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あなたの気づきや行動はその救いの一歩となります。悩んでいる人への接し方 【お役立ちコラム】

新型コロナウイルスの影響は、健康問題にとどまらず、失業や休業等による就労環境の変化や、生活の不安定化等による心身面の不調など、人々の暮らしのあらゆる面に拡大しており、今後も自殺リスクの高まりが懸念されています。中でも女性や若年層の自殺が増えているという報告があります。生きづらさを感じている人は、サインを出しています。身近に気に掛かる人がいるけれど、接し方がわからないという方に、ぜひ知っていただきたいメンタルヘルス・ファーストエイドをお伝えします。

 

 

 

画像:iStock

 

 


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自殺は、その多くが「追い込まれた末の死」であることがほとんどです。若年層や女性の自殺率が増加傾向にある背景には、孤独があります。物理的にも心理的にも「居場所がない」という孤独感は、想像を超えた寂しさと生きづらさを感じるものです。学生は思うように学校に行けない、主婦は家族のストレスの矛先になってしまうなど、一度孤独を抱えてしまうと、なかなか抜け出すことが難しく一人で抱え込んでしまいます。これは、感染拡大のニュースの陰に埋もれてしまいがちな社会問題と言えます。

 

自殺は、遠い誰かのことではなく身近なところでもそのリスクを抱えている人がいると捉え、守れる命があることを忘れないようにしましょう。

 

周りでいつもと様子が違うなと感じる人がいたら、それは不安や生きづらさを抱えているサインかもしれません。緊急事態宣言が解除され、周りが少し楽しく賑やかになれば、一層孤独感が募ります。食欲がない、ため息が多い、いつも疲れている、身だしなみが乱れているなど、もし近くに違和感を感じる人がいたら、心配する気持ちを伝え、耳を傾け、決して一人ではない、互いに支え合い生きているということを伝えましょう。

 

悩んでいる様子があり気に掛かるが、どう接すればいいかわからないということは誰にでもあります。「声をかけることでより追い込んでしまうのではないか? 」「そんな仲じゃないし」など、なんとなく気づきつつも声を掛けることに躊躇してしまうこともあります。声をかける方にも気遣いがあったり、勇気が必要なこともあるでしょう。それでも「ひょっとして?」は、そのままにすべきではありません。本当に悩みが深いと、自ら誰かに相談するという行動が取れないことが多いからです。声を掛けてもらって、ひとりではないことに気づいてもらうことが大事です。

 

 

「り・は・あ・さ・る」と覚えられる5つの行動で、適切な初期支援を行うことができます。

 

以下、政府広報オンラインより引用してお伝えします。

 

 

 

 

出典:政府広報オンライン
あなたもゲートキーパーに!大切な人の悩みに気づく、支える

 

 

厚生労働省では、さまざまな自殺防止の取り組みを行なっています。電話でさえ相談しづらい人にはSNSを使った相談窓口も設けられています。こうした相談窓口があることを教えてあげる、そばにいて一緒に相談するなど、あなたの気づきや行動は救いの一歩となります。

 

 

 

画像出典:厚生労働省 まもろうよ こころ

 

 

 

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