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「プロのカタチ!~形態は機能に従う~」森田理香子プロに学ぶ、美しき「機能」②

プロのカタチ

 

プロゴルファーの形態に注目し、その機能を読み解く新シリーズ、第2シーズンは、森田理香子プロのスイングに着目し、その「美しき機能」に迫る。

 

前回は、森田プロの肩と腰の捻転のバランスについて、お話させていただいた。(前回の内容はこちら

 

森田プロのスイングの見事さは、ドライバー270Y超ともいわれるドライバーショット。基本に忠実な捻転がその原動力だ。森田プロの魅力は、ドライバーショットだけではない。アイアンショットでもその「基本への忠実度」は際立っている。

 

今回と次回は、アイアンショットについてお話する。

 

◆美しいアイアンのスイング軌道。その秘密はコック。

 

ドライバーショットとアイアンショットの違い。それは、コックの存在にあるだろう。森田プロのスイングをみてもそれは、顕著である。ドライバーショットが、外回りの軌道だとすれば、アイアンショットは内回りの軌道。

 

アイアンショットを語る上で、欠かせないコックの「機能」を森田プロのスイングから見ていこう。

 

 

◆コックの機能。3つのチェックポイントで理解しよう。

 

コックの機能には、3つのチェックポイントから見ていくと理解しやすい。それは、

 

(1)テークバックからコックを入れるタイミング

(2)トップの位置

(3)コックをほどくタイミング

である。

 

このコックの扱いこそが、アイアンショットの土台であり、正しく理解し、実践したいものである。

 golf201502

 

◆ポイント1 テークバックからコックを入れるタイミング

 

コックは、単純に手首を折るという動作と考えてはいけない。正しいタイミングでコックを入れることで得られる最大のメリットは、正しいスイング軌道にクラブを乗せることにある。

 

 

◆8時の位置で、コックを入れるイメージ

 

コックを入れるタイミング。それは、時計でいうと、8時の位置からコックを入れていくということである。

理由は、それは逆説的にな説明になるが、「それ以前にコックを入れてはいけない」ということである。

 

8時の位置まで、コックを我慢すると言い換えてもいいだろう。そうしなと何が問題なのか。

 

それは、

・クラブがスイング軌道から外れてしまいやすい

 

・フェースが開いてしまう

 

のである。

 

この2つがなぜ問題なのかは、今回の議論の趣旨ではないので、言及しないがその問題を防ぐために、コックのタイミングはぜひ理解しておいてほしい。

 

コツは図の右側にあるように、8時の位置までは、クラブが体の方向にあることだ。そうすることで、フェースは閉じてくれる。

 

スライスで悩んでいる人はぜひ、意識しておいてほしいポイントである。

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