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救急車を呼ぶべきか迷ったら。【年末年始・増える体調不良】

年末年始の救急搬送は普段の10倍以上にもなると言います。思わぬケガや体調不良が増える年末年始。しかし、年末年始には多くの医療機関が一般診療をおこなっていないので「もしものことがあったら……」と不安になります。コロナ禍が続き、救急車の稼働率は97%に。都市部では、救急車を呼んでもなかなか来ない。来てもらっても受け入れ先病院が見つからないなどの現状もあります。今回は「すぐに病院に行った方がよいか」や「救急車を呼ぶべきか」迷う時の相談窓口、判断の指針になるpdfをご紹介します。

 

 

 

 

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平成 30 年中の救急自動車による救急出動件数は 660 万 5,166 件、搬送人員は596 万 202 人で、年々増加の傾向にあります。救急隊数を増やしてはいるものの救急搬送ニーズに追いつかず、救急車が現場に到着する時間や患者を病院に収容する時間も長くなっているのが現状です。

 

搬送患者の中には救急車を呼ぶ必要性が低いケースも見受けられ、「風邪をひいた」「手を怪我した」といった自力でも来院できる程度であったり、救急車を便利なタクシー代わりに利用する方も大勢いるということです。これでは、本当に必要な人のところに救急車の到着が遅れる原因となるため、救急車の適正利用は、昨今大きな課題となっています。

 

 

 

 

 

*救急車を呼ぶか迷ったら*

 

救急安心センター「ダイヤル#7119」
小児救急相談の場合は「ダイヤル#8000

 

消防庁では、119番通報する前に、救急車を呼んだ方がいいかを判断する電話相談窓口救急安心センター「ダイヤル#7119」小児救急相談の場合は「ダイヤル#8000)を設置しています。また、緊急性を自己判定できるガイドブックの作成やスマホアプリ「Q助」の配信を実施していますが、いずれも電話相談窓口の利用や、「Q助」の活用など認知度はあまり高いものとは言えません。

 

この機会に、メモなどを用意しておきましょう。
※救急安心センターでは、原則24時間365日体制で、看護師などの相談員が相談にのってくれます。

 

 

*救急車利用リーフレットを活用して*

 

いざという時には誰もが動揺し、余裕がなくなってしまうものです。では、本当に救急車を呼ぶべき症状とはどのようなものでしょう。総務省・消防庁の「救急車利用リーフレット」は、イラストを用いて、誰が見てもポイントがわかりやすく、ガイドに沿って救急車を呼ぶべきか判断できます。また、付帯資料では救急車が来るまでに用意しておくこと、119番に電話をしたら聞かれることなどが書かれています。いざという時には、このガイドに沿って慌てずにすむかと思います。こちらにも画像を貼っておきますが、ダウンロードして、ご家庭、職場に保管しておくことをお勧めします。

 

 

ダウンロードはこちらから
総務省・消防庁 救急お役立ちポータルサイト

 

 

◆高齢者版

 

 

 

 

◆成人版

 

 

 

 

◆子供版

 

 

 

 

◆付帯資料①

 

 


◆付帯資料②

 

 

 

 

11月1日から3月31日までウォームビズ期間です。

ウォームビズ(WARMBIZ)とは、ウォームビズは、暖房に必要なエネルギー使用量を削減することによって、CO2の発生を削減し地球温暖化を防止することが目的です。環境省では、平成17年度から冬期の地球温暖化対策のひとつとして、暖房時の室温を20℃(目安)で快適に過ごすライフスタイルを推奨する『WARM BIZ』(ウォームビズ)を呼びかけています。

 


 

 

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一般的に、電力による冷暖房を行う場合、室温設定の調節による省エネ効果は、夏よりも冬のほうが大きいことが知られています。冬の暖房器具使用時に室温設定を今までよりも下げるようにすれば、CO2削減効果があるばかりでなく、電気代を効果的に節約することにつながります。ウォームビズは、家庭やオフィスにとって経済的なメリットもあるのです。暖房をつけずに済むのであればそれが最も望ましく、ウォームビズはあくまで適切な暖房使用を呼びかける取組です。

 

 

ウォームビズは、そんなに難しいことではありません。
今までのライフスタイルを少し見直すだけで、無駄になってしまうエネルギーを節約することができます。「衣」「食」「住」のひと工夫で温かく過ごす方法をお伝えします。

 

 

「衣」

 

首、手首、足首の「三つの首」をあたためましょう

 

◆マフラー、手袋、レッグウォーマーを活用
太い血管のある部分を重点的にあたためることでからだ全体があたたまり、冷え性などの改善にも役立ちます。

 

画像:iStock

 

 

◆お風呂上がりには一枚多く羽織り、寝るときも、首にタオルであたたかく
お風呂上がりにいつものパジャマの上にもう一枚羽織ったり、寝るときに布団の隙間から入ってくる冷気から首もとを守ります。

 

 

「素材」に着目し、おしゃれにあたたまりましょう

 

◆軽くて薄い腹巻など、機能性素材の下着
より薄く、軽く、暖かく、機能性素材は進化しています。Tシャツ、腹巻き、股引、靴下など、下着の素材を意識して、体幹をあたためましょう。

 

◆セーターなど上に羽織るものは機能性素材を選んで着ぶくれ防止
寒いからといってただ上に羽織るだけでは着ぶくれをしてしまうこともあります。そこで、機能性素材を活用したセーターやジャケットなどを選ぶことで着ぶくれを防いであたたかさもおしゃれ度も上昇します。

 


ひざ掛けやストールを活用しましょう

 

◆ひざ掛けでこまめな体温調節、ストールはひざ掛け代わりにも
小さくたためるストールを用意しておいて、寒さを感じたときにさっと羽織ることで大人の色気を演出することもできます。
スポーツ観戦などで利用されている“スポーツひざ掛け”など男性が使いやすいものもあります。

 

 

 

「食」

 

「鍋」でからだも室内もあたためましょう

 

 

画像:iStock

 

 

◆鍋を楽しみながら、からだも室内もあたたかくして、暖房を緩和
鍋は、からだも室内もあたたかくなって暖房も緩和できる一石三鳥にも四鳥にもなる料理です。

 

◆鍋からの湯気による加湿効果で体感温度がさらに上昇
体感温度は温度だけでなく、湿度や気流などのバランスで変わります。
一般的に、湿度が高くなると体感温度が上昇しますので、鍋はもちろんのこと、お湯をはった鍋を置いたり、ストーブの上にやかんを置いてお湯を沸かしたりすることで、暖房を抑えても寒さを感じにくくなります。

 

◆冬が旬のもの、根菜類、しょうがなど、からだをあたためる食材にもこだわりを
冬が旬の食材、根菜類、特にしょうがなどはからだを内側からあたためる効用があります。
食材選びは「地産地消」を心がけることで、流通に係るCO2排出も削減できます。
また、冷蔵庫に余っている食材も鍋にするなど、食べ物を無駄にしないことも大切です。

 

 

 

「住」


湿度を意識し、体感温度を上げましょう

 

◆温度計、湿度計を近くに置いて室内環境を「見える化」
同じ部屋に長くいると実際よりも寒く感じたり、あたたかく感じたりします。温度計、湿度計を置いて、室内環境を「見える化」して、無駄な暖房使用を控えたり、逆に冷えによる体調不良にも気をつけましょう。

 

 

画像:iStock

 

 


窓やドアに注目しましょう

 

◆窓やドアなどからあたたかい空気が逃げない工夫
暖房を効率的に使用し、無駄なエネルギー使用を抑えるには、一度あたためた空気を外に出さないよう、室内に閉じこめておくことが重要です。窓、壁、床、天井(屋根)など家の様々な部分が空気や熱の出入り口になります。特に、全体の熱の約50%は窓から流出していきます。

 

◆窓は断熱シート、複層ガラス、二重サッシなどを活用
冬、家全体のあたたかい空気の約50%は窓から流出していきます。断熱シート、複層ガラス、二重サッシや厚手のカーテンなどで窓から熱を逃がさない工夫をしましょう。

 

◆扇風機であたたかい
お風呂で上の方が熱くなるように、あたたかい空気は上にたまります。扇風機を短時間だけつけて空気を循環させましょう。

 

 

「道具」や「小物」で暖房に頼りすぎない工夫をしましょう

 

 

画像:iStock

 

 

 

◆湯たんぽ、毛足の長いスリッパやクッションなどを効果的に活用
足下を制して冬を乗り切るために、湯たんぽや毛足の長いスリッパは家だけでなく、職場の机の下でもぜひ活用しましょう。また、毛足の長いクッションは腰まわりからくる冷えの予防に効果的です。

 

 

 

詳しくはこちら
環境省WARMBIZ

 

政府広報オンライン 
省エネのポイントを部屋別にご紹介! 高くなりがちな冬の光熱費を抑えましょう

 

 

 

全ての自転車利用者にヘルメット着用の「努力義務」

2022年4月に道路交通法が一部改正され、これまで子供だけに限定されていたヘルメット着用の「努力義務」が、全ての自転車利用者に対するものとなり、10月1日から施行されることになりました。

 

 

 

 

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大人も子どもも自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務となりました。自転車による事故の発生は近年増加傾向にあり、事故による致命傷を防ぐ鍵を握るのがヘルメットの着用という検証結果から、今回の改正となりました。

 

コロナ禍を機に、通勤や通学時に自転車を利用する方も増えています。自転車は大変便利な乗り物ですが、気をつけているつもりでもまさかの事故は起こり得るものです。警察庁の発表によると、2021年に自転車が関わる事故は全国で6万9694件も発生しています。「この程度なら大丈夫」「自分なら大丈夫」といったバイアスは、逆に被害を拡大してしまう場合があります。

 

ヘルメット非着用時の事故における死者数計404人のうち226人(全体の56%)もの方が、頭部損傷が原因で死亡しているというデータもある通り、自転車走行時のヘルメット着用で、頭部を保護し、衝撃を緩和することの重要性が分かります。

 

 

ヘルメットの選び方

 

自転車事故に備えた作りになっている自転車用ヘルメットでなければ、万が一のときに衝撃から頭部を守りきれない可能性が出てきます。自転車用のヘルメットは、内側が発泡スチロールで作られていることが多く、頭部に生じた衝撃を吸収・分散することで頭を守ります。防災用、工業用などヘルメットの用途が違えば、効果がないことがありますので、自転車用のヘルメットを選びましょう。

 

 

ヘルメットの被り方

 

自転車用のヘルメットであっても、正しく被れていなければ意味がありません。
おでこを隠し、眉上のあたりまで深く被り、あごとひもの間に指が2本分入る程度にあごひもを締めます。あごひもをきちんと留めておらず、浅く被っていると、転倒時に頭から前に突っ込んでしまい、ヘルメットより先に頭を地面にぶつけてしまう結果となります。

 

 

画像:iStock

 

 

自転車利用のシーンに合わせて選ぶ

 

ファッション的にどうかと気になる方もいらっしゃると思います。見た目も気になりますが、身を守ることの方が重要です。最近では違和感なく被れる自転車用ヘルメットも販売されていますので、スポーティーなもの、アウトドア系のもの、普段のファッションにも合わせやすいもの、また折りたたんで持ち運べるものなど、見た目も機能としても多様に販売されています。どんなシーンで自転車利用をしているかに合わせて、好みのものを選びましょう。

 

 

自転車事故の「被害者の保護」と「加害者になってしまった場合の経済的負担の軽減」を図ろうとする取り組みから全国の自治体で、自転車保険の加入義務化が進んでいます。日常的に自転車に乗っている方は、お住まいの地域の自治体、通勤や通学で通る地域の条例を確認しましょう。

 

 

 

 

 

 

お役立ちコラム【食料備蓄】食料危機に備える。

食料危機は徐々にではなく、ある日突然起こる可能性があると言われています。スーパーやコンビニへ行っても商品がない!といった買い占め現象が起こりかねません。パンデミックや長引くウクライナ紛争によって、小麦やトウモロコシなどの国際価格が急騰。すでにサプライチェーンへの影響がでています。今年6〜8月には、5000品目に上って食品の価格も上がりました。また、新たな紛争の発生により、2023年は食料危機の深刻さが増すとも言われています。

 

 

 

 

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食料ではありませんが、コロナ禍突入時には、国内からマスクが消えてしまった体験は記憶に新しいところです。台風の予報が出ると、スーパーは人でごった返し、一部商品に欠品も見られます。

 

実際には過去、1973年米国の大豆不作、1993年平成の米騒動など、国の備蓄を取り崩す出来事がありました。昨今の情報化社会では、SNSによるパニック的な投稿も引き金になり、一斉に買い占めに走る行動が見られ、本当のニュースなのか?デマなのか?見極めも非常に難しくなっています。正しい情報が判明するまでは、スーパーやコンビニから食料品がなくなる可能性があります。日頃から、最低3日〜1週間くらいまでの食料備蓄があれば、慌てることなく対応できると言われています。

 

 

画像:iStock

 

 

日本は食料供給の多くを海外に依存しています。例えば、日本周辺で軍事的な紛争が生じてシーレーンが破壊され、海外から食料を積んだ船が日本に寄港しようとしても近づけなくなれば、重大かつ深刻な食料危機が起きるとされています。万が一、台湾有事となれば、これらの現象が起こりかねないとされている状況です。

 

 

<食料危機となる要因>

 

・パンデミックや紛争などで、海外からの輸入が止まってしまう。
・異常気象や寒冷化の影響で、全世界的に食糧の生産が止まる。大凶作が起きる。

 

 

国内要因としては、大規模自然災害や異常気象、感染症の流行、家畜・水産動物の伝染性疾患や植物病害虫の発生、食品の安全に関する事件事故、食品のサプライチェーンの寸断などがあります。
海外要因は、上記国内要因に加え、輸出国等における紛争、政情不安、テロなどに輸出規制なども含まれてきます。

 

予兆となるニュースが発生しても、一瞬で食料がなくなるわけではなく、段階的になくなっていきます。備蓄があっても心穏やかでない場合もありますが、全く何もない状況よりも、冷静に状況を判断する余裕は生まれるかもしれません。

 

 

<政府による対応方針>

 

食料危機に対する政府の対応方針「緊急事態食料安全保障指針」が農林水産省によって、まとめられています。一度、目を通しておきましょう。

 

 

画像出典:農林水産省

 

 

レベル0 要警戒状態

 

レベル1 特定品目の供給が2割以上減少と予測 
※1973年米国の大豆不作、1993年平成の米騒動などは、このレベル1に相当します。

 

レベル2 カロリー供給が一人当たり2000kcalを下回ると予測 

 

農林水産省では、家庭での食料品の備蓄についてもガイドラインを作成しています。万が一のこうした事態に備えるため、日頃から、家庭においても、普段使いの食料品等の「買い置き」などを推奨しています。

 

◆農林水産省
災害時に備えた食品ストックガイド

 

 

◆ローリングストックについては、過去記事でもまとめていますので、参考にしてください。

 

<過去記事はこちら↓>
もしもの備えに!「どこから始めればいい?」食品備蓄のコツ

 

 

◆食料危機に備える食料備蓄ノウハウをもっと詳しく↓↓↓

 

 

 

備え・防災アドバイザーの髙荷智也(たかに・ともや)氏が、食料危機対策と長期食料備蓄ノウハウを解説した著書『今日から始める本気の食料備蓄 家族と自分が生き延びるための防災備蓄メソッド』が8月31日徳間書店より発売されました。(PR TIMES プレスリリースより)

 

 

 

 

食料備蓄は何のために行うのでしょうか?防災対策における備蓄は、非常時においても普段の生活を維持するために行います。災害の多い日本では公助・共助の体制作りも進んでおり、「普通の大規模災害」程度で餓死することはそうありません。しかし「想定外」の災害が発生した場合は話が変わってきます。公助・共助はイレギュラーに弱く、自助による生き残りが必須となります。本書『今日から始める本気の食料備蓄 家族と自分が生き延びるための防災備蓄メソッド』では、備え・防災アドバイザーにして、防災専門YouTube チャンネル『死なない防災! そなえるTV』を運営​する著者の髙荷智也氏が、食料危機を想定した長期食料備蓄についての対策と方法論を詳細解説。

 

 

PR TIMES プレスリリースより一部抜粋

 

 

 

 

災害大国日本では、いつどこでどんな災害に遭うかわかりません。東日本大震災など大規模な災害を経て、その時の経験や学びから、様々な備蓄に関する情報が発信されています。防災グッズと並んで、長期保存できる食料、また、食料備蓄に関連するアイデア商品も発売されています。日頃、危機感が薄いとされる日本人ですが、災害にも警戒し、世界情勢的にも食料危機はあり得ると意識を高めておく必要性はあります。食糧危機・備蓄については、ご自身でも調べ、ご家族で計画を立てておくことをおすすめします。

 

 

 

【自転車危険運転】右側通行は違反です。加害者としてのリスクが高まります。

先月の【自転車危険運転】ながら運転編に続き、今回は左側通行遵守についてお伝えします。自転車の「左側通行」を違反したことで交通事故となるケースが多くあります。右側通行は、正しく左側通行している人にとっては逆走となり迷惑となるばかりか、交差点部では、自動車のドライバーに気づいてもらいにくく大変危険です。

 

 

 

 

 

前回の記事はこちら
【自転車危険運転】傘差し運転は5万円以下の罰金です。スマホ・ヘッドフォン/イヤホン ながら運転はやめましょう。

 

 

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警視庁が公開しているデータによると、令和2年上半期の自転車の交通人身事故発生状況では「出会頭」が2,003件、「右折時」432件、「左折時」467件、「すれ違い」98件、「正面衝突」112件となっています。発生場所では交差点や交差点付近による事故が6割を占めており、左側通行や車道通行のルールを守っていれば防ぐことができたケースも多々あります。

 

自転車走行中、あるは車の運転中、交差点を左に曲がろうとして、右側通行してきた自転車と出合頭になり、ヒヤッとしたことはありませんか? 特に信号のない裏道や脇道の交差点で、このような出合頭の自転車事故が発生しやすく、逆走となる右側通行は、大変危険で違反行為となります。

 

 

1. 自転車は車の仲間。右側通行は違反です。

 

 

右側通行の禁止
道路交通法18条、20条

3ヶ月以下の懲役
または5万円以下の罰金

道路では左側を通行しなければいけません。車両通行帯のない道路では道路の左側端を、車両通行帯のある道路では、原則として一番左側の車両通行帯を通行しなければいけません。

画像出典:内閣府交通安全イラスト集

 
 

自転車走行の際は、道路標識に「自転車は除く」といった補助標識がなければ、一番左側の車線の左寄りを走行しなければいけません。このルールを知らずに自転車に乗っている人が意外に多く、バイクや車の免許を持っている人であれば、認識していると思いますが、運転免許を持っていない方や子供、学生の中には、左側通行のルールを知らない人が多くいます。また、自転車同士ですれ違う時も、お互いに左側走行で交わすことがルールです。

 

2013年12月に施行された「改正道路交通法」によって「自転車等軽車両が通行できる路側帯は道路の左側部分に設けられた路側帯」に限定されています。左側通行の車道を右側通行してしまった場合は「通行区分違反」に問われることになり、「3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金」が罰則として科せられることになります。

 

 

2. 右側通行はドライバーに気づかれにくい。

 

車もバイクも左側通行となっているため、多くのドライバーは、まず右側から確認します。本線に合流する場合や道路を横切る場合、または駐車場を出入りする場合など、車が来る方向には注意を払いますが、逆走してくる自転車には注意が向きにくい傾向にあります。また、車道の右側通行は、自動車との相対速度が左側通行に比べ高くなり危険です。

 

左側通行している自転車であれば、ミラーにも写り、認識しやすいことになります。逆走している自転車は、路上駐車の車の影から急に飛び出すような形になったり、ミラーで確認しにくく、車が左折する際は、とても危険に感じます。

 

 

画像:iStock

 

 

3. 歩道の走行は例外です。

 

歩道を通行できるのは、歩道通行可の標識がある場合です。(普通自転車に限る)
13歳未満の子供や70歳以上の高齢者の場合、身体に障害を有する場合は歩道を走行することができます。また、道路工事、交通量が多い、道路の幅が狭いなど、やむを得ない場合に限って、右側通行が許されています。ただし歩道の中央より車道側を走ることが絶対で、対向してきた自転車がいる場合は歩道の左側を走行することとなっています。

歩道を通行するときは、歩行者が優先で車道側を徐行しなければなりません。歩行者のいる場所では、可能な限り押し歩きをしましょう。自転車が原則として車道通行なのには理由があります。歩道を走る自転車には、加害者としてのリスクが高まります。自転車による対歩行者事故の約4割以上が、歩道で発生しています。

また、歩行者に注意が必要なだけではなく、沿道の駐車場に入る車、あるいは駐車場から出てくる車と、接触してしまう事故も多くあります。

 

 

歩道通行の禁止
道路交通法第17条、63条第3項

3ヶ月以下の懲役
または5万円以下の罰金

 

歩道と車道の区別のある道路では、車道を通行しなければいけません。自転車道がある場合は、自転車道を通行しなければいけません。ただし、道路や交通状況などに応じて、例外的に歩道の通行が認められている場合もあります。

画像出典:内閣府交通安全イラスト集


歩行者の通行妨害の禁止
道路交通法第63条第4項

2万円以下の罰金
または科料

歩行者の通行を妨げる場合は、一時停止をしなければなりません。

 画像出典:内閣府交通安全イラスト集

 

 

自転車走行者からすると、車との距離が近く、後ろから車が迫ってくるのが怖いといった意見もあります。子供の送り迎えに自転車を利用している人も多く、歩道走行しているのをよく見かけます。
しかし、右側走行は、明白に危険だとデータで示されています。左側走行のルールを守り、その周知が広がれば、事故に遭う確率が大幅に減っていきます。子供を危険に晒してしまう違反走行はしてはいけません。ご家族が通勤通学に自転車を利用している方は、右側通行の危険性を知らせましょう。

 

 

 

【最大2万円分のポイント】「マイナポイント第2弾」が始まります。

マイナンバーカードを取得した方に最大2万円分のポイントが付与される「マイナポイント第2弾」が2022年6月30日から始まります。お得なポイントゲットは、これからマイナンバーカードをつくる方、すでに持っている方、全ての方が対象です。マイナポイント第2弾の詳細や申込方法などを紹介します。

 

 

 

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マイナポイント事業は、マイナンバーカードの普及や活用を促進すると共に、消費を活性化させるために、コード決済や電子マネーなどのキャッシュレス決済サービスで利用できる「マイナポイント」を付与するというものです。

第2弾では、対象のキャッシュレス決済を選び手続きをすると、合計最大2万円分のマイナポイントが付与されます。

 

もらえるポイントの内訳と、申し込み期間は次の通りです。

 

画像引用::政府広報オンライン

 

 

 

◆すでに第一弾でマイナポイントをもらった方

 

マイナンバーカードの新規取得などで既に最大5000円分のポイントを受け取っている方も、その分を除いた最大1万5000円相当のマイナポイントを取得できます。その場合も再申請が必要となります。

マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込みと、公金受取口座の登録には下記を用意する必要があります。

 

 

(1)マイナンバーカード+数字4桁の暗証番号(パスワード)

 

(2)マイナンバーカード読取対応のスマートフォンかPCとICカードリーダライタ

 

(3)利用するOS用のマイナポータルアプリのインストール

 

 

下記のサイトを参考に2022年6月30日から2023年2月末までの期間に、マイナポイントの申込みを行ってください。

 

マイナポイント事業HP

 

 

 

◆まだマイナポイントをもらっていない方

 

 

マイナンバーカードの新規取得等の手続きが必要ですが、最大2万円分のポイントをもらうことが可能です。マイナポイントを受け取るには、キャッシュレス決済サービスとマイナンバーカードを紐づける必要があります。

 

マイナンバーカードを申請する。
マイナンバーカードはオンラインで手軽に申請ができます。交付申請書が必要です。
画面に従って必要事項を入力し、顔写真を添付して送信すれば申請は完了します。
もし、交付申請書をお持ちでない場合は、本人確認書類(免許証、パスポート等)をお持ちの上、市区町村窓口で発行の依頼をしてください。

 

マイナンバーカードの交付申請後、おおむね1か月で交付通知書(はがき)が届くので、交付通知書に記載の必要書類を持って、交付通知書に記載された期限までに交付場所でマイナンバーカードを受け取ってください。
なお、マイナポイント第2弾のポイント付与対象となる交付申請期限は2022年9月末までで、申請期限が近づくと申請が集中し、交付まで時間がかかることが想定されますので、早めに申請を行いましょう。

 

 

(1)マイナンバーカード+数字4桁の暗証番号(パスワード)
※+決済サービスID/セキュリティコード

(2)マイナポイントアプリ対応のスマートフォン、または、パソコンとICカードリーダライタ
(3)専用のアプリ・ソフトのインストール

 

「健康保険証としての利用申込み」「公金受取口座の登録」によるマイナポイントは、利用申込み、登録とマイナポイントの申込みをすると、それぞれ7,500円分のポイントが受け取れます。

 

 

◆上限5,000円分のポイントを取得するには

 

 

マイナポイントの申込みが終わったら、紐づけたキャッシュレス決済サービスで2万円のチャージまたはお買い物をすると、上限5,000円分(利用金額の25%分)のポイントがもらえます。ポイントがもらえるタイミングや受け取り方、有効期限などは各決済サービスによって異なりますので事前に確認しておきましょう。 チャージまたはお買い物の期限も2023年2月末までとなりますので、ご注意ください。

 

詳しくはこちら
マイナポイント事業
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/

 

政府広報オンライン

マイナポイント第2弾がスタート!どうすればお得なポイントがもらえる?

 

 

 

被災してしまった時にまず行うこと【暮らしの情報】

大雨に台風、地震など、過去にない異常気象や大災害に見舞われることが多いと感じます。近年では、今まで被害に遭っていなかった様な地域でも起こっています。万が一、被災してしまったら!? と考えたことはありますか? あまりのショックで茫然自失、どこから手をつけていいかわからないという事態に陥ることは想像に難くないことでしょう。いざという時、何から始めればいいのか?調べるのも困難となる可能性があります。防災対策の一環として、万が一被災した場合の知識を備えておきましょう。

 

 

 

 

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1. 被害状況の写真を撮っておく

 

自然災害や火災に遭ってしまった時には、どのくらいの被害を受けたか自治体に申請をします。調査員によって被害状況の調査が行われ、その後、罹災(りさい)証明書が交付されます。何から手をつけらたいいかわからず、すぐに片付けたくなりますが、被害状況全体をまず自身でも把握しておき、記録しておくことが後々役に立ちます。

 

 

◆家の外の写真の撮り方のポイント

 

カメラ・スマホなどでなるべく4方向から撮る。

浸水した場合は浸水の深さも分かるように撮る。

 

 

◆家の中の写真の撮り方のポイント

 

被災した部屋ごとの全景を撮る。。

 

被害箇所の「寄り」にて撮る。。

 

※キッチンや洗面台などの住宅設備、家電、自動車、物置、農機具などの被害状況も撮っておきましょう。

 

 

 

2. ライフラインについて

 

 

画像:iStock

 

 

電気・ガスは、通電火災、ガス漏れ、爆発などの二次災害の危険性があります。また、水は復旧したとしても濁っていたり、井戸水の場合は細菌などで汚染されている可能性があるので注意が必要です。

 


◆電気を復旧させるときの注意点

 

①避難などで家を離れるときはブレーカーを切っておく。

 

②停電時は、すべてのコンセントからプラグを抜く。

 

 

◆電気を復旧させるときは

 

①ブレーカーがすべて「切(OFF)」になっているか確認

 

②アンペアブレーカーを入れる

 

③漏電遮断器を入れる(ON)

 

④安全ブレーカーを一つずつ入れる(ON)

 

※安全ブレーカーをONにしても、漏電遮断器が再び自動的に「切(OFF)」になってしまう場合は、漏電のおそれがあります。ブレーカーを切ってください。

 

 

◆ガスを復帰させる前に

 

①ガスのにおいがないか確認

 

②ガス漏れのおそれがある場合は窓を開ける。換気扇や火は使わない

 

③プロパンガスはガスボンベを点検

 

④ガスボンベが元の位置から動いてしまっていた場合は、復帰する前にガス業者に点検してもらいましょう。

 

⑤ガス漏れや異常がなければ、マイコンメーターでガスを復帰

※マイコンメーターは、震度5相当以上の大きな揺れを感知すると、自動的にガスを止めるメーターです。

 

 

◆ガスの復帰の仕方

 

【都市ガスの場合】

 

①すべてのガス機器の使用を止める。

 

②ガスメーターで赤いランプの点滅を確認。復帰ボタンのキャップを手で左に回して外す。

 

③復帰ボタンを奥まで押し、ランプの点灯を確認したら手を離す。

 

④3分ほど待って赤いランプの点滅が消えたら使用可能。復帰ボタンのキャップを元に戻す。

 

詳しくはこちら

日本ガスメーター工業会「都市ガスをご利用の皆様へ」

 

 

【LPガスの場合】

 

①器具栓と未使用のガス栓をすべて閉める。

 

②左側のボタンを押す「ガス止」の文字が消える。

 

③液晶の文字とランプが点滅したら1分間待つ。

 

④液晶の文字とランプが消えたら復帰完了。ガスが使用可能に。

 

詳しくはこちら

日本ガスメーター工業会「LPガスをご利用の皆様へ」

 

 

ガスの復帰方法については、下記のウェブサイトでも確認できます。
※動画や多言語でも紹介されています。

中高生の自転車通学・事故が最も多いのは高1の5月・6月【お役立ちコラム】

 

新学期から慣れない道を運転するなどの理由から、中高生の自転車事故は4月に事故が多くなると思われがちですが、実は5月と6月が突出しているというデータがあることをご存知でしょうか?


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iStock

 

自動車免許を持っていない中高生では、そもそも道路交通法に対して知識が浅い上に、スピードを出してしまう傾向があり、スマホや傘さしなどの“ながら運転”も、事故を引き起こす原因となっています。最近では重篤な自転車事故発生のニュースもお聞き及びのことと思います。

 

新学期、新入社など、新しい生活の始まりに伴い、この春から自転車で通学・通勤を始めるという方も多いと思います。自転車は誰もが気軽に使える移動手段ですが、年齢も関係なく、免許もないことから、自転車マナーやルール順守は個人の意識によって差があることも否めません。新学期から慣れない道を運転するなどの理由から、4月に事故が多くなると思われがちですが、実は5月と6月が突出しているということです。

 

自転車の安全利用促進委員会が発表している資料によると、
特に、高校 1 年生の事故件数が最も多く、中学生でも 1 年生の事故が 多い傾向にあり、通学路に慣れはじめることによる、注意不足が事故の引き金になっている可能性が高いことが分かりました。高校 1 年生の 5・6 月に発生する事故数は他の月と比べると 1.4 倍にも登るということです。

 

事故の発生場所としては、裏道の信号のない交差点が断トツに多いということです。信号のない裏道交差点事故は、車との出合頭事故が中高生共に、 約 9 割と群を抜いて高く、発見の遅れを原因とする事故は 7 割以上となっています。自動車などの他の交 通の状況を十分に認知するとともに、信号や一旦停止の遵守、安全確認などルールの徹底が必要でしょう。

 

 

出典:自転車の安全利用促進委員会 平成29年5月18日 中高生の自転車事故実態調査

 

 

 

また1年間で発生した自転車事故のうち、中高生が加害者となったケースは全体の約2割を占めるということです。同委員会は、前照灯やブレーキの不良が要因となっている場合もあるとし、90項目以上の安全基準を満たしたことを示す「BAAマーク」を付けた自転車を購入することなどを呼びかけています。

 

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【電動アシスト自転車が絡む事故が増えています】安全に快適に乗りましょう!

コロナ禍で、人との接触を避け、自転車通勤に切り替えた人も多いでしょう。中でも電動アシスト自転車の人気、出荷台数は好調に伸びています。一度でも電動アシスト自転車に乗ってみると、想像以上のスイスイ楽々を体験し、購入意欲が高まります。実際、通勤のみならず、子どもの送り迎え、買い物、または宅配などで電動アシスト自転車に乗っている人を多く見かけるようになってきました。
便利な一方で、電動アシスト自転車が絡む事故も増えています。今回は、電動アシスト自転車を運転する時の注意点をお伝えします。

 

 

 

画像:フォトAC

 

 

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◆増えている電動アシスト自転車が絡む事故

 

 

電動アシスト自転車の事故の事例はさまざまですが、転倒事故のほか、電動アシスト自転車はペダルに足を乗せているだけでもアシスト力が働き、意図せずに走り出してしまうことがあるため、交差点や横断歩道付近からの飛び出し事故の報告も多くあります。

 

 

以下、産経新聞より引用してお伝えします。

 

 

便利だけど…電動アシスト自転車、10年で事故倍増

 

新型コロナウイルス禍で自転車ブームが続く中、電動アシスト自転車が絡む事故が過去10年で倍増している。便利な生活の足として、通勤・通学や買い物以外にまで活用の幅が広がる一方で、一般的な自転車より車体が重いことなどで、重大な事故になってしまうケースも目立つ。事故の増加は、コロナの感染拡大を受けて逼迫(ひっぱく)する医療に負担をかける可能性もあり、業界団体も異例の注意喚起に乗り出している。
(中略)

 

 

 

交通事故総合分析センターによると、電動アシスト自転車が絡む事故は令和2年に2642件発生し、平成22年の1163件から2・2倍に増加。自転車事故全体はこの10年間で半数以下になっており、電動アシスト自転車の事故が占める割合は0・8%から4%へと5倍に膨らんでいる。

 

 

引用:産経新聞 2021/9/22

 

 

 

 

◆電動アシスト自転車の正しい乗り方

 

1. 発進時に注意

 

ペダルに足を乗せたまま電源を入れると、ペダルの踏み込みを感知してモーターが駆動し、自転車が飛び出すことがあります。発進時は両足を地面に着けて電源を入れましょう。

 

普通の自転車を漕ぐ力でペダルを踏むと、走行アシストモードによって急発進する場合があります。
予想以上の速度が出てしまい、止まるまでに時間がかかることも事故の要因となります。

 

※年配者に多いケンケン乗りは、ペダルへ強い負荷をかけてしまうことによりアシストセンサーが反応し作動してしまうことがあるので、とても危険です。

 

 

 

初めての方は練習し、電動アシストに慣れましょう。

 

電動アシスト自転車を初めて乗る方は、本格的に使用する前に公園や車・人通りの少ない道で練習しておくことをおすすめします。ギアのモードを確認したり、発進時の感覚をつかんでおくことです。漕ぎだす時、どれくらいの時間でどれくらいのアシストがかかるか体感しておくと、よりスムーズに本格的な使用を開始できます。

 

 

2. 余裕を持ってブレーキをかけましょう

電動アシスト自転車で走行する時、信号や停車前は余裕をもってブレーキをかけるようにしましょう。自分が思っている以上に速度が出ている場合が多く、車体自体が重たいので、急ブレーキではバランスを崩し、転倒や衝突の恐れがあります。

 

 

3. 停車中は、ペダルから足を離しておく

ペダルを足に乗せたままにしておくと何らかの拍子にトルクセンサーが検知し、そのままアシスト発進してしまう場合もあります。歩行者や交通量が多いところでは、特に危険です。電動アシスト自転車で一時停車する時は、両足を地面につけておきましょう。

 

 

4. 坂道

上り坂ほど、電動アシスト自転車の有効性が発揮され、買ってよかった!と思う瞬間でしょう。立ちこぎの必要性も当然ながら無くなりますが、車体の重い電動アシスト自転車では、立ちこぎはバランスを崩しやすく、また踏み込む強さで起動するため、急発進の事故につながります。上り坂でも座ってゆっくりペダルを踏みましょう。

 

 

5. 雨の日

雨の日は視界が悪く、タイヤが滑って転倒する恐れがあります。マンホールや側溝の蓋(金属製)の上を走行する時、濡れた状態では非常に滑りやすくなっていますので、特に注意が必要です。傘さし運転など、片手での運転は道路交通法と都道府県条例で禁止されていますので、絶対にやめましょう。

 

 

6. 走行中のモード、変速ギアをうまく使いましょう

 

 

走行中のモード、変速ギアがついている電動アシスト自転車には、エコモードやパワーモードなど適切なギアの選択をすることにより、ペダルを踏む力を軽くすることができます。最近では、急発進を防ぐモードが機能に加わったものもありますので、購入時に確認しましょう。

 

 

 

電動アシスト自転車は、楽で大変便利な乗り物ですが、車体も重くスピードも出やすいため、ひとたび事故が起きると、怪我の度合いも大きくなってしまいます。快適に安全に使っていくため、購入時は、取扱店の説明をよく聞いて、その場で練習させてもらったり、注意事項や禁止事項を理解してから利用しましょう。

 

 

プラスチック新法で何が変わる?【知っておきたいポイント】

2022年4月から「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されます。略して「プラスチック資源循環促進法」または「プラスチック新法」​とも呼ばれます。これによって暮らしの中ではどのようなことが変化するでしょうか。知っておきたいポイントをお伝えします。

 

 

 

 

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「プラスチック新法」とは?

 

プラスチックという素材に焦点を当て、プラスチックを使用した製品の設計・製造から廃棄物の処理までのライフサイクル全体で資源循環を促すことが目的です。プラスチックを規制する法ではなく、事業者や自治体が、プラスチック製品の設計から製造・使用後の再利用まですべてのプロセスで資源循環をしていくための法律です。プラスチック製品の製造過程や焼却処分時に排出される二酸化炭素(CO2)を主因とした気候変動問題などが背景にあり、海洋プラスチックごみ問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化などへの対応を契機として制定されました。

 

 

基本原則「3R+Renewable」

 

プラスチック新法では、「そもそもごみを出さないよう設計する」というサーキュラーエコノミー(循環経済)の考えが取り入れられ、基本原則として3R(リデュース・リユース・リサイクル)+「リニューアブル(再生可能)」を掲げています。

 

 

 

リデュース(Reduce) → 「減らす」

 

リユース(Reuse) → 「再利用する」

 

リサイクル(Recycle) → 「再生利用する」

 

リニューアブル(Renewable) → 「再生可能な資源を活用する」

 

 

基本的にプラスチックの不必要な使用はしないこと(リデュース・リユース)。
どうしても使わなくてはならない場合は、再生素材や再生可能資源(紙・バイオマスプラスチック等)などの再生できるものに切り替える(※今回の新しいR・リニューアブル要素)。

他にも徹底したリサイクルを実施し(リサイクル)、それが難しい場合には熱回収によるエネルギー利用を図ることで、一つのプラスチック製品のライフサイクル全体で資源をなるべく循環させていくというものになります。

 

 

対処を求められる対象者

 

この法律により、具体的な対処を求められる対象者は事業者や自治体になりますが、取り組みは私たちの暮らしにも関わってきます。

 

<対象者>

 

・プラスチック使用製品の製造事業者

 

・特定プラスチック使用製品提供事業者(小売・サービス事業者など)

 

・市区町村

 

・プラスチック使用製品の販売事業者

 

・排出事業者

 

 

暮らしの中で変わっていくこと

 

国が「特定プラスチック使用製品」として定めた12品目を提供する対象事業者は、使用の「合理化(=環境負荷にならないように、提供方法を工夫すること)」を求められことになります。

 

<対象の12品目>

 

  1. フォーク
  2. スプーン
  3. ナイフ
  4. マドラー
  5. ストロー
  6. ヘアブラシ
  7. くし
  8. カミソリ
  9. シャワー用キャップ
  10. 歯ブラシ
  11. ハンガー
  12. 衣類用カバー

 

 

  1.  

     

    私たちの暮らしの中で、初めに変化が予測されるのは、主に大手コーヒーチェーン店やホテル、コンビニ、クリーニング店などでしょう。今まで無料で受け取っていたものが有料化されたり、自分で用意する、紙製品などの代替品になる、回収に協力するなどが考えられます。

     

    今まで当然と思っていたものがなくなると、初めは戸惑ったり、不便さを感じるかもしれませんが、なければないでよかったと思えることも徐々に増えていくでしょう。企業の努力にだけ頼るのではなく、消費者である私たちも、身近で便利な製品だからこそ、適切な取り扱いが求められるようになります。