ゴルフのキソ!~基礎基本を徹底~
今回から初心者の方にスポットを当てて上達までをサポートするシリーズを開始します。ゴルフの上手な「学び方」を身につけるにはどのような手順を踏むべきなのか。「学び方」のナビゲーションの役割を果たすことを目的とします。
How to be a Better Woman Golfer / ol slambert
今回から、ビギナーゴルファーに向けてのアプローチするシリーズを開始したい。テーマは「学び方」。ゴルフに限らず何か新しいことをはじめるときは、まずは学ばなければならない。もし、その学び方がよいものであれば、ゴルフの上達につながるはずである。このシリーズは、上手なゴルフの学び方に焦点を当てる。
(1)レッスンを受ける前に
ゴルフをはじめようと思った方の大半は、スクールなどでレッスンを受けるようになった。ゴルフスクールも花盛りで、選択肢も増え、学ぶ環境はかつてよりも格段に整っている。いい傾向である。しかし、ゴルフをはじめたばかりで即、レッスンを受けるという流れはおすすめできない。今回は、ここからお話をはじめよう。
Group Golf Clinic / Aberdeen Proving Ground
理由は、ゴルフに限らず学ぶということは、情報の受け渡しであるからである。
学ぶということは、学ぶ側が教える側の情報を受け取る作業である。まずは、情報を受け取る準備がレッスンを受ける以前に必要なのである。つまり、学ぶ側に予習が必要なのである。たとえ、教え方が上手なレッスンプロであっても、教わる側に教えを受け入れる土壌が育っていない場合、レッスンは正しく機能しないのである。
まずは、言葉を理解しておこう。ゴルフの用語は当然として、ゴルフ理論を伝える言葉は理解しておくとよい。
「アドレス」という言葉を例をとると、「アドレス」の意味だけでなく、その重要性も理解しておきたい。それができているだけでも学ぶ効果は全く違う。教える側から受け取れる情報が変わってくるからである。疑問点があれば、それを自分の中でストックしておくといよい。疑問は理解のスパイスである。
(2)本を中心に学ぶ
ゴルフのレッスンを映像で学ぶ環境も整ってきた。手軽で、解りやすいDVDで学ぶことは決して悪いことではない。
しかし、DVDだけで学ぶというのもおすすめではない。やはり中心に据える教材は、本であってほしい。それもできるだけ、文章の多い解説書である。理由は、「考える」という作業にある。
本で学ぶメリットは、人間は本を読んでいるとき、自然と並行して考えるという作業を行っているからである。
Practicando el Swing / jlastras
例えば、スイング時における体の使い方を正しく理解するとき、「考える」というプロセスを経ると体を動かす必然性を自然と植え付けることができるのだ。読むペースを学び手がコントロールできることもよい要素だ。ゴルフの基本を読む、考える作業を通して、じっくりと自分に落とし込んでほしいのだ。
ある程度、本で学んだ後であるならば、DVDを見ることは逆におすすめである。おそらく理解は本で学ばない場合よりも何倍もすすむであろう。
レッスンをもうすでに受けている人は、今からでも書店に行って気に入った解説書で学んでほしい。そうすれば次のレッスンで得られるものが格段に増えることを実感してもらえることだろう。
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