、クラブ3〜5本と絞って持っていく本数もシンプルです。

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先読み、マネジメント力がある
上手い人は、失敗を恐れずに気持ちをすぐに切り替えることができます。ゴルフは、身体的な運動と精神的な集中のバランスを必要とするスポーツです。マイナスの事態が起きた時の自分の対処法、リラックス法を知っていると、立ち直りも早くなります。ミスショットをしても早めに気持ちを切り替えてプレーを継続できるのが上手い人の特徴です。

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適切なクラブを選んでいる
クラブを選択する際、フルスイングでギリギリのクラブを選ぶ傾向にあります。ナイスショット100%ではないため、常に緊張感がありミスが出やすいのです。上手い人はグリーまでの状況、ミスを想定したクラブ選択ができます。2打目以降は、飛ばすことよりも狙って売っているということです。想定していたクラブから1クラブ番手を上げる、ユーティリティを選んで、敢えて池の前に落とすなど、気持ちにも余裕がでるクラブ選択をしています。
ゴルフの初心者ほど飛ばすことを考えがちですが、上手い人は、バーディやパーばかりにこだわらず、自分が目指すスコアならボギーいくつ出しても大丈夫か予め計算ができています。よって、あえて無理をせず、「ここはボギーでもいい」くらいの気持ちの余裕があります。18コースの全体を把握しているので、割り切ってプレーができ、ボギーを出しても気持ちの切り替えがすぐにできるのです。
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ゴルフが上手くなるには、正しい知識を学び、自分の苦手や得意を分析して練習する熱意が大切です。また、ミスを恐れないメンタリティを持ち、自分に合った練習方法を見つける力が必要なことがわかります。逆に上達しにくい人の特徴は、飛距離にこだわっていたり、自分を客観視できず、人のアドバイスに耳を傾けない傾向があります。上手い人の特徴を知って見習えば、目標を持ち続け、結果を出すための粘り強さも身につきます。ゴルフの上達を目指すことで、ストレスに強くなり、日常生活や仕事上の困難な状況にも柔軟に対応できる力を養うことができるでしょう。上手い人のスキルに近づけるよう、今年もゴルフ熱を燃やしていきましょう。
GOLF-MODE 2024年12月号 LINE UP
2024〜2025年の冬は、去年よりも寒い予報が出ています。ゴルフ熱があっても、コースに出るのはやっぱり寒い!いっそゴルフで避寒ということで、海外ゴルフデビューしてみませんか?特集で、海外ゴルフ事情をお伝えしています。動画deレッスンでは、プロでも難しいと言われる左足下がりでの打ち方です。今年も残りわずか。体調管理に努め、仕事もゴルフも楽しみましょう。
\安心のサポート体制/
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避寒で行くならどこ?各国のゴルフ事情
2024年~2025年にかけての冬は、去年よりも寒くなる予想が出ています。ゴルフには行きたいけれど、あまりにも寒いと気持ちも萎えてしまいそう。ならば、今年こそ海外でのゴルフ体験はいかがでしょうか。避寒で行くならどこ?各国のゴルフ事情やポイントを知って夢の実現へ!かけがえのない体験をしてみましょう。
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海外ゴルフのポイント
<クラブ>
海外でゴルフはしてみたいけど、クラブはどうしたらいい?問題など、懸念事項もあることでしょう。クラブはレンタルもありますが、レンタル料も安くはないですし、クオリティもまちまちであったり、サイズも身長のある外国人に合わせ揃えてあったりします。
やっぱりご自身のクラブを持参するのが一番です。LCCを除いて、レガシーと呼ばれる航空会社ですと、ほとんどの会社で超過料金は必要ありません。通常サイズのゴルフバッグであれば、無料で預かってもらえるのです。(※航空会社によって違いますので、ご自身のゴルフバッグのサイズや重さで、必ずお調べください。)ただし、傷が入ってしまう恐れがありますので、大切なクラブは、中で揺れないようにしっかりとカバーをかけてからバッグに入れておきましょう。
*ゴルフクラブを持参する場合は、こちらの記事をご参考ください。
<キャディ>
ハワイやグアムでは、キャディ無しのセルフが基本ですが、フィリピン、タイ、ベトナムなどアジア諸国では、プレーヤー1名につきひとりキャディが付くことが多いです。キャディにはチップが必要で、目安は2000円程度と考えておきましょう。日本人が多く訪れるところでは、日本語ができるキャディさんもいます。今は、Googleの翻訳機能も便利に使えますので、スマホを使ってコミュニケーションを楽しんでみましょう。
<ラウンド>
海外ゴルフは18ホールのスループレーが基本です。日本の様にハーフ9ホールを周った後にレストラン等での休憩はありません。飲み物などはコース内にある売店や、移動式で販売巡回していますのでそこで購入することが出来ます。気温が高い地域では、熱中症にならないようミネラルウォーターを購入し水分補給に努めましょう。
<服装>
今回紹介したリゾート地では、結構ラフな格好でもOKですが、襟付きシャツは必須です。TシャツはNGですので注意しましょう。日本でプレーする時と同じなら、ほぼ問題ないと思って大丈夫です。クラブハウスは簡易的なものであったり、プロショップの延長のような造りが多いので、日本のクラブハウスのようにジャケットは不要です。ただし、イギリス、アメリカなど名門コースでのプレーとなりますと、それなりの品格やマナーが必要になりますので、ドレスコードの下調べや心構えが必要となります。
<予約方法>
ゴルフに特化した旅行会社やゴルフ場予約サービスサイトを利用するのが一般的で安心です。空港からの送迎サービスなどもついているので、初めての場合は、旅行会社を利用しましょう。もちろんゴルフ場に直接予約することも可能です。

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<避寒にオススメの渡航先>
◆海外ゴルフで人気急上昇
ベトナム
ベトナムは格式の高いゴルフコースが各地にあり、昨今、世界中から注目され人気が高まっています。
日本からベトナムへは主要都市から直行便もあり、5〜6時間で到着。時差も2時間なので、身体に負担も少なく初めての方でも存分にゴルフを楽しめます。
避寒で行くなら、一年中常夏の南部・ホーチミンがおすすめです。ダナン、ホイアンなどの中部も1月〜7月は乾季。乾季の中でも2~4月は比較的気温が低めで、最高気温も25~30°C程度。雨もあまり降らず避寒ゴルフにはもってこいのシーズンです。
ハノイなど北部の11月〜4月が乾季となり、雨は少ないですが、気温は年間でも最も低くなり、最低気温が10度を下回る日も多くなるので、避寒ゴルフには向かないかもしれません。
◆海外ゴルフに定評のある
タイ
タイ国内には270以上のゴルフ場があり、首都バンコク周辺でもプレー可能。リゾート地で有名なプーケット、パタヤ、ホアヒンなどにも、世界のベストコース100にランクインするような国際クラスのゴルフ場もあり、ビッグトーナメントの舞台ともなっています。
タイのゴルフは、年中温暖な気候と手頃な料金が魅力。ひとりのプレイヤーに対し、専属のキャディがつくのもタイのゴルフの特徴です。乾季(11月~2月)は、雨の心配も少なく、観光や遊びとも組み合わせ、有意義な滞在が臨めるでしょう。
◆海外リゾートゴルフと言えば、やっぱり
ハワイ

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ハワイは、ゴルファーにとってもやっぱり天国!ハワイには70以上ものコースがあり、海岸沿いの美しいウォーターハザードや、火山岩のラフに並ぶグリーンなど、青い空をバックにハワイの地形や自然を活かした素晴らしい景観の中でのゴルフは、気分もかなり上がります。設備もサービスも整っているので、文句のつけどころがないでしょう。
オアフ島にはコオリナゴルフクラブ、タートルベイ・リゾート・ゴルフクラブなどツアーのトーナメントの舞台にもなっている世界的に有名なコースがあり、世界トップクラスのプロ達がプレーするコースを誰でも気軽にラウンドできるのが魅力です。
ハワイ島は、キラウエア火山からの溶岩流れ出し、ハワイ島ならではの景色が広がります。ゴルフコースでもその自然が造り出した地形を活かし、個性的な表情を楽しむことができます。ほとんどのゴルフ場がコナ空港のある西側にあるので、アクセスも良好です。
マウイ島は、滞在型のリゾートが複数あり、そのリゾートを囲むようにゴルフ場があるのが特徴です。地元農場の滋味豊かな素材を楽しむことができたり、情緒豊かな町を散策したりと、ゴルフと共にゆっくりのんびりリゾートライフを楽しむことができるでしょう。
カウアイ島は、ハワイ諸島の最も北に位置し、最古の島です。長年に渡る風雨による侵食でできたエメラルド色に輝く谷、鋭くとがった山々、険しい崖に囲まれています。この自然の造形美の中でのゴルフは、深く印象に残るものとなるでしょう。
◆安心・安全。女子旅でも家族でも
グアム・サイパン
グアム・サイパンは、飛行時間4時間で行けるリゾート。日本人対応が充実しているので、敷居の低さ、気軽さが魅力です。女子同士、カップルでも家族連れでも安心・安全の環境が整っています。海に面したコースが多く、開放的で太平洋と無限に広がる青空を臨みながらラウンドを楽しむことができます。
プレーの面白さを左右するピンポジション
みんなさんは、毎日ピンポジションが変わっていることをご存知ですか?中には、同じコースへ行ったのに、あれ?こないだと位置が違うと思ったことがあるかもしれません。その日のピン・ポジションによって、ホールまでの距離や難易度が変わってきますので、使うクラブも2〜3番手違うこともあります。知ることで、コース攻略にグッと近づき、プレーの面白さが変わってきます。
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ピンポジションは、なぜ変わる?
芝の状態、天気、来場者数によって、ほぼ毎日ピンポジションは変えられています。その日のカップの位置を決めることを「ピンを切る」と呼び、グリーンキーパーさんが、ホールカッターという道具でグリーンに穴を開けます。それによって「ピンポジションシート(ピンシート)」が決定されます。ピンの位置を変えることの目的は、グリーンの保護、そしてプレーヤーに飽きさせないためとも言われています。
ピンポジションによって、ゴルフは面白くなる
コースデザインや天候の影響などでピンポジションが変わることで、プレイヤーにチャレンジを提供しています。グリーンの大きさは、概ね縦・横 25 ~ 35 ヤードのことが多いですが、中には20ヤードを切る小さいグリーン、奥行きが40ヤードを超える大きなグリーンもあります。ピンが前の方にあるとグリーンにボールを運びやすくなり、奥の方にあれば、距離感をつかむことが難しくなります。ピンピジションが奥か手前かでは、使うクラブが2〜3番手違ってくることもあり、ゴルファーは、その日のピンポジションによって戦略を立てる必要が出てきます。それによって攻略すること、挑むことが楽しく面白くなるというわけです。

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ピンポジションシート(ピンシート)
その日のピンシートは、フロントで配布されていたり、キャディさんが持っています。セルフプレーの場合は、カートのハンドルについている場合があります。簡易的なものは、図1のように大まかなもので、図2のように、フロントエッジから ピンまでの距離、グリーンの左または 右のエッジからピンまでの距離が記載され、1枚のシートに18ホール分が表示されているものがあります。最近では、ゴルフカートにGPSが搭載されていたり、今日のピンポジがわかるアプリなどもあるので、活用してみてください。
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図1 | 図2 |
ピンポジションをうまく活用するコツ
ピンが手前にある場合
精密なアプローチショットのスキルが必要になってきます。一気にピンに近づけようとすると、手前が狭くなりミスの原因になりがち。グリーンのセンターを狙って2パットを狙うのが確実です。
ピンが奥にある場合
ボールを遠くに飛ばすスキルが必要です。グリーンの手前からセンターを狙う方が確実です。
※初心者は、ピンが手前でも奥でもとにかくグリーンのセンターに乗せることを目標にしましょう。
距離によって、ウェッジとアイアンの使い分け、クラブの番手による自分のキャリーを把握しておくことも鍵になります。グリーン左右の障害物や傾斜も考慮する必要があるので、ピンポジションを研究することは、スコアアップに不可欠。戦略的にラウンドすることがゴルフを面白くし、上達が益々楽しみになってきます。

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ピンポジションに関するマナー
プレーヤー全員のボールがグリーンに乗るとパッティングになりますが、ピンポジションに一番近いプレイヤーがピンを抜くことがマナーです。ピンを抜く際には、必ずボールが当たらないような場所に置いておく必要があります。置いてあるピンにプレイヤーのボールが当たってしまうと、ルール違反となりペナルティが発生してしまうので注意しましょう。
シュミレーションゴルフのあれこれ活用法
シミュレーションゴルフができる場所が増えてきました。バーやレストランなどにも設置され、食事やお酒も交えて、さまざまな楽しみ方ができます。ひとりでもまたはお仲間とワイワイしながら、ラウンドや練習体験ができるシュミレーションゴルフのあれこれをお伝えしていきます。
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シュミレーションゴルフとは
3Dのリアルなコースが映し出されたスクリーンに向かって、実際のクラブでボールを打つ室内型ゴルフのことです。天候や時間に左右されず、いつでも手軽に練習やプレイができるのが最大のメリットです。高度なセンサーやプロジェクション技術により、本物のゴルフ場にいるかのような感覚を味わうことができ、自分のスイングを細かく分析することも可能。ゴルフ初心者にとっては、ルールを覚えたり、スイングの基礎を習得するのに最適です。実際にコースに出る前に、イメージを掴むこともできます。また、上級者は、詳細なデータ分析を通じて、難易度の高いコースの攻略など、さらなる技術向上が期待できます。最近では、シミュレーターの精度も向上しているので、よりリアルなゴルフ体験が可能になってきています。
シュミレーションゴルフの機能
シミュレーションゴルフでは、高性能のレーダー技術やハイスピードカメラで、打球の回転やスイング軌道、飛距離や曲がり具合などデータを解析し、精度の高い打球測定ができます。目で打球の行方を確認する打ちっぱなしの練習場よりも上達が早いと言われるのは、自分のゴルフがデータで見えるから。インストラクターなしでも自分のプレーを客観的に分析できるようになります。コースは初心者向けの簡単なものから、プロ向けの難易度の高いものまで様々、自分のレベルに合わせて選ぶことができるため、無理なく楽しむことが可能です。
リアルな臨場感を味わえる
ゴルフ場の風景や障害物、グリーンの傾斜も再現されているので、本物のゴルフをプレーしているかのような感覚を味わうことができます。コースの設定では、状況に応じたクラブを選び、スイングの正確さやタイミングなど、実際のゴルフと同様に、試行錯誤しながら上達を目指すことができます。設定すれば、山間部や海沿い、天候、時間帯も設定できるので、環境要因の苦手克服にも役立ちます。
世界の名門コースも体験できる

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シュミレーションゴルフはどこで体験できる?
街中には、フォットネス同様にシュミレーションゴルフ場が増えてきています。ゴルフ練習場に設備されている所もあります。ゴルフバーやカラオケ施設で、楽しく盛り上がるのも最近のムーブメントになっています。ゴルフバーでは、店員さんが盛り上げてくれたり、カラオケ施設ですと、家族でも楽しむことが可能ですね。他の人には見られたくない、練習に集中したい場合は、個室になっている施設を利用しましょう。
有効的な使い方
苦手なクラブ、バンカーなど特定の条件で練習の設定を活用すれば、自分の課題や弱点に焦点を当てた練習ができます。様々な状況でのスキルやテクニックを磨き、集中的に上達することも可能です。また、通常のコースだと予約をしたり、当日までの数日待つことになりますが、シュミレーションゴルフは、思いついた時、時間に空きができた時にもサッと立ち寄ることができるので、短時間でも練習の機会が増え、スキルアップを図ることができます。シューズ、クラブはレンタルできるので、仕事帰りにサッとフィットネスと同じように通えます。
料金の相場
ブースで時間制になっている所や、利用人数によって一人当たりの料金が安くなる所もあり、一回の料金は、概ね3000円〜5000円くらいが相場。打ちっぱなしなどの練習場よりは、少し高くなります。レッスン付きの場合は、回数単位での料金になっていたり、入会金が必要な所もあります。マンツーマンレッスンは1万円くらいが相場のようです。
デメリット
様々な環境設定ができるシュミレーションゴルフですが、風や地形による足場、地面のコンディションなど外的要因を体感することができません。その点は、実際のゴルフで出る影響とは若干異なるため、シュミレーションゴルフで得たスキルをいかに実際のコースで発揮できるかというところに課題が生まれそうです。
楽しみ方は色々
ひとり集中モードで練習するもよし、ゲーム感覚で友人や家族とワイワイ楽しむのもいいですし、パーティやイベントでシュミレーションゴルフを活用するという使い方もあります。また、施設によっては、大会なども実施している所もありますので、ひとりでも参加すると、よりゴルフへのモチベーションが高まるでしょう。
【プロのゴルフ観戦】異次元のショットを見に行こう!
オリンピックも開催された夏があっという間に過ぎ去ろうとしています。松山選手の銅メダル獲得に興奮した方も多いでしょう。五輪の男子ゴルフ史上初の表彰台、感動しましたね。改めて、プロのツアーを生で観てみたいと思った方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、ゴルフ観戦のマナーや、観戦のポイントをお伝えいたします。テレビで見るのとははるかに違う異次元のショットを観にいってみましょう。
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||チケット||
大会が開催される約2か月くらい前から、前売り券が発売されます。以下のような購入方法があります。
ネットで購入する
コンビニの端末で購入する
チケット取扱店で購入する
会場で当日券を購入する
人気のプロが出るツアーや決勝などは、当日券はさすがに厳しいでしょう。事前にスケジュールを確認し、前売りを購入するのが確実です。
料金は、平均的に3000円くらいからですが、メジャー大会、決勝などは通常よりも高くなります。
||服装や持ち物||
◆ポイントは、1日中屋外。たくさん歩くということ。
ギャラリーは、フェアウェイを歩くことができません。ラフや林の中を移動することになりますので、快適で動きやすい服装、疲れにくい靴を選びましょう。
ジャケットや襟付きシャツなど、基本的にドレスコードは不要とラフな場合が多いです。かなり歩くことを考えると、動きやすい服装がおすすめ。いつものゴルフウエアだと間違い無いですね。シャツとハーフパンツでもOKとしている大会もあります。靴はスニーカーがおすすめですが、芝を傷つけてしまうため、ヒールはNGです。大会によっては紳士・淑女らしい服装を求められることもありますので、格式高い試合を観戦する場合は、事前に大会HPで、ドレスコードを確認しましょう。
◆持ち物&あると便利
ほぼ1日中、外にいることになりますので飲み物は必須です。他には、日差しを防ぐのはもちろん、林の中で枝が刺さらないよう帽子やサンバイザー、サングラスも必要です。あると便利なのが、折りたたみ式の椅子やビニールシート。移動と待ち時間の繰り返しの際、折りたたみの椅子があると休憩に使えます。多くのギャラリーが集まる大会では、立ち位置が後ろになった場合に脚立があると観やすくなります。
ただし、1日中歩いて移動をしますので、あまりにも大荷物は負担になります。両手が空くようリュックサックを使ったり、登山・キャンプ用のグッズは軽くて機能性が高いので、取り入れやすいかもしれません。暑さ寒さ対策では、クーリングできるものやポケットカイロがあるといいでしょう。
コース内での飲食は禁止されています。小腹が空いた時用のおやつを持っていく場合は、決められた所で食べましょう。お菓子を開封する時もカサカサ音がしますので、ご注意を。
◆花粉症、虫刺されグッズ
選手がショットの動作に入った後のくしゃみはマナー違反になってしまいます。我慢しようにもできない場合もありますので、花粉対策は必要ですね。虫刺されのかゆみも耐え難いものがありますので、痒み止めは持っていった方がいいでしょう。

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||観戦のコツ||
◆会場に着いたら
入場ゲートで配布されるペアリング、タイムスケジュールを見て、お目当ての選手のスタート時刻・スタートホールを確認しておきましょう。またコースガイドを見て、観戦ルートを決めておくと、効率よくプレーをみることができます。
◆観戦ポイント
好きな選手のプレーを間近で見られることは、まさに観戦の醍醐味です。お目当ての選手が一人であれば、一緒に移動します。いろんな位置、角度から、さまざまなショットを観てみましょう。少し先回りをして、観戦位置を確保し、選手の後ろから見ると、プロの弾道を観ることができるのでオススメです。特にチャンスホールとなるパー3の弾道は、見逃すべからず。
観戦初心者は、グリーン付近がおすすめ、飛んでくる球筋が見え、アプローチではプロの技や読みを堪能できます。スコアを争っているパットやロングパットなど見応えもあります。
◆練習場もチェック!
選手がどんな練習をしているかを見るのは、大会観戦の大きなメリットです。選手たちの表情にも注目。試合前には緊張感とプロの迫力が伝わってくるでしょう。試合後にはリラックスし選手同士で話している姿を見かけることもあります。
||マナーや注意点||
◆「Quiet Please」「お静かに」
選手がアドレスに入ったら、「Quiet Please」「お静かに」のボードが上がります。話す、動くを止め、物音を立てないようにします。外側で移動中の時にも一旦止まり、ショットを待ちましょう。素晴らしいショットの時には惜しみない拍手を。
◆写真・動画撮影はNG
日本のプロゴルフツアーの観戦は、女子も男子も選手の写真撮影が禁止されています。間近で見られると写真に納めたくなりますが、隠れてこっそりもNGです。肖像権を冒すことになりますし、シャッター音やフラッシュなどもってのほか。選手の集中を切らす行動は厳禁です。大会スタッフに注意されると恥ずかしい思いをしますし、周りの人をも不快な気持ちにさせてしまいます。間近で見れるせっかくの機会です。目に焼き付けて帰りましょう。プレー前、プレー中に選手に声をかけたり触れたりも当然NGです!
◆エリア内に入らない。ボールにさわらない
ロープで観戦エリアは仕切られてはいますが、コースの一部ですので、ボールが近くまで転がってきたり飛んでくることもあります。もちろんお分かりかと思いますが、エリア内に入ったり、ボールに触れてはいけません。重大なマナー違反となります。そして、プロの試合とは言えOBはあります。「ファー」が聞こえたら頭上にも気をつけてください。
◆大会スタッフの指示に従う
お気に入りの選手を追いかけ、夢中になってむやみに移動するのもNG。コースを横断する場合は「クロスウェイ」と呼ばれる指定ルートを通りましょう。素晴らしい大会となるにはギャラリーの協力が必要です。選手たちの集中を切らさないようにすることも、盛り上げるも大事。大会スタップの指示に従うもマナーのひとつです。
||2024年内ツアースケジュール||
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