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ゴルフのリクツ!!「アイアンの特性を知る」

秋になりました。ゴルフのベストシーズン到来です。「ゴルフのリクツ!!」も秋シーズンになり連載再開です。秋のシーズンの連載テーマは「アイアンを使いこなす!」。ラウンド中に最も使うクラブであり、スコアの良し悪しに強く影響を与えるクラブであるアイアン。秋はこのクラブの技術向上を目指しましょう。

1回目の今回のテーマは、「アイアンの特性を知る」です。ウッドと形が違うということは、何を意味するのか。形の特性を活かすスイングとは何かをまずは理解しましょう。

(1)アイアンの役割とスイング

175/365: Chip & Dip / bradleypjohnson

ご存知の通り、アイアンは距離を打ち揃えるクラブ。球の上がる高さの違いを利用して距離を調節していくクラブです。大切なことは、アイアンに飛距離は必要ないという点。ですから、スイングは「コンパクトに振る」ことが原則。コンパクトに振るということは、大きく振らない、クラブを体の近いところで回す工夫が必要であることを意味します。スイングの原則は変えず、ドライバーとは異なるスイングが求められるのです。

(2)アイアンショットのインパクト

アイアンショットの最大の特長はインパクトにあるといっていいでしょう。理想的なクラブの入りは、(ボールの)赤道面に対して鋭角。その理由はアイアンの場合、図にあるようにスイングの最下点がボールの前の下(地下)にあるからです。ティーアップのドライバーショットや払い打ちが原則のFWやUTのショットとは明らかに違う点です。この特徴的なインパクトが強い印象となってミスを誘発します。「ダフリ」はその典型例ですが、インパクトを意識するあまり、手打ちになってしまう・・・。アイアンショットでは、インパクトの強烈なイメージに負けない工夫をスイングに組み込むことが求められるのです。

(3)アイアンショットの2つの視点
(1)(2)を踏まえると、アイアンショットには2つの視点による工夫が求められていることに気がつきます。それは「アイアン用のスイングをうまく行う工夫」「ミスを減らすための工夫」です。アイアン用のスイングは、体の動き一つ一つに「合理的な理由」が隠れています。自分は、なぜこういうことをしているのかをしっかり説明できるようにスイングをつくり込んでいきましょう。

次回は、このアイアンの特性を理解した上で、この2つの視点の工夫を織り交ぜてスイングの解説をしていきます。

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