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悩ましい花粉症【withコロナの花粉症対策】少しでも快適に

 

花粉症ゴルファーにとって、最も辛い時期となりました。ゴルフのシーズン到来と共にやってくるのが花粉症。全く悩ましいですものです。さらにまだまだ気の抜けない感染症の問題。花粉の飛散ピークを迎えるにあたり、withコロナの花粉症対策をお伝えします。

 

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画像:iStock

 

 

日本のゴルフコースは、人工林のある山を切り開いて造った丘陵コースが多く、その周辺に植えてあるのは、スギやヒノキなど花粉を大量に飛散させる樹木です。そもそも日本の国土面積の3分の2は森林であり、林野庁によると日本の国土面積(3,779万ヘクタール)の約7割を森林面積(2,505万ヘクタール)が占めており、そのうち、人工林面積は1,020万ヘクタールで、森林面積全体の約4割。また、人工林面積のうち、スギ・ヒノキ林が約7割を占めているということです。

 

 

 


出典:林野庁 森林面積に占めるスギ・ヒノキ人工林の割合

 

 

 

 

国民全体の38・8パーセントが花粉症

 

 

現在、社会問題化している花粉症。林野庁によると、戦後に植えられたスギ・ヒノキが成長し、木材として利用に適した時期を迎えています。これらの人工林の伐採を進め、伐採後の再造林では花粉の少ない苗木などに植え替える取組を積極的に進めているとのこと。何年もかかる事業ではありますが、期待したいですね。

 

 

さて、下記の表に時期別花粉情報をまとめてみました。やはりこれから気候がよくなるゴルフシーズンに集中して重なっています。スギ花粉のアレルギーを持つ人が最も多く、国民全体の38・8パーセントが花粉症といわれています。またスギの花粉症は深刻度の高いケースが多く、今は発症していなくても、誰もが花粉症になるリスクがあります。よく「今年から花粉症…」「認めたくないけど、症状が…」などといった会話が身近にあり、花粉症は、ゴルファーのみならず本当に悩ましい問題です。普段は軽症状の方も、ゴルフ場へ行くと花粉症の症状が顕著に出るという人も多いと思われます。

 

 

 

 

 

こんな状況ですから、1年を通してその日々の大半をゴルフ場でプレーするプロゴルファーが花粉症だった場合、本当に体調の管理は大変なものと思われます。花粉症の症状が出る場合は 鼻、目、のどなど、「首から上」だけのことが多いが 場合によっては 熱感や倦怠感などの全身症状をともなうこともあ利、ゴルファーにとって最も大事な集中力損なうことになりかねません。プロの場合は、やはり内服や注射でコントロールを行った上で、対策を行っていると思われますが、一般ゴルファーのみなさんにとっても、不快で 楽しさは半減してしまうものとなってしまいますね。

 

 

 

今シーズンの飛散状況は?

 

tenki.jpによると以下の通りです。

 

 

 

2021年春の例年比での花粉飛散傾向予測は、九州は例年より非常に少ない見込みです。中国、四国、近畿、北陸、関東、東北では例年と比較して少ない、またはやや少ないでしょう。東海と北海道は例年並みの予想です。
一方、前シーズン比(2020年春との比較)で見ると、九州から関東にかけて多く、四国や東海、北陸、関東で非常に多くなる予想です。これは前シーズンが例年より少なかったためであり、前シーズンに花粉症の症状が軽かった人も2021年春は注意が必要です。東北は前シーズン並み、北海道は前シーズンより少なくなるでしょう。

 

 

 

 

 

出典:tenki.jp

日本気象協会 2021年 春の花粉飛散予測(第4報)


 

 

 

飛散量が多くなるタイミング

 

気温が高く乾燥した日や、風が強い日、雨の翌日などがありますが、特に、雨の翌日は、前日の数十倍のスギ花粉が飛び交う場合もあります。さらに、1日の中でも2回ピークがあると言われています。
飛散量が多くなる日・時間帯は対策を万全にしておきましょう。

 

 

 

withコロナの中で

 

今はまだコロナが終息したと言えない状況。無症状で感染に気づかないまま、花粉症によるくしゃみや鼻水で、一緒にプレーする人たちをウイルスに晒す懸念も否めません。また、初期の花粉症の症状は風邪と似ていることもあり、今年から花粉症になった人には、区別がつきにくいものでもあります。

 

 

こんな症状がでたら、花粉症を疑いましょう。

 

● くしゃみが一日に何回も出る

 

● 水のようなサラサラとした鼻水が何日も続く

 

● 強い鼻づまりが突然起こる

 

● 喉がイガイガしたり、かゆくなったりする

 

● コンコンと乾いたせきが出る

 

● 目のかゆみや充血があり、涙目になる

 

● 頭痛、だるさを感じる

 

● 37.5度ぐらいの微熱が続く

 

● 口の中がザラザラし食欲がなくなる

 

● 肌荒れがひどくなる

 

 

 

 

最も注意すべきは、カート内での接触

 

 

ゴルフ場内でのカート移動には注意が必要です。くしゃみを押さえた手や鼻水をかんだ手でカートのハンドルやレバーに触れると、無症状であっても新型コロナウイルスに感染していた場合、同伴者に感染させてしまう恐れがあります。花粉症の症状は完璧に抑えてコースに出るのが望ましいですが、咳・くしゃみなどのエチケット・マナーをふまえ、花粉症でない方も除菌スプレーなどを携帯しましょう。

 

 

 

画像:iStock

 

 


少しでも快適なゴルフを

 

【ウエア】

コースでのゴルフウエアは、表面がサラサラしたウインドブレーカーなどを着用し、ウエアに花粉が付着するのを防ぎましょう。

 

 

【帽子】

帽子はキャップで。ニット帽は花粉が付着します。ツバの広いハットは花粉が積もりやすく、サンバイザーも髪に花粉が付着するので避けましょう。

 

 

【メガネ】

サングラスや花粉を防ぐゴーグルも有効です。コンタクトレンズは、花粉の付着により症状を増幅する可能性があります。ハーフタイムで目を洗うこともしやすくするためメガネで行きましょう。

 

 

【昼食・会食】
ゴルフで盛り上がって、ビールなどのアルコールを摂取し気分が高揚してしまうと、ついつい大声で話してしまいます。アルコール摂取は、血管を拡張して鼻づまりや目の充血などの症状を悪化させるので、花粉症、新型コロナウイルスの両面から控えましょう。

 

 

【ハーフ・お風呂】

withコロナになってから、風呂なし・昼食なしのスループレーもありますが、症状が酷い人は、ハーフタイムを利用して、洗顔やうがいを行い、マスクも交換しましょう。プレー後は可能なら風呂に入って、着替えてから帰路に着くのがベストです。

 

 

 

花粉症対策グッズ

 

昨年のGOLF-MODEで花粉症対策グッズを紹介していますので、ご参照ください。

 

花粉症でもゴルフには行きたい!【対策グッズ】これ試してみて。

 

 

この記事の中で、鼻に差し込むタイプのノーズピットマスク(鼻マスク)を紹介していますが、単に鼻マスクを装着しただけでは、くしゃみをした時に飛び出してしまうことがあるようなので、しっかりと症状を抑えた後で、鼻うがいをして装着すると、かなりの効果が期待できるようです。(個人差はあります)症状の酷い方は、ぜひお試しあれ。

 

 

 


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感染症や花粉症など、悩ましいことも多い中ですが、より安全に楽しいゴルフができますように!

 

 

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