6月号のアンケート「教えてください!あなたの上半期ベストグロス」へのたくさんのご回答ありがとうございました。
アンケートにご回答くださった読者様の一部を掲載いたします。

■BANCHAN様(奈良県 40代男性)
≪ベストグロス≫ 80台後半
≪ゴルフ場≫ シプレカントリークラブ(奈良県)
≪ベストグロスが出た要因≫ パターが好調
≪成果がでたと思う練習法など≫ レッスンプロ(の指導)
■noriさん様(広島県 60代男性)
≪ベストグロス≫ 80台前半
≪ゴルフ場≫ 安芸カントリークラブ(広島県)
≪ベストグロスが出た要因≫ アプローチ&パターの調子が良かった
≪成果がでたと思う練習法など≫ 自宅のマットでパーターの練習を週に3回はする
■なんちゃん様(宮城県 40代男性)
≪ベストグロス≫ 90台~
≪ゴルフ場≫ 松島チサンカントリークラブ(宮城県)
≪ベストグロスが出た要因≫ OBが少なかった
≪成果がでたと思う練習法など≫ バット素振りを取り入れた
■momo様(愛知県 30代女性)
≪ベストグロス≫ 90台~
≪ゴルフ場≫ 岐阜羽島ゴルフクラブ(岐阜県)
≪ベストグロスが出た要因≫ なにをやってもうまくいかないので、よい成績にはならなかったです
≪成果がでたと思う練習法など≫ ただいま研究中
■ゴルフの達人様(奈良県 60代男性)
≪ベストグロス≫ 90台~
≪ゴルフ場≫ 木津川カントリー倶楽部(奈良県)
≪ベストグロスが出た要因≫ 天気が良かった
≪成果がでたと思う練習法など≫ ゴルフレッスンが実を結んだ
■ut-hiter様(長野県 70代男性)
≪ベストグロス≫ 80台前半
≪ゴルフ場≫ 諏訪ゴルフ倶楽部(長野県)
≪ベストグロスが出た要因≫ ドライバーの調子がよかった
≪成果がでたと思う練習法など≫ ドライバーのアドレスでスタンス幅を広げた
■只野0三様(京都府 50代男性)
≪ベストグロス≫ 80台前半
≪ゴルフ場≫ クラウンヒルズ京都ゴルフ倶楽部(京都府)
≪ベストグロスが出た要因≫ パットがよかった
≪成果がでたと思う練習法など≫ 特になし
■hiro様(埼玉県 50代男性)
≪ベストグロス≫ ご回答なし
≪ゴルフ場≫ 佐野クラシックゴルフ倶楽部(栃木県)
≪ベストグロスが出た要因≫ ドライバーの調子がよかった
≪成果がでたと思う練習法など≫ 女子プロの試合を観戦して学んだ
(編集部より)
ベストグロスが出た要因は「ドライバー好調」派と「パター好調」派に分かれました。やはりスコアメイクのポイントはこの2つにあることはプロもアマチュアも同じですね。ご協力頂いた読者様ありがとうございました。
今月のアンケート「キャディさんについて」ご意見募集中です。こちらからご参加いただけます。
下半期(通年)もベストグロス更新を目指して頑張っていきましょう。
GOLF-MODEは、今後も読者様のスコアアップに役立つ情報を全力でお届けします!

苛烈なトーナメントの世界を生き抜いていくために身につけられたプロの業(わざ)。これは、高度化された戦略の結晶である。これをケーススタディの手法を用いて分析。そこから出る結論をアマチュアゴルファーにも役立つ法則へと導いてみよう。
今回は、有村智恵プロ(日本ヒューレットパッカード)のフンドーキンレディース初日。15番ホールから起こった3連続バンカーの場面を採り上げる。特に3ホール目の17番ミドルは、第2打が目玉になり、第3打目をバンカーから出せない苦しい展開。3ホール連続でのバンカーは、プロであっても精神的にきつい場面。有村は、この危機を最小限に食い止めるどんな工夫をしていたのだろうか。
謎を解く鍵は、大会前のコメントにある。「厳しいコース。小技といった技術力が試される」。そう宣言して臨んだ今大会。アップダウンのきつい丘陵コースで知られる福岡カンツリー倶楽部和白。打ち上げ、打ち下ろしの距離感をあわせにくいことを見越しての想定だった。うっすらと見えてくる自分の未来図。その「想定」とともに有村は、可能性としては「十分ありえる」と覚悟して、3ホール連続のバンカーショットと向き合っていたのだ。
さらにその想定から有村は対策を打っていた。それはドライバーの安全運転である。このコースでの主戦場はグリーンへのアプローチ。第1打を曲げては次の展望を開けない。ドライバーで無理をしない選択は、16番、17番、18番の第1打がフェアウェイを捕らえるという結果をもたらした。
精神的な備えは、十分な心の余裕を残していた。高い集中力で危機に対処していた有村は、17番の第4打目、2回目のバンカーショットは、ピンそば約30cmのファインショットを見せたのである。このホールをボギーで逃れ、この3ホール連続バンカーの危機をトータル+1で凌いだのである。
そこで見えてくる有村のプロの業(わざ)。それは、「自分に何が起こるのかを予測する力」であり、「その予測に対する備え」といえる。自分に起こることを正しく理解し、それに対して備える。それは、ゴルフのラウンドにおいて、アマチュアゴルファーにも求められる力でもあるはずである。(文中敬称略)

Cinnamon Hill Golf Course / MoreThanGolf
今月は、夏のゴルフの話をしよう。
ゴルフが100%アウトドアスポーツである以上、季節の変化に応じた対応力は必要不可欠である。夏に立ちはだかるスコアメイクの大きな壁。今回は3点に絞って考えてみよう。
(1)ラフ
たとえ手入れが行き届いているゴルフ場であったとしても、夏のラフは厳しい。もし野芝の部分にボールが落ちれば事実上の1ペナルティである。であるならばショットの方向性重視は絶対条件になる。特に第1打の落とし所は、細心の注意が必要だ。ミドル、ロングホールでは距離よりもフェアウエイキープである。
(2)グリーン
照りつける太陽で蒸発する水分。夏のグリーンは硬い。プロの大会ほどではないにしても高速グリーンは避けられないとみてよい。だからアプローチは、フェアウエイから高く、スピンのかかった球をしっかり打ちたい。その点でもショットの方向性重視は必要不可欠だ。また、ボールはグリーンセンターを狙って「2パット以内に」が目標だ。
(3)スタミナ
夏のラウンドの最大の問題点は、スタミナである。体力の消耗を最小限に抑え、途切れない集中力を確保しなければならない。昼休憩の栄養補給も重要なポイントになる。その際に牛乳をプラスすることを薦めたい。汗は血液中の水分を基につくられており、発汗による身体のダメージは造血能力の高い食品でカバーしたい。牛乳は造血作用が高く、栄養価も高いのでぜひ摂取しておきたい。
夏のゴルフで気をつけなければいけないことはまだあり、御住まいの地域やあなたの年齢や体力、コンディションによっても対策が必要なことがあるだろう。
ここで考えをまとめておきたい。夏用のゴルフに切り替える。このことは、ゴルフの思考力の強化の絶好の材料であるということだ。考える力によってゴルフは絶対にうまくなる。
あなた流の夏仕様のゴルフができるようになれば、周囲から一目置かれる存在になれるはずである。

1月、7月は芥川賞・直木賞のシーズンである。芥川賞は純文学、直木賞は大衆文学を対象として「無名若しくは新進作家」の発掘を目的として創設された。ただ直木賞は近年、一定の実績をあげた中堅作家に与えられるようになっており、そのため候補を複数回繰り返して受賞というケースが大半となっている。前回(第146回)受賞の葉室麟もその例に漏れない。よって初めての候補選出で受賞するというケースはほとんどなく、第114回の受賞者となった小池真理子は稀有の例となっている。
大衆小説を対象としている文学賞だけに過去には、青島幸男(第85回)、邱永漢(第34回)、つかこうへい(第86回)、向田邦子(第83回)、佐木隆三(第74回)、なかにし礼(第122回)といった意外な受賞者も名を連ねている。
既存の小説分野、特に恋愛小説、時代小説、人情小説が受賞する傾向があり、そのためコアな文芸ファン以外になじみのない作家が突然受賞するという回も少なくない。一方で、読者に高い人気のあるミステリー作品の受賞のハードルは高い。好例は、横山秀夫『半落ち』の落選。小説がフィクションであるならば、言いがかりともいえる理由で落選し、さらに選考委員がミステリー業界を批判したこともあり騒動となった。横山はこれを機に直木賞から絶縁した。宮部みゆきの名作『火車』も落選し、東野圭吾は『容疑者Xの献身』で受賞(第131回)するまで5度も落選した。SFやファンタジーに至ってはほとんど受賞できていない。森見登美彦や万城目学といった才能豊かなこの分野の若手作家が今後受賞できるか不安視されている。
権威のある賞ゆえに、作家に与える影響も無視できない。先ほどあげた傾向があるが故に作風を変える作家も出現する。名前は挙げられないが受賞者や候補者に複数そのような作家が散見される。一方で直木賞と一線を画する作家も存在する。山本周五郎は受賞を辞退し(第17回)、伊坂幸太郎も執筆専念を理由に辞退している。
小説が人間を扱うものであるから、人間界で起こることは小説界でも必ず起こる。直木賞という権威のある文学賞の存在は、それに関わる人間にドラマを生み出させる。それは時として、小説よりもエキサイティングだ。近年、直木賞への注目度は下がり続けているが、それは、受賞者や受賞作品の世間に訴える力が弱まっているからだろう。
7月、また新しい直木賞受賞者が誕生する。世間の衆目を集める力を持つ作家に受賞してほしいものである(文中敬称略)。

マックテックシリーズ2012年モデル。前作は3バージョンだったのを今回は2つに厳選。春シーズンモデルであるが、価格に値ごろ感が出ている。マクレガーといえば、最近「ターニー」シリーズを復刻して注目を集めているが、元々はアメリカ老舗メーカーだけに実力は十分。
★今月のmei-hin倶楽部もチェック!
ゴルファーの皆さんこんにちは。編集部のイチコです。この時期に「軽井沢」と聞くと、その響きだけで涼やかになるから不思議ですね。私にとっては(たぶん永遠に)憧れの地です。それでも万が一訪れる機会があったら、日本で初めてスペイン製の石釜を導入したパン屋さん「浅野屋」を訪ねてみたいです。今では全国各地に石釜パン屋がありますが、その先駆的存在とは興味深いです。穴あき煉瓦を3000個も積み上げた石釜で、パリッと焼けるパンの味とは!?東京にも店舗展開している浅野屋ですが、この石釜は軽井沢店だけ。大人旅されました折には、ぜひ石釜の様子をご一報ください。それでは今月も皆さんのお便りをお待ちしています!(イチコ)
ゴルフのリクツ!!「下半身からスイングをつくる」の2回目です。
(下半身からスイングをつくる(1)はこちら)
今回は、トップからフィニッシュまでを考えていきます。
ポイントは、「左足の使い方」です。
左足は、(1)切り返しからの始動 と(2)インパクトまで で、動きがまったく異なっています。左足の役割を理解して、正しいスイングを身につけましょう。
(1)切り返しからの始動

切り返しからの始動は、「左足を踏み込んで」スタートさせることが最大のポイントです。ここで重要なのは、「何のために踏み込むのか」を強く意識することです。左足を踏み込む理由は、「腰の位置を決める」ためです。
左足を踏み込み、重心を落とす。これによって腰の位置が決まる。そして、その場所で腰を回転させるのです。
ゴルフのスイングは、回転力によってパワーを生み出しています。下半身の力を腰の回転に変換させることによってボールに推進力を与えています。左足の踏み込みは、その回転の場をつくる動作なのです。
腰の回転は、踏み込んだ左足を軸に地面と平行です。左腰でくるっと回すイメージで回転させるとうまくいきます。
ここで、「腰の回転でボールを打つ」ということの重要性を再度、強調しておきます。このイメージが飛んでしまうと、左足を踏み込む動作は、左足に体重を移すという動きになりやすくなります。上半身は左に流れ、スエーとなってしまいます。
(2)インパクトまで

腰の回転がはじまると、左足の動きは逆になります。ポイントは、左足は「跳ね上げて伸ばす」こと。伸ばす理由は2つあります。ひとつは、インパクトの際に、左手、左足、クラブが一直線に並ぶ「左半身のフラットライン」をつくるため。これによってパワーが上手く伝わり、方向が安定します。
もうひとつの理由は、上半身が左に開いたり、流れたりするのを防ぐためです。いわゆる「左の壁」をつくることですね。これで頭の位置が固定され、回転軸が安定します。その結果、遠心力でクラブヘッドを早く走らせることができます。また、スエーも防ぐことができます。
ここまでみていくと、下半身からスイングをつくることは、体を正しく回転させることだということが良くわかります。とくに、腰の回転が役割として大きいので、これが正しくできることが重要です。人間の意識の影響を受けにくい下半身の動きは、正しく出来るようになると再現性が高い動きになります。安定的なスイングには欠かせない要素です。ぜひマスターしてください!
GM編集部は、楽天GORAによるゴルフ場予約サービスを開始します。
編集部厳選の全国のゴルフ場をご紹介します。
東日本地区のおすすめはこちら。西日本地区のおすすめはこちら
今月のイチオシ!
石岡ゴルフ倶楽部
(茨城県小美玉市世楽1050-1 常磐自動車道・千代田石岡 15km以内)
名門でありながら、他の関東の名門では考えられない価格とサービス内容は、間違いなくトップクラス。関東ゴルファーなら知らない人はいない位に有名になったタイトリストProV1が無料で打てる練習場だけでなく、ニクラウス設計コースなど、おすすめポイントが多数。ほとんどフラットな林間コースだが、巧みな配置のバンカー、難しいグリーンはスコアをまとめさせてくれないだろう。
鬼ノ城ゴルフ倶楽部
(岡山県総社市奥坂666 岡山自動車道・岡山総社 5km以内)
「リスクをとって挑戦したものには報酬を」の哲学で知られる名設計家R.T.ジョーンズ・ジュニア。彼が手がけた岡山県を代表するゴルフ場。その哲学を最も反映した12番ホール。林、池、バンカー。迫りくる心理的な圧迫に耐え、距離を揃えられたものだけが手にできる栄光。あなたは、それにふさわしいゴルファーだろうか?

5月号の1クリックアンケートご回答ありがとうございました。
約半数の方が「性能と価格のバランスがよく高く評価する」とのご意見でした。
ほぼ同時発売のR11sよりも高い評価だったようで、春の新製品の主役にふさわしい注目度だったように思います。
その他の新製品に関する情報や感想も受け付けておりますのでこちらからご応募ください。ご応募下さった方には、粗品をご準備しております。皆様のお便りをお待ちしています。

GM用具担当が責任編集でお送りします、「おし!ドラ」。ドライバー情報を辛口で攻めていきます!よろしくお願いします!
3回目の今回は、PHYZ(ブリヂストン)の新製品、『ファイズ プレミアム モデル』です。プレミアムですよ。プレミアム。メーカー希望価格が11万5000円ですからね。そりゃプレミアムでしょう。自分には、二百数十円のビールしか縁のないプレミアム。GM読者様はターゲットの価格帯でしょうか?
さすがに、BSさんも高い需要があるとは思っていないのか受注生産商品。量販店さんよりデパートでの売上が高そうなドライバーかなと思います。このドライバーの特長は、ヘッドスピード35m/sくらいを想定したゴルファーを対象としている点。ここまでヘッドスピードが下がっちゃうと既存のドライバーでは支障がでてしまうものなんですね。BSさん、いいところに目をつけましたね。
ただ、この手のドライバーは、やっぱりステイタスとセットでしょ?GLOREの半端ない広告費の使い方を見るとそう思います。その点では、BSさんの戦略には疑問です。イメージキャラクターくらいは起用して欲しかったですね。ゴルフ場で「社長!ついに買いましたね!」くらいは言われてみたいじゃないですか!プレミアムなんだから。みんなが認めてこそプレミアムですよ!
PHYZの追求するゴルファー五感を重視したクラブつくりは、注目している発想。だから、PHYZブランドはぜひ成功してほしいプロジェクト。集約した技術が普及クラブまで降りてきて欲しいので、PHYZはおし!なんですよ。頑張れ!PHYZ!
募集しています!
GOLF-MODEでは、読者様のイチオシのドライバー情報をお待ちしています。あなたの愛用のドライバーや新製品の感想などドライバーに関することなら何でもOKです。情報をお寄せいただいた読者様には粗品を進呈させていただきます。みなさまのイチオシドライバーをぜひ教えてください。「お問い合わせ」からご応募ください。

1st tee over car park / .waldec
今回は、ドライバーのトラブルについての話をしよう。
ドライバーショットのミスは、もっともスコアに影響し、もっとも心理的ダメージを与えるトラブルである。「次は、失敗を取りかえそう」というあせりもあり、ミスの再生産を起こしやすい厄介な問題である。2~3連続でミスを犯しながら、次も漫然とドライバーを打っているゴルファーは論外だが、ここでトラブルを回避する手段を持っているかどうかは、スコアメイクに直結する。
ここで提案をしておきたい。
スコアを安定させるためには、レスキューショットをマスターすべきであると。
考え方は、2つある。
ひとつは、スイングの強度を落とす、いわゆるパンチショットをマスターすることである。多くのアマチュアゴルファーは、このパンチショットを重視していない。また、練習も不足しているため、手打ちになるなどスイングが崩れていることが多い。ドライバーを持って軽く振るということは思いのほか難しい。まずは、練習のルーティーンに組み込んでほしい。
もう一つの考え方は、ドライバーを捨てるということである。ロングホールでは難しいが、ミドルでは十分選択できる考え方だ。FWやUTを使ってライン出しを重視したスイングを心がける。スイングの強度を落とす必要は無いが、自分のスイングの荒れ方には、注意が必要だ。迷ったら方向性の安定を重視してUTを使うべきだ。
プロであっても、4日間すべてのドライバーショットを完璧に打てるわけではない。スコアの安定のために「置きにいく」技術を身につけている。それが、ゴルフで飯を食うということでもある。トラブルを回避するレスキューショットを自分の技術として備えておくことは、結果としてドライバーショットの安定に繋がるはずである。