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Category: ショートゲーム・マスター!


ショートゲーム・マスター!「パッティング。ラインを読む基礎」2

ショートゲームマスター1  第1シリーズは、「パッティング。ラインを読む基礎」を採り上げています。2回目の今回は、実際にラインを読むスキルを身につけていきましょう。

▼ラインは傾斜で決まる! ラインを決定づける要素は、傾斜です。確かに荒れたグリーンでは芝目によってラインが変わることもありますが、きちんと整備されたグリーンでは傾斜を正しく読むことが正しいラインの読みにつながります。今回は、左右に高い位置がある傾斜のラインの読み方を考えていきましょう。

▼5つのルーティンでラインを読む! img

今回は、ボールの右側に高い位置があると仮定してお話しましょう。

(1)重要な最も高い位置 ラインを決めていく最初のステップは、最も高い位置を探すことです。ラインの形成は、傾斜が決めています。その際、強い影響力をもつのが最も高い位置。ラインを決めるもっとも重要な情報となるので、まずはここを見つけましょう。

 

 

(2)ボールを打ち出す方向 ボールを打ち出す方向は、ボールと最も高い位置を結ぶ線になります(図の①)。理由は(3)のところでお話します。はじめは、この考え方になじみにくいのですが、徐々に慣れていきましょう。

 

(3)ボールがカップに入る方向 次に確認することは、ボールがカップに入る方向です。これも最も高い位置から、カップを結んだ線になります(図の②)。傾斜の影響を受けるため、カップがボールに入る方向がこの方向にほぼ限定されます。(2)で、ボールを最も高い位置に向かって打ち出すのは、このように打ち出さないと、最も高い位置とカップを結んだ線上に乗らないからなのです。

 

(4)曲がり口をイメージする ①と②のラインの方向が決まると、あとは曲がり口を意識します。①の方向で打ち出されたボールが、②の方向でカップにおさまるためには、どこで曲がるようにすればいいかを見定めます。はじめは、うまくいかなくても大丈夫。①と②のラインを正しく読めていれば、徐々に感覚がつかめてきます。ここで、イメージするラインが完成します。

 

(5)ボールを打ち出す強さを意識する ボールの曲がり口を調整するのは、ボールを打ち出す強さ。(4)でイメージしたラインを実現するため、ボールを打ち出す強さを意識します。普段の練習環境で多くの経験を積めることではないので、ラウンドの際は貴重な練習の場としての意識をもっておくことが大切です。

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第1シリーズは、「パッティング。ラインを読む基礎」。基礎を学んでいる方だけでなく、ベテランゴルファーももう一度基礎をみつめなおしておきませんか?ラインを正しく読む基本法則を学ぶことで、どんなグリーンにも対応できる考え方のベースをつくりましょう。

 

  「パッティング。ラインを読む基礎」第1回~ラインを読むまでの動線を身につけよう!~

 

 ▼グリーンに上がるまでにある場所を探しましょう!

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グリーンに上がるまでに、ラインを読む作業は始まっています。それは、グリーン周辺の高い位置を探すことです。高い位置を遠くで確認することでグリーンの傾斜がわかりやすくなり、低い位置を探すのが容易になります。ラインを読むに当たって大切なのは、一番低い位置を探すこと。そのためには、高い位置を探すことが解りやすいのです。

 

 

  ▼ライン読みに欠かせない確認箇所。 グリーンに上がったら、ラインを読んでいきます。まずは、ボールの後ろから目線をできるだけ下げて読んでいきます。左右のどちらに傾いているか、のぼりか下りか。まずは外せない基本ですね。ここで、グリーン全体の傾斜を把握しているかどうかが効いてきます。しっかり把握しておけば、理解が早くなりますし、スロープレー防止にも役立ちます。

 

▼次に確認するところは、カップ周り。

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特に大切なのがカップの後ろからのラインの読み。カップの(ボールの通過)先のラインの確認を大切にしてください。多くのゴルファーは、カップまでのラインを意識しがちですが、カップの先のラインはボールの軌道を読む際に重要な情報になりますし、結果としてわかりやすくなります。ボールの通過する1本のラインを意識し、その途中にカップがある・・・そんなイメージでラインを読んでください。

 

▼最後は、低い位置からの確認。 先の二つのラインのイメージが正しいものかをここからもう一度確認します。低い位置が右(左)、つまり横からの確認となる場合は、距離感をつかむことも大切になります。   パッティングは技術もさることながら、情報戦でもあります。まずは、ラインを読むまでの動線をルーティン化しておくことが大切です。次回は、いよいよ実戦編。左右に高い位置がある傾斜のラインの読み方を考えていきます。