世界の名プレイヤー 【今月のお言葉】No,9 中嶋常幸
ゴルフを愛し、ゴルフの神様に愛された世界の名プレイヤーたちの珠玉の名言
ひたむきに練習した時、闘いに挑む時、勝利した時、思わぬ結果が出た時、あの日あの時、あのプレイヤーは何を思っただろう。
その言葉が生まれたのは、グリーンの上だったかもしれない、ふと空を仰ぎ見た時かもしれない、または何もしない時?
ゴルフの上達のヒントに。ビジネスの上でも、ひらめきのヒントに。
ゴルフを極めし者たちの生きた言葉を感じてみよう。
第9回は、
AON。一時代を築いたプロゴルフ界のビッグ3
中嶋常幸
集中力というのは、裏返すと言い訳をしない
ということ。
自分はそれまで言い訳が多すぎた。
(出典:心に刺さる!運命の言葉 偉人たちの名言集)
★中嶋常幸(なかしまつねゆき)
出身:群馬県
1954年10月20日-
中嶋常幸直伝ゴルフを極めるためメソッド
(NIKKAN SPORTS GRAPH) 単行本 – 2009/4/1
父・巌氏の英才教育で腕を磨き、1973年の『日本アマ』を当時最年少記録となる18歳で優勝。75年にプロ入りすると翌年早くも初勝利を挙げ、77年には『日本プロ』を22歳の“戦後最年少”で制した。
82年には4年連続キングの青木功を抑えて初の賞金王に輝いた。83年には年間最多勝記録の8勝をマーク。同年の『日米ゴルフ』ではジョニー・ミラーとの9打差を逆転して優勝している。85年には多くの海外選手を向こうに回して『太平洋クラブマスターズ』と『ダンロップフェニックス』に連勝。史上初の年間1億円を達成した。
海外での活躍も目覚ましかった。86年の『全英オープン』では1打差2位で最終日を迎えグレッグ・ノーマンと最終組でプレー。77と崩れて8位に終わったが日本のファンをわかせた。88年『全米プロ』ではメジャー最高位となる3位。メジャー4大会すべてでトップ10に入った初めての日本選手でもある。
賞金王に輝くこと計4回。90年代後半から不振に陥るが02年の『ダイヤモンドカップ』で7年ぶりの復活優勝。04年からはシニアツアーでも実力を発揮して『日本シニアオープン』と『日本プロシニア』を制し、レギュラーツアーと合わせて史上初の日本タイトル6冠を達成した。
近年は素晴らしい実績を讃えた表彰が続く。17年にスポーツ功労者文部科学大臣顕彰を受け、19年1月には日本プロゴルフ殿堂入り(18年度)を果たした。(出典:日本ゴルフツアー機構より)