春の足音が南から聞こえてくるこの時期、各メーカーの新製品の熾烈なアピール合戦も本格化してきていますね。
GOLF-MODE編集部では、ボールの新製品に着目してみました!
▼寡占市場に立ち向かう「侍」たち。
世界的王者、『タイトリスト』に加え、国内の2強『ダンロップスポーツ』『ブリヂストン』の鉄壁のトライアングルで市場を席巻している日本のボール市場。新しさをあまり渇望していないユーザーも多い中、あえて「攻めている」ボールをチョイスしてみました。
▼本間ゴルフ 『ツアーワールド TW-G1』

まずは、反転攻勢の印象が強い、本間ゴルフのTW-G1。これまで、ボールは製造から販売までメーカーの一括管理で供給されてきました。しかし、昨今コストダウンの必要性から、製造の外注化が進みました。そこで力をつけてきたのが、アジアの製造請負メーカー。本間ゴルフはそこに目をつけました。台湾のメーカーとのコラボ製品がこのTW-G1です。
本間ゴルフといえども、ボールに関しては後発メーカーだけに製品の実力は即、生命線です。ウレタンボールに特化し、性能を追及しました。ツアー系ボールとしての仕上がりは十分で、ライバルは『プロV1(タイトリスト)』と謳うだけの実力はあるというのが記者の見立てです。
▼キャロウェイ『SR1』『SR2』『SR3』

アイデア勝負に出たのがキャロウェイのSRシリーズです。ヘッドスピードにあわせてボールパフォーマンスが最大になるように設計されているのがウリです。ヘッドスピードが安定しているゴルファーは、ある意味スイングが確立している成熟ゴルファー。その高い完成度には、性能の高いボールで勝負してみましょう。
ヘッドスピード(HS)が40m/s以下のゴルファーを対象にしたSR1は、バックスピンを最小化させHSのハンデを最小限度におさえる技術が優れています。女性ゴルファーにはぜひ試して欲しいボールになっています。
▼ブジヂストン 『ツアーステージV10 リミテッド』

3強の一角、ブリヂストンもV10シリーズが大胆な路線変更。全くの新機軸ボールへと変貌をとげています。V10リミテッドという名前となり、柔らかさに大胆に挑戦しています。特にドライバーやFWなどの長いクラブでそれがはっきり出ています。つぶれた感覚をより好むゴルファーは、絶対にチェックしてください。
記者が注目したのは曲がりへのこだわりです。アイアン、とくにロフト角がより小さい低弾道系のクラブではよくスピンがかかります。つまり、少々のミスでもあまり曲がらないのです。第二打、第三打の安定感が抜群に上がるのは間違いないでしょう。ショットの安定性でスコアメイクをする相棒としては申し分ありません。
2月号のアンケート「教えてください!パットについて!!」へのご回答ありがとうございました。
アンケートにご回答くださった読者様の一部を掲載いたします。

■tomo様(宮崎県 50代男性)
≪パッティングの悩み≫ショートパットに自信がない
≪ベストパット≫昨年10mののぼりのラインが決まった
■きゅうちゃん様(愛知県 50代男性)
≪パッティングの悩み≫打ち出す力加減がイメージ通りにいかない
≪ベストパット≫プロのレッスン
5年ほど前5mの傾斜上からのロングパットがはいった!
<編集部より>
今月もアンケートのご回答ありがとうございました。やはり、ロングパットが決まると爽快ですよね。ベストパットのご回答もロングパットに集中しました。今月の「ショートゲーム・マスター」は、ロングパットを採り上げています。ぜひ参考になさってください。

トム・ワトソン、ヤニ・ツェンなど日本でも人気と知名度のあるプロが使用するアダムスゴルフ。現在は、テーラーメイドと共に、アディダス傘下のクラブメーカーである。アメリカでは抜群の人気と知名度をもつ。主に中高年をターゲットに発展してきたメーカーだ。
2013年、日本市場に本格参戦。成熟市場の日本のゴルフマーケットにどれくらい食い込めるか。その鍵を握るのは、まずは、「イメージ」と「技術」だろう。
これまで、同社の製品はきちんとした販売経路が確立していなかったこともあり、実力以上に廉売されていた印象がある。廉価販売が品質への疑問へ直結し、アダムスゴルフについて、「どこの国のメーカーなのかよくわからず、ただ量販店で安売りされているクラブ」というイメージを持っておれらる方も多いのではないか。まずは、そんなネガティブな印象をどのように払拭するかが最初の解決すべき問題だ。
1月、同社はアーニー・エルス(南アフリカ)と契約に成功。40歳代半ばでも第一線で活躍する彼は、日本でも根強い人気がある。まずは、彼の高いイメージをてこにブランドとしての柱をしっかり立てたいところだ。

そのための足がかりは、同社の独自技術の「溝」にあることは、衆目の一致するところだ。日本でも話題となったテーラーメイドのヒットドライバー『ロケット・ボールズ』の飛距離の秘密として話題となった「溝」。その技術の元祖はアダムスゴルフ社にある。
同社は、ドライバー、FWなどにはクラウン部分にも溝を施しており、手にしたゴルファーの大半は手放していないだろう。それほど、打ったときの快感は想像以上だ。弾きの良さを求めるゴルファーは、ぜひ手にして欲しいものだ。
上記の通り、アダムスゴルフの製品は安く手に入れることができる。今は、その最大のメリットを享受できるチャンスでもある。廉価販売の外国メーカーと毛嫌いせず、ますは手にしてみる勇気を持って欲しいのだ。
観光馬車『フィアカー』

ゴルファーの皆様こんにちは。編集部のイチコです。今月のTRAVEL-MODEはウィーン特集!ウィーンと聞いて真っ先に思いつくものは何でしょうか。ハプスブルク家?カフェ文化?それとも小澤征爾が音楽監督を務めたことのあるオペラ座?今回は音楽の殿堂『楽友協会』でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を堪能(?)されたお客様のレポートをご紹介しています。TRAVEL-MODEで暫しの間、ウィーンを旅してみませんか?(イチコ)
冬はどうしてもラウンドの回数が減ってしまいますね。そんなときは、忙しい時期にはできないことをやってみることが大切ですよね。
その代表例がグリップの交換ではないでしょうか?グリップ交換によって春のラウンドに備えてみませんか?

Golf Grips at the 2008 PGA Golf Show / danperry.com
★グリップは年1回の交換がベスト!
交換の目安は約40ラウンドとされています。アマチュアの方で、年間のラウンド数が40を超える方は少数派かもしれませんが、グリップはゴム製であるので、劣化は避けられません。グリップが古くなると、当然ですがグリップ力が下がります。その結果、余計な力みにつながります。年に1回を目安に交換しましょう。
★ベストな太さを探しましょう。
グリップ交換をするときのポイントは、どのクラブも太さが均一になるようにすることです。シャフトの太さは同一メーカーでもモデルが違うと微妙に変化するもの。複数のメーカーのクラブを使い分けているゴルファーなら尚のことです。自分の手になじむ太さを探しながら、均一に揃えていきましょう。その際は、下巻きで調整します。

★細いグリップ、太いグリップ
細さ、太さはお好みで構わないと思いますが、どちらのタイプが好みかを意識していない方は、「太いグリップは、手が大きく、パワーに自信のある人」が向いています(細いグリップはその逆)。
★グリップ交換は低コスト、低リスク
クラブの交換は経済的にも、慣れや準備という点でもリスクが高いといえますが、グリップ交換はそこまでの負担はありません。ドライバーなどグリップが気になるクラブのグリップをまず交換してみてみませんか。クラブが原因だと考えていたいろいろなトラブルが解決したということも多いのです。
★テーラーメイド・ジェットスピード・ドライバー

テーラーメイドの攻勢が止まらない。ライバルは自社の別ブランドといわんばかりの新機軸のクラブを提供し続ける同社。今回も、新しいドライバーを市場に投入してきた。その名は、「JETSPEED」。名前が示すとおり、ヘッドスピードの向上に技術の力点を置いたクラブだ。
注目すべき点は、テーラー社がロー・フォワード・シージー設計と呼んでいる重心の位置の改良だろう。低く、前においたことで、バックスピン量を減らすことに成功したとする同社。このクラブはいわゆる浅重心設計。日本では、深重心設計が主流だが、テーラー社は、浅重心で勝負をするという。これが、吉と出るか凶と出るか。まずは手にとって、試打してみて欲しい。
【価格 39,800円 (税込) 送料別】
【教えてください!ショートゲーム、ここを改善したい!】
今月のアンケートは、新連載と連動企画!「教えてください!ショートゲーム、ここを改善したい!」です。?あなたの決意をお聞かせ下さい。


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★アンケート★
GM編集部は、楽天GORAによるゴルフ場予約サービスを展開中です。
編集部厳選の全国のゴルフ場をご紹介します。
東日本地区のおすすめはこちら。西日本地区のおすすめはこちら
今月のイチオシ!!
丸の内倶楽部
(千葉県長生郡長柄町力丸354 首都圏中央連絡自動車道・茂原長南 10km以内)
フラットで広めのフェアウエイが安心感を与えるゴルフ場だ。見た目ほどは易しくないのは、いい意味での意外性とゴルファーには写るだろう。充実しているアメニティグッズなど目立たないが細やかな配慮が魅力でもある。その結果、女性ゴルファーのリピーターを増やしている。冬のこの時期に気軽にプレーできる雰囲気も悪くない。
関西クラシックゴルフ倶楽部
(兵庫県三木市吉川町湯谷567 中国自動車道・吉川 5km以内)
関西エリアでも人気のゴルフ場。清水・湯谷・大洞の3つのコースがある。眺望を楽しむような雄大なスケールのコースレイアウトで、冬のこの時期でもその雰囲気を損なうことはないだろう。直線的なデザインで、楽しくラウンドできる。人気にあぐらを欠くことなく多彩なサービスを展開するのも嬉しい。あなたにあってプランで「関クラ」デビューを果たしてほしい。

PING(ピン)というメーカーは、ゴルフの世界を塗り替えてきた先駆者である。
普通名詞になったピンタイプパターという存在に留まらず、「キャビティ構造」という常識を打ち破るアイアン製法へのアプローチ。
これまで存在しなかった全く新しいゴルフの世界を創造する力。その源流は、創設者カースティン・ソルハイム氏の存在に行き着く。そして、ミレニアムの今も彼の影響力は健在だ。現在のPINGは、彼の思想を土台とする伝統あるゴルフメーカーとなっている。
PINGのクラブの根本となっている思想が、ご存知の「トゥヒールバランス」である。クラブヘッドの重量を先端(トゥ)と根元(ヒール)に分散させるというこの考えは、すべてのクラブに貫かれている。
そんな、PINGが1982年に発売したPING EYE2は、多くのゴルファーの支持を得た名器だった。当時の難しいクラブを使いこなせてこそ一流の風潮をも打破する使い勝手のいいクラブだった。独特のソール形状は、特にバンカーで威力を発揮。SWよりも使いやすいとの評価を得ており、なかなか手放さないゴルファーも多かったのである。
そんな、PING EYE2の伝統を受け継いで、PING EYE2 XG WEDGEは、グーズネックのフォルムも含め当時のままの姿で復刻している。
高く評価された優れたバンズの効きは当然に健在。フェースの開き加減で高低差を打ち分けられる高い機能性。
PING EYE2の言葉の響きに新鮮さを感じるゴルファーも、懐かしさを感じるゴルファーも一度手にして欲しい。
もちろん、評価はあなたの厳しい目で判断してほしいが、きっとその一定の納得感を得られるだろう。

Ponte Vecchio detail / Jo@net
ゴルファーの皆様こんにちは。編集部のイチコです。旅において「最古」や「秘密」という言葉は非常に魅力的です。今月のTRAVEL-MODEでは、フィレンツェで最も古いといわれる「ヴェッキオ橋」にある秘密の回廊「ヴァザーリの回廊」をご紹介しています。ここは、ルネサンス期に圧倒的な財力でフィレンツェを支配したメディチ家ゆかりのスポット。ヴェッキオ橋付近は金細工店がひしめいておりますので、資産家の栄華に思いを馳せながら、誰かへのプレゼント選び・・・なんていかがでしょうか?(イチコ)